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【VTuber】最近伸びてる注目＆成功事例

しらたま。

最近、VTuberでアークナイツ配信をして爆発的に伸びる人増えたなーと、界隈の変化見ながら思っています。
過去にもRO（ラグナロクオンライン）の配信で伸びた人がいたり、

原神の動画で伸びる人がいたりいろいろ解説記事書いてたりするのですが……

紹介したい事例が増えてきたので、紹介してみようかなーと。
ちなみに、再現性の高い（マネしできる可能性がある）情報含みで、こういう伸ばし方もあるんだーという、ネタ的に読んでいただければ幸いです。

YouTube＆ニコニコで両方伸びた事例

イラストの描いてみた動画で爆発的に伸びたのがしぇりーさん。

2022年の春アニメ『SPY×FAMILY』（原作：遠藤達哉　ジャンプ＋連載）のキャラクター「アーニャ」のイラストメイキングショート動画が16万再生。

おなじくSPY×FAMILYのアーニャとベッキーのイラストメイキング動画が26万再生と大変にバズっております。

ほかにもショート動画で万再生の動画がいくつも出ているほか、ニコニコ動画に投稿した「ヨル」の描いてみた動画が公式のデイリーピックアップに選出。

ちなみに、ピックアップ時の数字の変化はこちら。

ニコニコでも万再生の動画が何本も誕生しています。
ヒットの理由は「本人の実力＋ライバルの不在」です。
というのも、SPY×FAMILYは初の映像化（アニメ化）であり、描いてみた動画を投稿する人がほとんどいなかったから、アクセスが集中したのです。

これが元々メジャーなタイトルで何度もアニメ化されている作品であれば、描いてみた動画の投稿数も多く、特に自分より人気の人がいれば埋もれる可能性が高くなってしまいます。
ところが、ほかにライバルがいないとなれば、検索やおすすめからアクセスが集中する、YouTubeがおすすめ動画としてピックアップする際の候補が極端に絞られる、ニコニコでもタグを経由して検索すると公式アニメやPVの真下に動画が表示されるなど動画の再生が加速される環境が整いやすくなります。
プラスで書いてしまうと、ニコニコの場合は無料で広告チケットを貰えるデイリーガチャを引けたり、クリエイター向けのチケットガチャ（90％割引チケットとか、後述するクリップ広告をつけられるチケット）があったり、広告で応援する仕組みが多彩なので……

クリップ広告（動画再生前に表示される約15秒の割り込み動画。一度に1万ポイント以上の広告をつけると発生）つけると、爆発的に伸びたりが良くあったりします。

描いてみた動画の投稿先といえば、pixiv、Twitter、YouTube、Instagram、TikTokと非常に豊富なため、ニコニコに投稿する人自体が少なく、「見たい人は多いのに、投稿数が少ないし、積極的に検索する人も少ないので、広告つけると大化けする」という事態が起こりやすいのです。

今回は「好きな作品を書いていたらバズった」事例ですが、別の見方すると「初映像化作品をいくつかチェックした上で、伸びそうなもの、投稿数が限られるものを先周りで描いて、自分のイラストを知ってもらう広告塔にする」といったことも可能だったりします。
ただ、本当に伸びるかはやってみないとわからないので、事前のリサーチや、工夫も大切になってきますね。
なお、しぇりーさんは夏アニメの「よふかしのうた」の動画もUPしているので、今後どう伸びるかも注目です。
（記事執筆時YouTubeで522再生・ニコニコでは47再生　アニメは7月7日より放映開始）


平日午後の歌配信が刺さった事例

VSinger&声優のシマナガエナさん。
2万再生を超える歌動画多数、YouTube登録者約1.2万人、bilibiliにも進出していて登録1.8万人、個人で3Dモデルも持っているなど実力派。

直近で出したさよならプリンセスのカバーも2.3万再生間近となっています。

そんな彼女が最近始めたのが毎週木曜15時からの1時間の歌配信。
毎週歌のテーマが変わります。
なかなか見向きもされない時間と思われがちですが、これが大当たりしていて、同接50人レベルが安定して出ているのがポイントです。
個人が平日午後に出せる数字としては、かなり凄いレベルになります。

歌に限らず、動画で伸びた人は配信にきてくれる人の確保に手間取るケースが珍しくなく、数字に波も生まれがちです。
ところが、定期枠を作ってから同接数・再生数なども安定する傾向があり、新たなファンの獲得にも成功しているレアケースになります。
ポイントになるのが、多くの人が配信する夜20時～22時など、ゴールデンタイムは大手＋個人Vを含めた配信者との競争が激しく、数字を取るのが難しいということ。
インパクトがある企画をぶつける、TwitterなどのSNS運用から考えるなど工夫をしないと、伸びるチャンスすら見えないケースもあります。
しかし、時間帯をずらすとライバルが少なくなり、かえって伸びやすくなる人もいて……
シマナガエナさんの場合ぽわぽわした性格や歌声が午後15時という時間帯にマッチしていたのもあるかなーと。
自宅で仕事中をしながらBGMがわりに聞く人もいるようで、需要と供給のマッチングがうまくいった事例といえます。
ゴールデンタイムを外した時間帯でファン層を厚くし、力を蓄えてから大型企画やコラボをゴールデンタイムにぶつける……と言った戦術も成立するので、こういう伸ばし方・伸び方もありますよーということで。

7/7　追記

七夕配信で同時接続100名を突破しました。

引用：【歌枠】初見さん大歓迎！七夕なので星の歌を歌います！ - sing a song -【 シマナガエナ/JPVtuber】

アーカイブはこちらから。


深夜～朝型のゲリラで伸びているケース

寝付けないから眠れるまで付き合って！　深夜だけど作業あるから～など、無軌道なスタイルながら同接数を数十人確保、登録者数も伸ばしているのが飴三屋かんろさん。
フリーランスのデザイナーであり、ロゴやイラストの依頼も受けつけていて、最近依頼が増えてきているということで、Twitterでうれしい悲鳴を上げられたりしていました。
ところで、働く時間が自由になると、生活も不規則になりがちなのがフリーランスで、かんろさんも深夜のゲリラ配信や、朝方などに「寝付けなかったら……」と配信を始めるケースが多かったりします。
それでも伸びているのはなぜかといえば……
卓越したサービス精神によるものが大きかったりします。
たとえば、良くある配信の一幕なのですが……

初見さんが来ると、こんな感じカットイン（手動）が入ったりします。

引用：【雑談＆お絵描き】ロゴ作ったりお絵描きします【VTuber】

いや、こんな演出されたら、初見さんはドキッとしますよねと。
ちなみに、カットイン見たさの初見詐欺をしようとする常連もいるため、Twitterで確認してカットインを出すか考えるシーンがあったりとか、演出で話題を盛り上げる（話題を作る）など、話のネタが尽きないのが魅力だったりします。

本当にゲリラ配信が多く、時間帯もまばらなので私もチェック仕切れていないのですが、深夜3時に平気で同接30人～50人とか出るときもある（特にウマ娘配信は数字が伸びる傾向がある）ので、フリーダムなスタイルでもエンタメ性をつきつめ、話題を広げることでファンがついてくるケースもあるんだという事例にもなっています。

なお、深夜は深夜で眠りそびれたクリエイターやVtuber、昼夜逆転生活をしている愉快な仲間たちがあつまるカオスな空間が生まれることもあるので、まったく触れたことない人はアーカイブとかで雰囲気味わってみるのもおすすめです。

個人でもチャンスを掴んでいる人はいる

今回は3名だけの紹介となりますが、独自の工夫や変わった時間の配信、YouTube外のプラットフォームでバズを起こした事例などは増えています。
最近だと、YouTubeの誤BANや、規制の強化の関係でニコニコ動画が注目されるようになり、さまざまなイベントが開催されるなど、Vtuberを取り巻く環境も変わってきています。
私自身、ニコニコ動画に動画を投稿し、配信をして収益関連の情報をチェックしたり、広告効果の検証などを行っていますが……
なかなか面白い市場だなーとは思っています。

あと、ニコニコ動画に動画をUPして、動画の概要欄にYouTubeの動画のURLやチャンネルURLをはると、ニコニコからYouTubeに見に来てくれる人がいることも確認しています。
YouTubeのアナリティクスみると、外部サイトからのアクセス項目にばっちりニコニコ入ってたりするので……

8月には動画投稿のイベントもあるようなので、そちらの情報も共有した上で今回は終わりとさせていただきます。
なお、動画投稿イベントですが、ニコニコ動画に投稿した動画を再投稿して参加は不可ですが、YouTubeなど外部媒体に投稿した動画（自己紹介でも何でも）をニコニコに投稿しなおし、イベント参加は可能です。
イベント時は注目度が上がるほか、歌ってみたや、技術の無駄遣い、特化型Vのための賞など、複数の賞があるようですので、話題にもどうぞ。

公式サイト

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