【ポケカ】サイドフォーBO3参加レポート【変則レギュ】
はじめに
昨今のnote、ハードル上がりすぎでは?
どうも。
静岡県でポケカをプレイしています、しらたま(Twitter: @shira_tama_ki )と申します。
前置きが長くなるのでタイトルを見て興味を持って頂いて本題だけ読みたい方は大見出し「サイドフォーBO3」の項まで読み飛ばしていただいて構いません。
見出しにも記入した通り、私は昨今のnote記事へのハードルが上がりすぎていると思います。
せっかくこのような個人が気軽に自分の考えを言語化して発信できる場があるのに、やれ優勝だの最高成績だの仰々しいタイトルの有料記事ばかりを見かけます。
かくいう私も一度だけ有料(本編は全文無料のお布施形式ですが…)を執筆させていただいたことがありました。
でもさ、もっと気楽に書いてよくない?
昔チラ裏なんて言葉があったけど、その感覚でnote書いても怒られやしないと思うんだ。
当然人によって感覚は異なりますが、私にとって無料noteはチラシの裏の落書きで良いと思っています。
もっと言えばTwitterは便所でつぶやく独り言です。
有料noteやカードショップ等が提供しているコラム記事はそれなりにきちんと書いた方がいいと思いますけどね。
ということで今回はどこに需要があるのかわからない&実施から日が経ちすぎている特殊レギュレーションについての記事を執筆していきたいと思います。
謝辞(宣伝?)
こういうのって最後に書くと読まれないパターンが多そうなので先に記載しておきます。
今回執筆する記事は「富士市のゲームスペース あなーば」様にて実施された非公認大会の記録です。
カードショップではなくあくまでゲームスペースで、様々なカードゲームやボードゲーム等を遊べる空間を提供しているお店です。
飲酒自体は可能ですがバーとは違い飲酒前提ではなく、入場料だけ払えばいくらいても良い、小学生の頃の「よく皆が遊びに来る友達の家」の大人バージョンみたいな場所です。
ポケカ公式の運営方針の変更に伴い24年10月から公認イベントの実施ができなくなってしまっていますが、特殊レギュの非公認イベントは月一ペースで継続していく予定とのことなので、興味を持って頂けた近場の方がいましたら、是非遊びに来てください。というか参加人数あまり多くないので来てくれないと無くなるかもしれない。
完全予約制なので、店舗TwitterへDMを入れてから来て下さいね。敷居が高いと感じたら一旦私(@shira_tama_ki)に連絡してもらっても構いません。
ちなみに余談ですが、この変則レギュ非公認大会の優勝賞品は次回のレギュレーション決定権です。
ぼくのかんがえたさいきょうルールで非公認大会を開きたい方は是非優勝狙って参加してみて下さい。
サイドフォーBO3
ルール説明
※こちらは2024年6月22日に実施され大会のため、カードプールは実施日時点でのスタンダードレギュレーションに従います。
(拡張パックで言うとナイトワンダラーまで)
ルールは基本的に現行のスタンダードレギュレーションに準じますが、準じると言えないくらい大きな変更点がいくつかあります。
・BO3形式
(以下、BO3の決着がつくまでの一連を"マッチ"、その中の対戦それぞれを"ゲーム"と呼びます)
・サイドは4枚
・手札にたねポケモンがいる場合、相手に手札を公開せずにフリーマリガンが可能
→1ゲームにつき一回のみ無条件で行える。
→二回以上行う場合は追加で行った回数分相手は勝利のために要求されるサイドの枚数が1枚少なくなる。
→お互いに二回以上のフリーマリガンを行う場合はお互いにサイドの取得枚数が少なくなる。
・サイドデッキを最大15枚用意し、ゲームごとにメインデッキと交換可能。(マッチ開始時は初期のデッキに戻す)
・制限時間は55分
・時間切れの際のルールは詳細に制定されていたが運用されなかったため割愛
要するに、マッチ制・サイドデッキ有り・フリーマリガンにより運要素を減らしつつ、初期サイド枚数を減らすことで短めの時間でプレーできるようにした、という感じです。
環境予想
さて、存在しない環境予想です。
こちらはルール発表時点で常連さん同士で話した内容と私の主観を3:7くらいの比率でお届けします。
記事の後半で以下の内容の答え合わせのような感じで振り返りもしていきます。
・序盤からツツジが飛び交うゲームになるのでは?
・後1ピィ自爆からのツツジが最強!w
・逆にナンジャモは自分の手札も増えにくいから実質ジャッジマンでちょっと使いづらそう。
・ロストが強そうだが、キュレムが登場するので2戦目以降が苦しそう。→逆にマナフィ2枚目をサイドデッキに仕込むことも視野。
・アグロ系統のデッキが強そう。
・特にミライドンexはどんなデッキにもほぼ2回の攻撃で勝てるため強そう。
・2進化系統は育てるアタッカーの総数が少なくて済むが、捲るほどゆっくりゲームができなさそう。
・特にリザードンexはスタンダードではTier1だが、初期サイド枚数が少ない都合火力が出なくて弱そう。
・エーススペックも交換可能なため、1ゲーム目でエーススペックが見えても2ゲーム目以降油断できない。
とまあ、こんな感じの前評だったと思います。
今思うとこの時まだライコオーガポンは流行ってなかったんだっけ…?
当時こんな話もあったと覚えている方がいたら教えてください、追記します。
デッキ選択
私しらたまのデッキ選択についてお話します。
まず、私の中ではミライドンexが最も使われると予想していました。
フリーマリガン可能なため後1ごっつあんプリファイやフォトンブラスターが決めやすく、後攻2ターンで勝利するハードルが非常に低いと考えたからです。
なんならフリーマリガンを2回行って相手のサイド取得要求枚数が1枚減っても影響が少ないです。(ミラーだとイキリンコex1匹でリーサルされたりはしますが……)
そこで、ミライドンexに強いたねアグロを用意すれば良いのでは?と考えました。
試行錯誤した結果、ウガツホムラexを軸としたアグロ構築を使用することに決定しました。
とにかく突っ走って相手のたねexを倒す。
ロストはサイドデッキでメタりまくって、2進化系統はせいぜいドラパルトexくらいだろうからマシマシラでどうにかする。という感じです。
当日のマッチアップ
当日の参加者は8人で、スイスドロー3回戦での開催となりました。
日が開いて振り返りをしているので細かいサイドチェンジ等は忘れている部分もありますが、おおまかな試合展開は以下の通りです。たぶん記憶違いもあります。
1.ディアルガVSTAR 2-1○
タイプ相性やスピード感的には有利だが、イキリンコexやミュウV等を迂闊に置くとスタークロノスから簡単に捲られるゲーム。
また、相手は非ルールを壁にしやすく、こちらはベンチポケモンを呼びづらいのでターンを稼がれてやすい。
こちらは勇気のお守りやいれかえカートを駆使してバトル場のポケモンのHPが220以下にならないようにアタッカーを押し付けることで、スタークロノスを使うターンにベンチポケモンを呼ぶための要求を課すことを意識して辛くも勝利。
サイドチェンジはツツジを抜いて炎エネルギーを増やしたくらいだったような気がする。
2.ミライドンex 2-1○
1ゲーム目はロストスイーパーを採用しなかったことを後悔しつつ敗北。
2ゲーム目はサイドチェンジで悪エネルギー、マシマシラ、れっかのつばさファイヤー、ツツジと何かを抜いてチヲハウハネと闘エネルギー、フレアシンボルのファイヤーらへんを投入したはず。「てつつぶし」が猛威を振るって1-1へ持ち込む。
3戦目は相手が先1非ルールサンダーしか出せずに番を終えたので、全力で走ってベンチを埋めてバーニングロンドを宣言して勝利。
(この時点で隣の卓がミライドンexミラーだったため、決勝の相手はどうあがいてもミライドンex確定。)
3.ミライドンex 2-0○
1ゲーム目はじゃんけんに勝って強気の後攻を選択。適所に勇気のお守りを貼って後1から先殴り出来るアドバンテージを活かして勝利。
2ゲーム目は相手が頭を抱えつつもミライドン(アクセルピーク)を採用したいわゆる未来バレット型にスイッチ。
ここでも「てつつぶし」が猛威を振るって勝利し、優勝!
環境振り返り
当日のデッキ分布は以下の通りでした。
・ミライドンex
・ミライドンex
・ミライドンex
・ドラパルトex(ピジョ型)
・ドラパルトex(ボム型)
・ウガツホムラex
・ディアルガVSATR
・ルギアVSTAR
やはりミライドンexが環境の中心になることは大方の予想通りでした。
それに対してドラパルトexは高い耐久力を活かして1体育てて2回攻撃すれば勝てること、非ルールにも強いことから2人が選択。
ディアルガVSTARはサイドが6枚のスタンダードと違い、一度スタークロノスを宣言できれば勝利に直結するためダークホースとして君臨。
ルギアVSTARはテツノカイナexを動かしやすく、レガシーエネルギーによるサイド奇数ずらしが強いとみての選択だったのでしょうか。
結果としては1戦目終了時点で上位卓がミライドンex×3・ウガツホムラexとたねアグロのデッキが席巻。
初戦が全てたねアグロvs進化デッキとなったのはよくできた偶然ですが、やはり速さこそ正義と言わんばかりに進化デッキが全て狩り尽くされてしまいました。
使用デッキ振り返り
この項目は私個人のデッキ振り返りです。
まず、ロストや2進化系統を見てメインデッキにファイヤー(れっかのつばさ)を採用していましたが、ほとんど活躍しませんでした。
ファイヤー(フレアシンボル)をメインデッキに入れて置けばエンテイVのバーニングロンドやウガツホムラexのヒートタックルでHP70のたねポケモンを倒すハードルも下げられたため、こちらをメインデッキに採用すべきでした。
また、不意のヒーローマントやサバイブギプス、勇気のお守りを考慮してロストスイーパーも採用すべきでした。
状況によってはマグマの滝壺の効果を1ターンに2回享受して押し切るといった展開や、ミュウexのために手札を減らす手段にもなり得ます。
ツツジに関してはこちらがサイドを1枚取られる場面が限りなく少ないことと、オーリム博士の気迫やボスの指令を計2~3回打ち切って且つ展開が非常に多かったため、不要だったと考えます。
エーススペックはプライムキャッチャー一択だと考えていましたが、2進化exと当たった場合を考慮するならサイドデッキにマキシマムベルトを仕込んでも良かったかもしれません。
全体の振り返り
参加者全体の意見として、ルールは非常に好評でした。
フリーマリガンによる事故の軽減、サイドデッキによる有利不利の逆転は戦略性が広がって、ルールを考案した"あなーば"店主さんの目論見通り非常に運の要素が軽減されていたと感じます。
サイド4枚に関してはゲームスピードが速すぎるため2進化を立ててじっくり戦いたい人にとっては否定的だったかもしれませんが、それも込みでたねアグロ中心の環境が出来上がっていたのはスタンダードと異なる点で面白かったです。
それでいて進化系統のデッキも今回は奮いませんでしたが、用意するアタッカーの総数が少なくて良い点や耐久力を活かして倒せるポケモンがいない状況を作り出す等の戦略も考えられ、複数回開催していけば強い2進化構築が生み出される可能性も感じました。
それでは前評の答え合わせをしていきます。
・序盤からツツジが飛び交うゲームになるのでは?
→全然そんなことはありませんでした。
たねex系統のデッキではそもそも相手にサイドを1枚取られる場面が少ない、非ルールもごっつあんプリファイによって無理やり2枚持って行かれる場面が多い、そもそもターン数が短いので自分の動きのためのサポートを使うので精一杯、といった理由が考えられます。
・後1ピィ自爆からのツツジが最強!w
→誰もやってませんでしたw
・逆にナンジャモは自分の手札も増えにくいから実質ジャッジマンでちょっと使いづらそう。
→ツツジが使いにくいのと同様の理由でやはり不採用・採用枚数を抑える人が多かったように思います。
・ロストが強そうだが、キュレムが登場するので2戦目以降が苦しそう。→逆にマナフィ2枚目をサイドデッキに仕込むことも視野。
→キュレムとテツノカイナexを恐れて(?)誰もロストを使用していませんでした。
メタられやすさと、山札を掘るのに十分なターン数も作りにくいため、結局必要なパーツに辿り着きにくい…と大方の人が考えたのではないでしょうか。
・アグロ系統のデッキが強そう。
→これは大当たりでした。手札干渉を打つ余裕があまりない環境のため、走り切って勝つような試合展開が多かったです。
・特にミライドンexはどんなデッキにもほぼ2回の攻撃で勝てるため強そう。
→これもその通りでした。マッチアップの妙もあったとはいえ、上位卓が3/4ミライドンexで埋め尽くされるとは…。
・2進化系統は育てるアタッカーの総数が少なくて済むが、捲るほどゆっくりゲームができなさそう。
→これも予想通り。私は当たらなかったため細かいゲーム展開は見れていませんが、結果としていずれもミライドンexに押し切られる形になっていました。
・特にリザードンexはスタンではTier1だが、初期サイド枚数が少ない都合火力が出なくて弱そう。
→誰も使用していませんでした。一応一撃で倒されにくい強みはありますが、"相手のたねexを一撃で倒すことができる状況"で戦えるターン数が極端に短いのが向かい風だったと感じます。
・エーススペックも交換可能なため、1ゲーム目でエーススペックが見えても2ゲーム目以降油断できない。
→実際にエーススペックを交換している人は私は確認できませんでした。が、上記のように手札干渉しづらい環境であるため、1ゲーム目でアンフェアスタンプを見せ、2ゲーム目以降で警戒させてゲームテンポを遅らせつつ他のエーススペックを強く使う等の駆け引きもあって良かったのかなと思いました。
最後に
今後の予定
今回の記事は6月22日に開催された非公認大会の記録でした。
記事執筆時点での開催記録・予定は以下の通りです。
7月 レベルボール杯(HP90以下のポケモンのみ採用可)
8月 大怪獣exバトル(進化exポケモンのみ採用可、手札から直接場に出せる)
9月 非エク2進化選手権(ルールを持たない2進化のみワザ宣言可能)
10月 ダブルバトル(バトル場2体、ベンチ4体)開催予定
今後もこれらの大会についてレポート記事を上げていこうと思います。
また、特に面白いと感じたレギュレーションについては是非他の変則レギュ自主大会やサイドイベント等でどんどん取り入れて普及させて頂けますと私が個人的に喜びます。
おまけ
私はこの他にも過去レギュ・変則レギュや、ポケカを用いた変な遊びを色々と考えて遊んでいます。
変な遊びは具体的には他のボードゲームにポケカ要素を混ぜ込んだような感じで、
・ポケカITO
・ポケカアキネータークイズバトル
・ポケカイラストかるた
等々…。
こちらは不定期でしらたま家に固定のポケカ仲間を集めて開催しており、できれば動画にまとめて発信していこうと思っているのですが、なかなか編集の時間が取れず難航しております。
こちらもいっそnoteで読み物として出すかどうかも考えていますが、果たしてどれくらいの方に興味を持って頂けるのか…。
とまあそんな具合で今後も適当な記事をぼちぼち出していきます。
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。