てんこもりなバースプランと、その結果
妊娠中期頃から、
「そろそろバースプランを考えて、入院までに書いてきてくださいね」
と、検診で言われるようになった。
初めてのお産であまりバースプランのイメージがつかなくて、Instagramでみんながどんな内容を書いているのか確認した。
ふむふむ、こんな希望を書いていいんだ!
病院でもらった赤ちゃんのテキスト(冊子)に直接書かなきゃいけないから、失敗しないように、次回の検診で何ができて何ができないか事前に確認した。
「できないことはできないとお伝えするんで、とりあえずやりたいこと全部書いてください」
じゃ、てんこもりにバースプランを書いてみよう。
何日かかけて分娩を想像しながら希望を考えてみた。
【バースプラン】
●家族の一生の思い出に残るお産。夫婦で一緒に赤ちゃんを迎えてあげたい
●自分のことや痛みだけに気持ちをフォーカスせず、赤ちゃんファーストで前向きな気持ちで分娩したい
●陣痛中にお願いしたいこと
・頑張れるようにポジティブに励ましたり褒めてほしい
・お産の進行具合を細かく説明してほしい
・温かい飲み物や湯たんぽが使いたい
・動画を固定カメラで撮りたい
・分娩時の便や尿は夫に見られたくない
●出産時にお願いしたいこと
・生まれる直前、直後に沢山写真を撮って欲しい
・会陰切開をなるべくしたくない
・赤ちゃんの生まれる週間を見たいので、その時に声をかけてほしい
・臍の緒カット前に母体と胎児がつながっている写真を撮りたい
・夫に臍の緒をカットしてほしい
・臍の緒をカットしたあとに断面の写真を撮りたい
・胎盤を触りたい、写真を撮りたい
●後日、分娩の進捗がわかる助産録のコピーかメモがほしい
・・・こんなに沢山書いたけれど、結果はさすが総合病院。
1番希望していた写真や動画はほとんどダメだった。。うぅ。。
できたこと、できなかったことの結果は以下のとおり。
●家族の一生の思い出に残るお産。夫婦で一緒に赤ちゃんを迎えてあげたい
→出産の2ヶ月前からコロナ対策の規制緩和があり、家族1名のみ立ち会いOKに。
無事、夫と一緒に赤ちゃんを迎えることができた。
立会出産には賛否両論意見があると思うが、私は娘の誕生の瞬間を夫と共有できたこと、命かけて産んだ・生まれた姿をそばで見守ってもらえたこと、腰をテニスボールで押したり、「頭見えてきた!あとちょっとだ!!」と声掛けしたり夫婦で出産にのぞめたことは本当によかった。
その後の家族形成にもよい影響があったと思う。
●自分のことや痛みだけに気持ちをフォーカスせず、赤ちゃんファーストで前向きな気持ちで分娩したい
→急遽無痛分娩じゃなくなったことで、否が応でも頭は痛みでいっぱいだったけど、
「自分だけじゃなくて赤ちゃんも苦しい思いをして産道を通ってきてる」と思うと頑張れた。
頑張るしかない!産むしかない!っというかもうやめられない!(本音)と
最短で出産するゴールだけをイメージして分娩した。
思っていた「前向き」なんて余裕は1mmもなかったけど、「前を向いて最短目指す!ふんがー!」という積極的な気持ちで、
結果・・・病院について約4時間で爆誕!
●陣痛中にお願いしたいこと
・頑張れるようにポジティブに励ましたり褒めてほしい
・お産の進行具合を細かく説明してほしい
→助産師さんがこまめにサポートしてくれたおかげで、最後まで心が折れず、分娩できた。感謝
・温かい飲み物や湯たんぽが使いたい
→むしろ汗ばむくらいで、常温の飲み物で十分だった。
湯たんぽも、持っていってたホッカイロも使わず終了。
・動画を固定カメラで撮りたい
→医療行為(生まれるまで)の撮影はNGとのこと・・・悲しみ・・・
・分娩時の便や尿は夫に見られたくない
→意識できる余裕なんてなかったけど、そもそも全くでなかったらしい。
●出産時にお願いしたいこと
・生まれる直前、直後に沢山写真を撮って欲しい
→分娩後は初めて念願の写真が撮れた!
家族の一生の宝もの。動画も残しておいて、本当によかった。
・会陰切開をなるべくしたくない
→赤ちゃんに臍の緒が巻き付いてて、5センチの切開。
毎日会陰マッサージやったけど、しょうがない。
・赤ちゃんの生まれる週間を見たいので、その時に声をかけてほしい
→ブルーシートがかかってて、下を見ても全然見れなかった笑
・臍の緒カット前に母体と胎児がつながっている写真を撮りたい
→撮影NG
・夫に臍の緒をカットしてほしい
→医療行為なのでNG
・臍の緒の写真を撮りたい
→撮れた!
これで赤ちゃんに栄養を送ってここまで大きくなったんだ・・・と思うと感謝の気持ちでいっぱいに。
白くて(びっくり!人間の臓器で白ってあるんですね)、思ったより硬くて弾力があって、ゴムチューブみたい。
予想と全然違ってびっくり。
血まみれでグロテスクなので公開では載せませんが、
興味ある方に向けて最後に有料で載せます。
・胎盤を触りたい、写真を撮りたい
→撮れた!
でっか!!!というのが初めてみた感想。
顔と同じ位の大きさのレバーを想像してもらったら良いと思います。
触感もそんな感じでした。
「今日までありがとう」
ゴム手袋をつけて触りながら心のなかで何度も唱えた。
機会があれば、本当は胎盤を食べてみたかった。
栄養がすごいあるらしい。
総合病院はお祝い膳もないくらいだから、そんなオプションはもちろんなかったけど。
●後日、分娩の進捗がわかる助産録のコピーかメモがほしい
→用紙ではもらえなかったが、後日バースレビューをしてもらえた。
以上、てんこもりなバースプランと、その結果でした!
臍の緒と胎盤の実物の写真は以下からどうぞ。
こんなに大きなものが自分の中からでてきたなんて、本当にびっくり。
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