私がポイを好きなわけ

こんにちは。
札幌に帰ってきたのに暑くて日々キレ気味のしらたまです。

以下、驚くほどダラダラ文章を書いてます。
サボテンルーチンの解説(?)だけ読みたい方は
「サボテン公演のルーチンコンセプト」
まで飛んでください。

それ以外の文章はお時間ある方だけお読みくださいまし……(ぺこり)


私は大会や公演のあとには休息がほしいタイプなんですが(≒モチベ下がる)、
逆にモチベ爆上がりするタイプもいるらしくて
やっぱり私は底辺でダラダラやってるのがいいわ……と気持ちを新たにした今日この頃です。

先日7月16日、北大奇術研究会のOBOG公演(以下サボテン)を終えたばかりでマジでやる気がない。
ので、動画編集したりnote書いたりしてます。

今回のテーマは2本立て。
私がポイを続けている理由と、サボテンルーチンの解説(?)です。


なんで6年も続けてるんだろう

2023年7月、とうとうジャグ歴7年目になってしまいました。
この6年間ポイしか触ってなくて(一瞬エイトリング触ってたことはもう忘れた)
その上4〜5年目はほとんど練習していなかったので、
7年目にしては下手すぎるポイスピナーが爆誕してしまいました。

オホホ……

6年もやってたら当然楽しいことばかりじゃなくて、
むしろ苦しい時間が大半だったなと。
特に大学4年間は暗黒でした
(という旨の大学振り返りnoteを書こうとしてはメンブレして断念している)。

たかが趣味、こんな苦しい思いするくらいなら辞めたらいいんじゃないと思いますよね。
私もそう思います。ええもちろん。

なんなら関東出たあとは本気で辞めようと思ってました。
(当時のド鬱の文章がnoteの下書きに残っていたので公開しようかと思ったのですが、
さすがに人様に見せるものではなかったので自重します。)

結局辞めずにこの前の公演に出たわけですが。
辞める辞める詐欺はこのときに限ったことではなく、
私のジャグ人生の中では結構あった気がします。こういう奴が1番嫌われるんだよな

こういうときどうやって立ち直ってるか考えてみたのですが、
おおよそ2つの要因があると考えています。

  1. 周囲の人の影響

  2. 結局ポイという道具が好き


私は人に生かされている

多分私は、ジャグリングを通じた人との交流を求めているんだと思います。

上記のド鬱から立ち直ったきっかけは、
中部学生ジャグリング大会でした。
メンタルが最底辺に落ちてから1週間くらいで大会本番。
当然メンタルが戻ってるわけもなく、
自分の中ではギリギリ及第点くらいの演技を披露して
やっぱ辞めたいなあ恥さらしだったよなあと
じめじめしていました。

そんな私を救ってくれたのは、そのとき話しかけてくださった皆様です。
その節はありがとうございました。
大袈裟かもしれませんが、ここで辞めてしまっていたら
今とても退屈な日々を送っていたと思います。

わざわざ私の座席まで来ていただいて、
直接お褒めの言葉をかけていただけることほど贅沢なことはありません。
感謝してもしきれないくらいです。
苦しい苦しいと思いながらも、続けていて本当によかったなと思いました。
実はちょっと泣きそうでした。
えへ

今でもこのときの大会ルーチンを褒めていただくことがあり、
大会に出てよかったと心から思いました。

東京でも
ポイの技術力が上がったことはもちろんですが、
それ以上にポイ/ジャグリングが好きな方々と交流できたことが本当に嬉しかった。

そういえばジャグリングってすごく楽しいものだったなって思い出せました。

そういう幸福を味わってしまったために
札幌での練習は苦しいちょっと寂しいですが、
私を生かしてくださった皆様に顔向けできるよう
これからもジャグリングを続けていきたいと思います。


東京行きたい。


ポイは不安定で美しい道具

なんでポイが好きなの?と聞かれたら、
綺麗だから、と答えます。

もちろん人それぞれの答えがあると思いますが、私はそう思います。

アカトリさんの「鎖の少女」ルーチンに感化されてポイを始めた私は、
あのどうしようもなく美しい軌道に一目惚れしてしまいました。

でも他にも軌道を描く道具は色々ある。
なんでポイだけが刺さったんだろうなあと。

考えた結果、その不安定さにあるのかな、と思いました。

ポイは、紐に重りがついた道具です。
紐はピンと張ることもあればたわむこともあります。
そのときはピンと張っていても、使い手の力量と表現で大きく変化する。
そういう不安定さというか、不確定性というか、語彙力がないですがそういうところが好きです。

テールポイが1番好きなのもこの由来かもしれません。
テールって多分全く同じ軌道を描くことがない、不確定性の頂点みたいなものだと思うんです。
単純に綺麗っていうのもあるけれど、その一瞬の軌道が私は好きなのかもしれません。

まあソックスポイに浮気してるうちにテールの扱い下手になりすぎてて、
別れる寸前のカップルみたいな関係性になってしまいましたが……(は?)。

最近は、ポイの多様性もその魅力のひとつだと感じています。
これについては後述します。


サボテン公演のルーチンコンセプト

以上の主義思想を踏まえまして、私のサボテンルーチンは
ポイはいいぞ〜感謝を添えて〜
です。

ダサいとか言うな。

あんまり完成度上げられなかったのでフル動画あげるかかなり迷ったんですが、
社会人一発目のルーチンだしな、と自戒も込めてアップしました。


ポイって面白い道具だよ

まず、曲について。
かっこいい曲に飽きたのでかわいい曲を使おうと思い、Eveの心予報を選択。
あまりにキャラに合わなくてむず痒かったです。
まあこれも経験ですね。

表現力のあるポイスピナーを目標にしているので、
好きな系統の曲ばかり使うことのないように多少気を遣っています。

次、構成について。
大会ルーチンでソックスポイを使用した私は、ポイは種類ごとに面白さが違うなと実感しました。

これまではずーっとテールポイばっかり触っていたので、全然気づかなかったのですが。

ひとつのルーチンの中で数種類のポイを使って、その差を魅せることができたら面白いんじゃないか?

これが最初の漠然とした演技構想でした。

イントロ〜1番 テールポイ
・スイング、軌道魅せる技、クローバー

2番〜Bメロ ソックスポイ
・トス、アイソレ、ペンドラム、ボディトレース

2番ラスサビ〜アウトロ ポッドポイ
・オービタル、インフィニットスパイラルラップ、クローバー?

当時の構想メモを最新メモから再現したもの

よく見たら真ん中、ソックスポイですね。
本当はソックスポイを使おうと思っていたのですが、トスが難しすぎてコンポイを買いました。
だって私のソックスポイ、ものすごいビョンビョンするんですよ。驚くべき伸縮性。

閑話休題。

ここまで考えたらいつも通り感性の赴くままルーチンを作るだけです。
それが難しいんですけどね。

上記の構想は5月のGWにはできていたのですが、
社会人生活で〜5月は特に精神的に余裕がなく、
生活に少し慣れてきた6月、さすがにルーチン作ろうと思ったら喉風邪を引いてまともに練習できない事態になっていました。

以上言い訳。

そのため、多少妥協した部分もありましたが、こだわりポイントもいくつかあるので、動画中の秒数とともに以下に記します。

 ・1番 Aメロ 0:29〜0:54
今回のお気に入り1ポイパートです。
静と動といいますか、ストールと普通に回すときの対比を狙ってみました。

個人的に公演ステージでの1ポイは
「ポイってこういう道具だよ!わかってね!」
のためにやると思ってるので、基本的な軌道を描くのみに留めています。

・1番 Aメロ 0:43〜0:48
メルトダウン/コスモ君→BTBウエストラップの流れにずーっと憧れていたので、
BTBウエストラップができるようになった喜びで入れました。

・2番 Aメロ 1:41〜1:58
初めて本格的にトスを入れてみました。
基本スイングが好きなのでそれ中心ですが、トスを入れるとアクセントになっていいな〜と思いました。
あとジャグリング感が出ていい。

曲調が変わる1:54〜のところ
もっと曲に合わせてノービートトスをやりたかったんですが、練習不足。

・2番 ラスサビ 2:34〜3:04
4年ぶりにポッドポイをステージに引っ張り出してきました。
光るポイだからこそできる/映える/魅力が伝わる技ってなんだろうなあと悩みつつ、
なんとかかんとか作ったシークエンスです。

軌道を魅せるという点ではテールポイと被ってしまうんですよね。
今でも正解のシークエンスだった気はしないんですが、
好きな技を詰め込めたのでまあよし。

本番1週間前くらいから急にオービタルが安定しなくなってしまったのは反省点。
本番もギリ耐えくらいの完成度でした。

・アクセントの技
今回はフラワー(横軸方向)を採用。
1番と2番のBメロ終了直前に入れています。
ちゃんとした技名があったら教えてください。

・全体的な雰囲気
心予報は、バレンタイン時期にGhanaのCMで採用された曲です。季節外れとか言うな
MVでも誰かに恋する人たちの姿が描かれています。
好きな人に気持ちを伝えたい、でもドキドキする、でも伝えたい!
そういう気持ちをもっと丁寧に描けたらヨカッタナーと思っていますね。

こだわりポイントじゃなくて反省点かい。


東京で教えていただいた技たち

前回の記事でも書きましたが、東京でお世話になった方々には本当に感謝しかありません。

自分なりに感謝を示す方法として、東京で教えていただいた技を演技に入れるのを採用しました。

以下にその技名を列挙します。
技名間違っていたらご指摘ください。

・BTBウエストラップ
1番Aメロで採用。
冗談抜きで3〜4年前くらいから練習してて、今年5月にようやくできるようになった形です。

・スパイラルラップ
1番サビで採用。
なんとな〜くできるような……うーん……という状態からわりと安定するようになりました。
ただし本番ではミスりました。おのれテールポイ練習不足です。
手首をきゅっと返すのがポイント(備忘録)

・トス系
2番Aメロで採用。
手首のスナップで投げるというより、腕の力をそのまま伝える(?)
……言語化が難しいんですが、上記のアドバイスを頂いてから急激にできるようになりました。
習熟度はまだまだなので、新しい技も含めてもっと練習したいです。

・オービタル
2番ラスサビで採用。
某番組で某タレントさんが一瞬でできるようになった技ですね。
当時3年目の私はできませんでした。チクショー
某タレントのファンであろう知らんおっちゃんに「できる?」って聞かれて「できねーよコノヤロー」って言いました(言ってません)。

7年目になってやっとできるようになりました。めでたしめでたし。

・インフィニットスパイラルラップ
同じく2番ラスサビで採用。
スパイラルラップができるようになったあとに教えていただいたような気がします。
360度カメラでのインフィニットスパイラルラップ動画を見て、ポッドポイパートには絶対入れなきゃと思った記憶。

以上
この技たちがなかったら演技は成り立っていません!
改めて、3ヶ月間とてもいい環境で練習ができたなと実感する日々です。
本当にありがとうございました。


おわりに

7月21日には書き始めていたのに公開日が8月6日。一体どうなっているんでしょうか。

書き始めちゃったし完成させるか、のノリで書いたので、文章の変なところは脳内補完でお願いします。

おかげで状況も全く変わっており、
冒頭では公演終了直後でモチベなくて練習できていないと書きましたが、
なんと8月20日までに1つルーチンを作らなければならなくなりました。

現在選曲が終了したところです。
モチベはまだ戻ってきていません。
ルーチン制作RTAがんばります。

次回、しらたま、死す。
デュエルスタンバイ!

それでは。

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