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ずっと恋愛ごっこだけしていたかった 35

本当はそんなきれいごとじゃなかった

何か丸く収まったみたいな書き方をしましたが
実際はそんなきれいごとではありませんでした
鮮明に思い出しましたので
ちゃんと書きます

もちろん修羅場でした

それに上手く
すり抜けられていたような書き方をしましたが
実際はお互いがお互いの存在
何なら顔まで知っていたみたいです

両方の会社が比較的近かったせいもあり
旦那の方は私の会社の前で
相手はどんな奴か見るために張ったようです
一瞬で相手が分かったと言われました
私が選ぶちょっと不良っぽいというか
危険な感じのする
独特の雰囲気があったんだそうです
(いかにもお前が好きそうなタイプって言われました)

自分では全然気が付いていませんでした
あんなに子犬系男子が好きと言っていましたが
自ら好んで
子犬じゃない人を選んでいたんですね

それに
名前まで言い当てられました
一体どうやって調べたんでしょうか?
背筋が凍って頭が真っ白になり
呆然としてその場に立ち尽くしてしまいました
動けなくなるくらい恐ろしくなったのは事実です

旦那の会社の人達も私を良く知っていたので
道で捕まえられて
一体何があったんだと問い詰められました
10キロくらい痩せてしまったそうですから
なんて答えたのかは憶えていません
その時点では私にはどうでもいいことでしたし

でもね途中までは
向こうは既婚者のままだったんですよ
多分ですけどね
言い訳ですが
私はもうそういうのは嫌なので
清算してしまいたかったという気持ちもありました
こちらも言い訳ですが
離れていたかったので
いつあちらが別れたのか正確なところは知らないのです
聞きもしませんでした
それによくよく調べたら
向こうにも私以外にまだ相手はいたんです
それはまた書きましょう

私にも
無理やり記憶から消してしまったことがありましたので
それはそれでお互い様ですが

彼ともですよ
修羅場でした
一回は蹴とばして帰ってきました
これもまたきちんと書きましょう
テープを作ってくれる前です
でも私がテープを作って欲しいと頼んだのかもしれません
人は都合のいいことしか憶えていないんだって
とても良くわかりました

結婚生活が
幸せじゃ無く感じるのも
私のせいなんだろうと思います
でも違う人と結婚していたら
息子たちには会えなかったと思っています

違う人と結婚していたらは
考えないことにします

もう戻ることはできないんだから


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