ずっと恋愛ごっこだけしていたかった　３０

みんなのその後

ディスコで遊んでいた当時の人たち
どうしているか途中までわかる人はいます

一番仲が良かった美容師の友人はマレーシアへ
メキシコ人の彼氏と結婚して
その後手紙をくれて
でも途中で
どうしてだかうまくやり取りができなくなりました
今ならＳＮＳで探して繋がれたんですよね
・・・もう忘れられてるだろうな
今これを書いていて懐かしてたまらなくなり
探してみようかなって気持ちになっています

それから
私が結婚する前の最後の会社に
ある取引先の営業マンとして
最初にディスコで出会った人がやってきました
（最初の・・・ですね）

私と知り合った当時は
デザイナーやってて羽振りが良かったけど
そんな人がびっくりするほど低姿勢で
何だか小さくなっているように見えました
それでも名刺をもらう前に一瞬で　
これはあの人だ！って分かりました
私ですよ
ご無沙汰しています
何度言いかけたことか
私に気が付いてくれたでしょうか？

取引をしている最中に会社の人に
元カレが来ましたって一応報告はしました
（何で言ったかは不明
変な態度しちゃったら怪しまれると思ったのかな？）
えーどの人？って聞かれましたけど
それは言いませんでした
その時の今カレも前の席にいましたし

あんなに小さくなったような姿
本当は見たくなかったな
だから気が付かないふりしていてあげようって
何となく思ったのを憶えています

時間は少しさかのぼりますが
他の人にも仕事繋がりで会いました
大事な友達の記事に書いた友人と
バンド組んでた仲間で
あのディスコの出会って付き合ったふたりともの友人
何なら後の方の子と同じ大学で親友で
私も友達だった人
あだ名もフルネームも忘れていません

私が新卒で入った最初の会社に
その数年後
ある支店に入社してきました
彼は自分の故郷に帰ったのです
本社会議の時に声掛けられて分かりました

この男の子とは
いつまでも仲良くて
最初会った当時
私のことをどんな風に感じたとか
忌憚のない意見をいろいろ言ってくれていました
最初の彼のことも
（ひとつ前にに出て来た人のこと）
次の子のことも
愛のあるイジりをしてくれたのはこの人だけ

その彼に
よくここに入れたね
俺大変だったよ
と褒めて貰い
誰から言われるよりうれしかった気がします

東京は嫌になっちゃったの？
と聞いたら
もう学生じゃないからね
結婚もしようと思ってるし
と彼の口から聞いた時
あー大人にならなきゃと思いました

私何やってるんだって
いつまでもふらふらしてる私
当時かなり動揺しました

何も言えずにただ耳が真っ赤になる感覚
穴があったら入りたいような感じ
こそばゆいような
青春だったなって感じも
その時そんな気持ちになったって
晴れやかに見えた彼の笑顔とともに
それを今思い出しました