自己紹介と現在地
初めまして、私は白滝(しらたき)オルソです。
会社員をしながら、昼休みにアマプラで見るアメリカドラマを生きがいにして生きている、現在33歳女性。
あまりにも頭の中で考えなければいけないこと、つい考えてしまうことが多すぎて、自分のためにも文章を書こうと思い立った。何をそんなに考えなければいけないのか?
それは紛れもなく、「子供を持つかどうか」。
なぜそんなに考えるのか?世の大多数は子供をもっているじゃないか、と思う方もいるかもしれないが、私はその大多数の方ではないことに最近気付いた。私は生まれてから一度も、子供を持ちたいと思ったことがない。私の将来像の中に、自分の子供が登場したことがないのだ。
結婚すると決めた時に、夫と子供について話したことがある。私が「子供については将来どう考えている?欲しいの?」と聞いたところ、「ん〜2人くらい欲しいかな」というテンプレートの解答を受け取った。その時も私は全く自覚がなかったので「ふーんそうかぁ2人ね、じゃあもし2人なら38歳くらいまでには2人とも産まないと体力的にもきついと思う」という大雑把な解答をした。そこでこの話は終わった。
そこから数年が経った昨年。特にきっかけはなかったが、ふと「本当に私は子供が欲しいのか?」と自問自答した。その時の私からの答えは「あれ?もしかしてちょっと欲しくないかも?」だった。
結婚前に「子供は2人」などと話していたのに契約違反だ!という人が出てきそうだが、果たして自分自身が数年前に言っていたことと、今言っていることが一緒だと約束できるだろうか?もし一緒であればそれはそれで素晴らしいことかもしれないのだが、一緒でないことを責めることは難しいと実際に身をもって知った。人の考えは変わる。
ある日、いつものように夫と2人で休日に近所を散歩している時、私は勇気を振り絞りつつ、何気ない感じで「結構重大な質問をしてもいい?」と切り出す。
「もし私が子供が欲しくないと言ったらどうする?」と聞いた。夫は「2人でももちろんとても楽しいし、子供がいても楽しそうだと思うから、僕はどちらでもいいよ」と。なんと寛大なんだろう。私は心から救われた。多分、少し泣いたと思う。
ここまではよかった。
そこから数ヶ月が経ち、その間に私も夫もいくつか本を読んだ(この本の感想はまたnoteで書きたいと思う)。その中で犬山紙子さんの本「私、子ども欲しいかもしれない」をお互い読み終わってから、夫に素直な感想を聞いてみた。そうしたら「やっぱり僕は子供が欲しいなと思ったよ」と言ったのだ。あぁ、聞いた私が悪かった。完全に自分で自分の首を絞めた。「どちらでもいい」と「本当は欲しい」は両立しない。「本当は欲しい」のだから。
ここが私の出発点だ。
このnoteではこの出発点から、今後どのように進むのか、私自身もわからないが、読んだ本の感想であったり、私たち夫婦の経過、私自身の気持ちも含め記録していきたいと思う。