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019_おうちにロボがやってきた!

前回までのあらすじ

 もろもろ勉強の進捗と、スタックチャンとの出会いに関しては、こちらの記事をご覧ください。

スタックチャンが家にやってきたぞ

 今年の"セルフ誕生日プレゼント"枠で6月後半ごろ我が家にやってきたスタックチャン。淡い期待と不安、それから回避不可能な忙しさに揺られ、揉まれ、ついにお盆に突入した。落ち着いて取り組みたかったのもあるが、あっためすぎである。

ボディを組み立てるぞ

 箱を開けて一つ一つ部品を開封する。素人なので、素手で触っていいものなのかどうか判別がつかない。

赤いやつはなんとなく使う直前に開封した。かっこいい。

 Githubに作り方が公開されているので、順を追って組み立てていく。なんだかやけに工具の多い家に生まれたおかげで、ドライバー等買い足す必要はなかった。六角のやつも合うサイズがあった。すご。
 器用な方ではないが、ものをくみ上げるのが好きなので、この辺はずっと楽しくてニコニコだった。

プチパニックたち

>>力加減がわからなすぎる<<

 差し込み、部品外し、押し込み……これ壊れない?!?!本当に壊れない?!?!大丈夫?!?!?!?

>>妖怪ネジ落とし<<

 「ショートするので、ネジと基盤の銀色部分をくっつけてはいけません(意訳)」におびえまくっていた。ネジは1000回落下した。絶対掠った。

>>逆<<

 ちゃんと説明通りに組み立てたはずが、突起の位置が2か所も真逆だった。回る部位だったので、ぐるぐるして修正した。どうして……

このネジ留めに時間を要した。緊張した……

いのちを吹き込むぞ

 なんとか組み立てが完成したので、PCに繋いで中身の作業に移る。HTML、CSS、そしてJavascriptを欠片だけ味見した程度の人間なので、こういったプログラムは触ったことが無かったけど、コードに抵抗感が無い状態で取り組めたのは幸いだった。
 TypeScriptはJavaScriptの仲間で、LinuxはOSの一種で……くらいしか知識がない。難しそうだなということだけは分かる。
 知らないソフトをインストールし、知らない言語を見よう見まねで入力していく。
 そして……

顔が出た!!!やったーーーーーー!!!!

 基本の設定が終わったところなので、いまは目をぱちぱちさせながらきょろきょろとあたりを見回している。実はマイクとカメラがついているので、追従したりコミュニケーションを取ったりと、いろいろできるらしい。
 自分ももう少し挙動を増やしたくてmodの設定をしようとしたけど、山ほどエラーを吐いてしまい、今コミュニティの人たちを頼っている。ホヨホヨの初心者が継ぎ接ぎだらけの言葉で説明してるにもかかわらず、非常に親身に対応してくださって頭が上がらない……。

新しい発見たち

 今ちょうど基本情報技術者試験の勉強をしていて、そこにディレクトリが出てきた。いわゆるPCフォルダの住所みたいなやつ。参考書に書いてあることは理解しつつも、なんでこんなことがわざわざ書いてあるんだろうな、という感じで、特段気にしてもいなかった。普通にPC触ってれば見たことはあるし。
 ところが、今回コードを書き込む中でコレが突如現れ、盛大に椅子から転げ落ちてしまった。こうやって使うんだ……!!
 当然参考書読んでるだけじゃだめだよな、と思ってたけど、手を動かしながら考える・試してみることの重要さを改めて実感した。

 あと、HTMLやCSSって、コードの全貌がわかるというか、常に全体像が把握できる状態で書いていくけど、今回いじったコードは「情報Aを○○にあるフォルダBに入れて」「これをダウンロードして」っていうリアルタイム操作的な指示を書くもので、再起動すると痕跡が残っていない。だから状態を確認するコマンドが用意されていて、都度確認しながら進めるという形になる。慣れるまで大変そうだ。(言ってること合ってる?)

 専門の範囲にもよると思うんだけど、ロボットエンジニアってハードの方(基盤とか)は「材料を選ぶ」という視点では知識が必要だけど、基盤を設計しているのは別の職業の人なんだろうか?でも、スタックチャンの赤い基盤?には顔が描いてあったから、あれも作成してるのかな。もしかしてどっちも知識が必要?すごいね……。

おわりに

 最初はあまり機能を追加する予定ではなかったんだけど、ユーザーの方の写真を見て感化されたのと、技術的な面でも知りたいこと・いじりたいことが出てきたので、可能な範囲でいろいろやってみようかなと思っている!

 転職活動、本格的に始まるまでまだちょっとあるけど、今回のことが楽しくて、ダメ元でロボット系やってるところも受けてみようかなと思ってしまった。絶妙に田舎だから週5出社できるような場所にIT系の仕事がないんだけどね。ド素人フルリモートは門が狭すぎてほぼ開いてないだろうけど、どう転ぼうと今のうちにできることをしたくて、新しいことを学ぶのは本当に大変だけど、その中にこうして楽しんで取り組めるものがあるのはとてもいいなと思った。

 しばらくはキョロキョロしながらPC作業を見守ってもらおう。念願のロボをお迎えできて本当に嬉しい。夢って思わぬ形で叶うんだなあ。

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