【講座】白田まこ流デッキビルディング
この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.
皆さんおいっす、白田まこです。
皆さんデッキ組んでますか!?デッキビルディングが得意でない方も正直結構いらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事ではせっかくなのでわたしが心がけているデッキビルディングの流れを思い切って公開します。褒めろ
とはいえ自己流かつCSで結果を残しているわけでもないので参考程度にどうぞ。では本編へ。
動きの核になるカードAを決める
まずは使いたいカードを決めましょう。人それぞれ好きなカードはあるでしょうし、ここはほんとに好きに決めましょう。新弾のカード、過去の切り札、思い出の一品など。
カードAに合うデッキタイプを考え、基盤になるカードを入れる
ここで言うデッキタイプとは「マナ加速を使うか否か」「攻撃的なデッキか」「自分のしたいことを押し付けるのか、相手のしたいことを妨害するのか」と言った感じですね。カードAが早出し手段を持っている攻撃的なカードだったらマナ加速はいらないですし、逆にコンボデッキ向きのカードだったら速攻向きのカードは入りませんからね。わたしはメタカードを差す差さないもこの段階で決めています。マナ加速札やハンデス札、ウィニーやメタカードなんかを合わせて10~15枚くらい探しておきましょう。
カードAと相性のいいカードB、Cを探す
これは結構意識している方も多いと思います。例として《快速のハッチャキ》と相性のいい《策略のエメラル》や《銀河MAX》などですね。他にも手軽に表向きの盾を増やせる《緑知銀 ダッカル》などもいいでしょう。この辺はググると採用実績も出てきたりしますので参考にしましょう。デュエマwikiを参考にしたり、某ブログの優勝デッキ、vaultのデッキレシピを見たりするといいかもしれません。
カードA、B、Cと同じ色を持つパワーカードDを探す
引き続き《快速のハッチャキ》を例に挙げて進めていきましょう。《ハッチャキ》から出せるカードはコスト7以下。更に《策略のエメラル》等で表向きの盾を増やせるのもあり、相性のいい《煌龍 サッヴァーク》を採用したりみたいな。ここまでの4種類のカードがデッキの核になります。《ダッカル》といえば《凄惨なる牙 パラノーマル》もいいですね。
ちなみにわたしはこの段階までにマナカーブを決めています。フシギバースを利用したデッキだと思いの外面白いマナカーブを描いたりできるので結構キモかも。今回の例ではマナ加速無しで4ターン目にコンボ始動を目指します。
カードDと相性のいいカードEを探す
《サッヴァーク》と相性のいいカードを考えていきましょう。光のコスト7のドラゴンなので《ドラゴンズ・サイン》の対象ですね。他にも《密かで華麗なるカイタイ》でハンデスしつつ表向きの盾を作って耐性の数を増やしたりできますね。
ちなみに大体わたしはこの時点でデッキ枚数が30~40枚くらいになっています。一応わたしは枚数が足りなかったら防御札を入れたりしますね。8~10枚くらい受け札があれば満足。
カードD、EとAの相性を確認する
さて、《カイタイ》や《ドラゴンズ・サイン》と《快速のハッチャキ》のシナジーを見てみましょう。まず《カイタイ》ですが、ビートダウン系のデッキなのに盾を増やすのは残念ながらアンシナジー、多色が増えるのも3マナ帯では《ハッチャキ》を出したいこのデッキとは動きにくかったりしますので思い切ってさよなら。《ドラゴンズ・サイン》を入れるにも対象のドラゴンが少ないので微妙かもしれませんね。
もし問題がないようなら実戦へ移りましょう。
相性が悪いぞ?となった場合
さて、相性良くない問題に直面したら3パターンに分岐します。1つはカードDEをメインにしてデッキを組むパターン、これだと使いたいカードが抜けてしまいますね。よくあるパターン。無理やり導入しようとするとどっちつかずになってしまいがちです。今回の場合は【ロージアダンテ】に寄せたりとかでしょうか。
もう1つはカードDEの採用を見送って汎用カードを入れるパターン。これだとやりたい動きが始動しにくい代わり受け性能や手札補給などが高まりますね。ループデッキ等に《サイバー・チューン》がガン積みされてたりするのは多分これ。
残りの1つはカードBCと相性のいいカードを探すパターン。今回の場合表向きのシールドを増やせるのでギャラクシールド持ちを入れたり、《ダッカル》で盾を増やすために呪文を入れたりですね。特に《十・二・神・騎》や《三・騎・繚・乱》は《ダッカル》の効果で盾に行ってもよし手打ちして盾に送ってもよしと結構相性がいいのです。コンボパーツ集め性能も上がりますし、地味に3コストの《快速のハッチャキ》を出す前にやることができるのもよくね???と気づけます。しかもギャラクシールドスタンバイやギャラクシーGOは唱えているので《ダッカル》の効果が誘発されます。方向性が固まってきましたね。
試してみる
さあなんやかんやでデッキが完成しましたね。そうしたらひとり回しもいいのですができれば対戦をしてみましょう。想像以上に回らなかったり打たれ弱かったりと課題がたくさんみつかることでしょう。
だんだん変えていこう
大体課題点が見つかったら、思い切ってなんか使わないなってカードを抜いてしまいましょう。その枠に課題点を解決できそうなカードを入れて再度バトル。また調整をして……
わたし的にはここが一番重要だと思っています。実際に対戦することで構築の穴を探し、改良して、また戦ってを繰り返していって最終的にやりたいことができた瞬間が「手に馴染んだ」状態ではないでしょうか。
完成!…………?
ある程度変えるカードもなくなったらひとまず完成です。特定のカードに弱かったりするのを妥協したり色々合ったと思いますが、こんな感じで試行錯誤して完成したデッキは間違いなくあなたの財産になります。たとえ弱くてもデッキ構築力やカード知識は間違いなく身につきます。
構築の癖を把握しておこう
わたしは「受け札」と「除去札」は別に考えてます。端的に言うと「手打ちしたいか否か」で決めています。《ジャック・アルカディアス》などの軽量除去札はメタに対する除去だと思っているので余った枠にいれることが多いです。特に《スローリー・チェーン》みたいなコンボで使うロックパーツや単体でアドを取れない防御カードなども別枠で考えてますね。とはいえこの辺は好みや仮想敵、デッキタイプの関係もあるでしょう。あとよくピン挿しでおしゃれ枠を用意したりします。たいてい使わないけど。
自分の癖を把握しておくことも構築に活かせるので覚えておくといいかも。
デッキ構築がうまくなるにはよく考えることが大事、ビジネスでPDCAサイクルとよくいいますがまさにそれですね。考えて戦ってみて修正点を見つけ改善。正直簡単なことではありませんが別に失敗しても損失が出るわけではないですし新規カードもどんどん増えますので気楽にいきましょう。出費はあるけど。身内で練習するならプロキシ使うのもわたしはありだとおもいます。一応自己責任で。
以上で講座っぽい何かを終了します。めっちゃ言語化難しくて数日かかってるのですがまだ書ききれていないことや無意識で考えている条件なんかもあると思うのであくまで参考にしてくれたら幸いです。ではまた。
まあここまでちゃんと組むデッキって相当気に入ったカードがある場合だけなんだけどね
大体レシピだけ考えて満足しちゃう