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建築学生ってどんなパソコンを買えばいいですか?

毎年ある質問

建築学科や居住デザイン学科、また専門学校や独学など、春になって建築を学ぶ場に立っている人たちから毎年質問させるのがこの

どんなパソコンを買えばいいですか?

です。教育機関によってはオススメのパソコンをリストにしているところもありますし、ネットで調べればいろいろ詳しく書いてます。今日はその情報の1つとして考えてもらえればと思います。

建築を勉強する出口とは

まず結論から言うと、

わかりません!!

それを判断するための材料が足りないからです。
大学の建築学科を例にとると、入口で持つ印象に比べて出口はバリエーションがとても多いです。

「建築を勉強します!」といっても専門が構造?環境?歴史?意匠?計画?とかとかあるわけです、論文で卒業するのか設計で卒業するのか決められないところも多くあります。逆に入口でイメージするのと違うものになっていく=可能性がひらけているというのが大学の醍醐味でもあります。

つまり大学で使うパソコンの最適解を
「こんなパソコンがいいです!」と入学早々に決められないんですね。

じゃあどうするの!?

かといって自分に合った最適なパソコンが解ってから買う!となるとたぶん2回生の後期くらい、おいおいそれまでぜんぶ手書きかよとなるので、じゃあどうすればいいか。

ベストではないのですが、僕の考えるベターを伝えようと思います。先輩と交流のある人は気づいているかもしれません。そう、

2回買う!

です。「そんなにお金ありません」と思うでしょう。そうですね、お金は無駄にしたくないです。

やってはいけない失敗する買い方

逆にいちばんやっちゃいけないのは、
全部できるようにフルスペックソフト搭載のパソコンを買う!

です。その場合何が起こるか。
先ほど言ったように、大学の4年間でどう進むかわかりません。何に影響されるか、何を好きになるか嫌いになるか未知数です。なので「全部できるように」と考えたスペックの的が外れてしまった場合、多くの使わないスペックを無駄にして買い直すことになるわけですね。

もう一つ、パソコンの性能というのは4年もあればけっこう更新されます。使うソフトの更新も考えたら入学時に最新でも、もっとも必要とする4回生において最も古いものとして使い続けることになります。

後から気づく“こうやっとけばよかった”

ということで、まずはスペックがそれほど高くなくて(ワードとかパワーポイントは使える。教養科目は対応できる)安くて軽いものを買っておきます。
そして学年が進むうちにいろいろ情報を集めます。いちばんは先輩や先生からがいいでしょう。そして3回生くらい、具体的には専門分野が大半を占めるようになったころ、CADでバリバリやるころに卒業に向けての最適なPCを買います。

最後にmacかwinか。性能的にどちらがいいとは言えません。ただ操作性のクセはそれぞれ違いますので、切り替えると「なんか使いにくいな」と思うでしょう。あとは格好つけたい人はmacの方がオススメです。

人によるけどね!
おれはmacだぜ!

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