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「あいさつ」は武器になる

あいさつをスルー

久しぶりに会った学生ってなかなか挨拶してくれません(涙)。「覚えてなかったらどうしよー」という不安かな、「とりあえずここはスルーで」という声が聞こえてきそうな感じで、目があってもさらーっと通り過ぎてしまいます。こちらもやっぱりそんな感じで「名前なんだったかな、、」という後ろめたい気持ちがあるので気軽に声をかけれない。そんな新学期のはじまりでした。

さて今日は、しかしそんなこんなで機会を逃した「あいさつ」って実は有効な武器になるという話をしたいと思います。

よーいドン

自分が「選ばれる側」に立つことは人生において何度もあります。その母数が大きければ大きいほど選ばれる確率は下がってしまう。選ばれるためには実力をつけて「個性を出す」とか「認めさせる」とか考えますよね。特に学生はそんな風に考えがちなのかなと感じます。

横一線に並んでよーいドンで勝負することに慣れてしまっているんだと思います。その場合には個人の実力が重要になりますが、勝負ってそんなに単純じゃない。僕はまず「負け」にならないように自分がいる集団の母数を小さくする努力ができるんじゃないかと考えます。かといってバトルロワイヤルを始めなさいというわけではありません。

じゃあ何をするか。まずは自分のいる集団の性質を理解するということがとっても重要になってきます。

「おはようございます!」

さて、今朝のシーンを思い返すと、学生はみんな挨拶するかどうかでモジモジと目を逸らすという性質を持った集団だったわけですが、ここであなただけが「おはようございます!」と言ったならば、僕は「おっ」と思ってあなたのことを少しみんなと違って見るようになる。

その瞬間あなたはモジモジと目を逸らす集団として一様に見えてしまってる存在から抜けているように見えます。じゃあその人の評価がかわるのかというとそんなことはないのですが、少なくともその後目にはとまりやすくはなります。僕が「みんな」と捉えていた一様の集団からあなたは外れるわけですね。

ポジショニング

選ばれる(この場合は授業で自分の作品をしっかり見てもらうとか、そういう感じ)ためできることというのは力をつけるだけじゃない。勝負をするその瞬間までに、いかによいポジションにいることができるかが重要です。

そのとき、挨拶をするって便利じゃないですか?専門の知識や気の利いたコメントもいりません!実力を試されることもありません。
みんなできるけどやらないんですね。
さあ、明日から挨拶を始めよう!

#オレが寂しくないからな!
#みんなやったら意味ない
#建築学科
#建築家

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