昨日友人と遊んで考えた自分の恋愛について

昨日、室蘭で仕事をしている友人がこの三連休に帰省してくるというので久しぶりに会って遊びに行った。彼女・Aちゃんとは小学・中学と同じの同級生だ。もう一人、同じく同級生の幼馴染・Bちゃんも誘い三人一緒に遊んだ。三人で揃って顔を合わせるのはたぶん二年ぶりくらい。二年も経つと、互いに生活の環境だとか仕事だとかにも色々変化があった。

自分は転職をしたくらいで他に大した目立つ変化はないのだが、二年前よりも自分に合っている職場に就けて、給料は安いが穏やかに安定して稼げている。遠征する回数こそ少ないもののその遠征ための休みも取りやすく、趣味もきちんと楽しめてそこそこ充実している生活を送っている。ただ給料の安さにより、家に入れる金と払っている諸々以外の金を趣味に注ぎ込めば、CDだとかコスメだとか服だとかの欲しいものや、自分が遊びに行くために使う金はほぼほぼ無くなるので、そこがほんのすこしだけつらいくらい。今年はもう少しここのバランスを取りながら遠征をしていく予定。

幼馴染Bちゃんも前に働いていたところからは転職をして、そこそこ稼ぎながら良い感じでやっているようだ。髪がベリーショートになってかなりかっこいい出で立ちになっていた。あと柴犬を飼い始めたとのことで、こんど家に遊びに行くしかないなと思った。地元に残っているクラスメイトともちょこちょこ顔を合わせているようで、小・中同じクラスだったが今はほぼ連絡をとっていないクラスメイトの近況も、Bちゃんを通して少しだけ知れた。お互い地元いるんだしもうちょい会おうぜーーと言われた。ほんとそうだね。すまん。

室蘭で働くAちゃんには彼氏ができていた。彼女の好きな音楽に詳しいマスターがいるというバー兼ライブハウスを友だちに紹介され足を運んだとき、そこで働いていた現彼氏さんに声をかけられ連絡先を交換し、それからややあって付き合うようになったらしい。そのとても素敵な運命的な出会いにBちゃんと一緒にウオ~~と思わずゴリラみたいな声を出した。年上の優しい良い彼氏さんらしく、とても幸せそうに惚気られた。いいぞいいぞ。
でも看護師である彼女は仕事の大変さも相まって、看護師辞めてはやく彼氏と結婚したい…ともぼやいて悩んでいて、とりあえず式挙げるなら呼んでね、呼ばなかったらアフリカンシンフォニー流しながら式場に乗り込むからね、とBちゃんと言い含めておいた。

高校の友だちとはちょこちょこ遊ぶが、この二人と遊べることは最近めっきり少なくなったので、久しぶりに会って話すととても楽しかったしお互いの変化に驚いたりもした。けど中身は昔からぜんぜん変わらないのでそういうところが落ち着けるし、見知った仲だからなんでも話せる。なんとなく、高校の友だちと遊んでいるときよりも素が多く出る気がする。普段、職場のひとや母上ともそんなに深く込み入って話すこともないので、久しぶりに色々話せた。

Aちゃんの素敵な恋の話から、お互いの昔の恋愛の話にもなって、誰が好きだったんだっけとか、なんであんなひと好きだったんだろとか、いまでもアイツモテてるのかなとかそういう話をしたりして、現在の恋愛事情の話もした。Aちゃんは前記の通り素敵な恋をして結婚のことも考え始めているくらい良いひとと出会えて幸せな日々を送っていた。
それに反し、現在自分やBちゃんは男の影など微塵も見当たらない生活を送っている。彼氏いない歴=年齢の自分とは違い、Bちゃんはかつては彼氏がいたことはあるが、今は男のことはぜんぜん、と笑っていた。私もBちゃんも出会いがない環境にいるのもあるが、気持ち的な面であまり彼氏を必要としていないことが自分と一致していた。

自分のまわりのひとを見ていると、みんな常に「彼氏がほしい」と言っていたり、「彼氏いると楽しいよ」、という考えのひとしかいなくて、自分みたいな「彼氏とか今はいいや」的な考えをしているのっておかしいのかなと、最近正直思い始めていた。彼氏がほしいという考えを常に持っていることとか、彼氏がいるというステータスが普通で、自分はなんか逸脱しているのだろうかと考え始めていた。
そりゃ色々な要因があり、かなり恋愛に関しての自分の考えはこじれている自覚はあるが、男を拒絶しているだとか彼氏なんか絶対いらない!とかそういうわけではない。ただ、今の生活を送るにあたり彼氏の存在は特に必要性を感じないというだけで、心境が変わり始めれば普通に欲しくなるのだと思う。

今の自分は、前記の通りとにかく趣味を楽しみ、趣味一辺倒の生活を送っている。社会人になる前は、好きなものができてもそれに使えるお金もなく、自分と同じ趣味のひとがまわりにおらず存分に語り合える環境もなく、それが原因で次第に好きなものへの熱量が冷めて飽きるということを繰り返していた。だけど今は自分で稼いだお金は基本的に好きに使えて、Twitterをやり始めてから同じ趣味のひとともたくさん出会えた。存分に熱を吐けるところができた。それにより、ようやく今全力で趣味を楽しむということができている。そのおかげか、フィギュアスケートを好きになって5年目、今のところこの熱が冷める気配はまだない。とにかく楽しくて仕方がない。
しかし少し書いた通り、趣味と自分の最低限の生活を賄うくらいの給料しか貰えない職に就いているため、余裕があるわけではない。欲しいものを買うことや外で遊ぶのを少し我慢しながら、趣味に費やして過ごしている。スケート鑑賞はそれくらいしないと楽しめない、とにかくお金のかかる趣味だ。それでも好きだから構わない。

この、趣味以外のものやいらないものはできるだけ削ぎ落としている生活。そこに、彼氏というものがいるかどうかと聞かれたら、当たり前のようにノーになる。わたしはまず趣味と自分の楽しみが第一だ。それ以外の優先順位はとにかく低い。趣味に没頭して、自分の欲しいものを買うことや外で遊ぶことも我慢している生活なので、当然他人のことに使う金や時間なんて無い。彼氏がいたところで、おそらく構うヒマも二人で遊ぶヒマも金もないと思う。趣味と自分の生活が第一で、今はそれで手一杯だ。友だちと遊んだりするぶんにはいいが、彼氏となると話は別になる。友だちと違って、彼氏はいてもいなくてもどっちでもいいものだから、私は今はいなくていい。

こう書くともし今の状態で彼氏ができたとして、好きで付き合ってる相手なのに自分のこと第一で彼氏と過ごす時間も一緒に遊ぶ金も費やす気ないのかよ、と思われるかもしれないが、この人と過ごす時間のためなら自分の趣味や生活の時間を削ってもいい!と思えるくらいのひとしかきっと好きになって付き合わないと思うからそのへんは大丈夫だ。本当に心から好きになれたひとと付き合えたら、きっと自分の優先順位も変わってくるのだと思う。彼氏がいらないと思うのは、自分がそう思えるくらいのひとと出会えていないのも一因にありそうだ。

じゃあそういうひととの出会いを探してみれば?と言われても気は乗らない。そもそも、昔から合コンとかそういうものに気が乗らない。仲良くなったら恋愛関係に発展することを前提に、始めから誰かと約束して出会うのってなんだかつまらない。あと、そういう場にくる男性は、なぜここまで出向いたりするほど恋愛相手が欲しいんだろうとも考えるからかもしれない。なんとなく裏側を探りたくなる。ガツガツと彼女がほしいと思ってる男性もなんだか苦手だからだ。
友人Aちゃんのような運命的な出会いというか、お互い意図していないところである日偶然出会って惹かれあうみたいな、そういうものに憧れる。自分もいちおう女なので、恋愛へのそういう理想とか憧れくらいはある。非モテなくせに夢と理想だけは一人前だなとかは思わないでほしい。

まあ自分にそういう出会いがあるのなんていつになるかわからないし、そもそもあるのかどうかもわからないので今はゆったりスケートを楽しみながら構えている。今は男はいらないと話していたBちゃんにその理由は詳しく聞かなかったが、たぶん自分と同じような理由なんだと思う。
とりあえず、「彼氏は今はいいし、結婚も考えてない」というひとが近くにいてなんとなく安心した。自分だけがこんな考えなわけじゃないんだなと思えた。

もちろん「彼氏ほしい」も「彼氏いると楽しいよ」も「結婚したい」も人それぞれだから、それについてどうこう言う気は毛頭ない。ただ、もしそれを誰かに押し付けられたら嫌だし、同調させられたら嫌だなと思った。私も、「そもそもなんで彼氏ほしいの?」とか「彼氏なんていなくても楽しくない?」とか「結婚したその後の生活の現実のことよく考えてる?」とは考えても、実際に誰かに口に出して聞きたくはないので。なんでもかんでも、ひとの自由だと思う。

彼氏がいたら楽しいんだろうということは、ノロケるAちゃんの幸せそうな顔を見ていたら明白だ。自分には経験がないが、好きになったひとが自分を同じように好きってそれだけで幸せなことなんだろうし、二人で好きなところに出かけて、色んなものを二人で見たり、美味しいご飯を食べて、同じ時間を共有できるって素敵だ。その先のハグ、キス、セックスも、想像しかできないけれどきっと素敵なことなんだろう。
そういう幸せを今までまったく経験してこなかったぶん、そういうものへの憧れや大好きな人に愛されるという経験にはきっと人一倍飢えているかもしれない。だけど、そういうのってたぶんガツガツ求めるものでもないんだろうなとは思う。
出会うタイミングみたいなものがあって、それが一致したひととそういう経験ができるのだろうと思うので、私はそのタイミングを気長に待つことにする。

そういったことを考えながら昨日は三人で過ごして、そしてようやくなんだか今日自分の中の考えに整理がついた気がするのでここに書いておく。ひとつだけちっちゃい悩みが消えたかもしれない。
最近仕事して家に帰ってきての繰り返しでなんとなく退屈だったが、昨日二人と遊べて久しぶりにすっきりして楽しかった。頑張っている二人を見たらなんとなく自分も頑張らなきゃなぁと思えたし、茫漠と一年を過ごすのもアレなのでなにか目標とか決めてみるのも良いかなと思った。
とりあえず今年は、ずっと言ってるけどやってないダイエットとか、字が綺麗になりたいからボールペン字をやってみようかなぁとか。

これからもここは思考整理整頓場所として、こんな感じで手記的に使っていこうと思う。重たい話とかクソどうでもいい話とかも書くかもしれないけど、まあ暇つぶしに見たい人だけ見てってください。


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