良くも悪くも男女平等主義 ~男性の育休取得理由~
育児休業(男性)取得の理由
私は3歳と0歳の子の父親だが、2人が生まれたタイミングそれぞれで、約半年の育児休業を取得した。
こちらの記事を見ると分かるが、男性の育休取得率は6.16%。その中でも半年以上取得しているのが、3%なので、全体としては、0.18%(1000人に2人くらい)しか男性で半年以上育児休業取得する人はいないことになる。
なので育休取得の話をすると、自然と理由を聞かれることがよくある。おそらく、聞いている側としては、「すごく子供が好きだから」とか、「奥さんからの圧力がすごくて」とか、そういった答えを予想しているのではないかと思うのだが、実際の理由はそうではない。
そういう場合によく言っているのが「自分は『良くも悪くも男女平等主義』である」というものだ。
男女平等主義の良い(?)面
「男女平等」という言葉は、Wikipediaで調べると「男女同権(男女両性の権利が同等であること)」という言葉で説明されている。また、この意味で使われることが実際多いと思う。
私のこの言葉を使う時は、「男女の権利が平等」というよりも、「物事を考える時に性別を意識しない」というニュアンスの方が近い。
どういうことかというと、家事や育児の分担を考えるときにも性別を考慮せずに2等分。「男性だからゴミ捨てをやる」とか、「女性だから買い物をする」といった考えをしない。というか、そういった考えがむしろ嫌いなのだ。
保育園のお迎えも日々の夕飯のメニュー決め・買い物・調理なども基本的に半々で行っている。唯一妻だけがやることが「母乳をあげる」こと。生理的な問題で男性にはできないから当然といえば当然なのだが、逆に言えばそれ以外のことは半々で分担できるはずなのだ。
なので、子供が生まれるタイミングで育休取得の話になったときには、最初から「2人とも育休をとる」前提で話を始めた。当然お金の話や会社の話などいろんなことを踏まえた上で、最終的に「2人とも育休」を取る結論を出しが、詳しい話はまた別の機会に記事に書こうと思う。
ここまでは「男女平等主義」のある意味、「良い面」の話だが、実はとりようによっては「悪い面」もある。
男女平等主義の悪い(?)面
簡潔に言うと、「女性がよく男性に期待すること」をあまりしない。例えば、「記念日は男性が準備するものだ」とか、「男性は女性より多く払うべき」とか、「荷物は男性がもつべき」とか、そういった類のことである。
ちなみに妻は自分ほど男女平等主義ではないので、「男なんだから○○してよ」的なことをちょくちょく言ってくるのだけど、「それ性別関係ないじゃん」って返して意見が合わないこともしばしば、、
何でも性別抜きにして考えたい人と、性別によって期待しているものがある人が会話をする場合、どうしても期待値が違ってきてしまう、というのがちょっと悪い(?)面と感じるところかな。