童心に帰る場所
子供がゆるキャン△というアニメを見てキャンプがしたいと言ったのはもう2年くらい前だったでしょうか。
基本的に家が好き、外は嫌いという子だったのでこの機会を逃してはいけないと思い慌ててキャンプをするための準備に入りました。
キャンプデビューは4月の高原でした。
焚き火をしてお肉を焼いて鍋を作ってマシュマロも焼いて過ごしました。
朝方は寒かったけど眠れないほどではなく電源サイトだったおかげて小型の電気ヒーターを付ければテントの中はそこそこ快適でした。
その後はゴールデンウイークに2泊3日でゆっくりキャンプの予定が初日から雨、土砂降りでサイトはぬかるみ田植え前の田んぼのようでした。
何か月も前から予約して当日雨ということにがっかりした私たち、雨の撤収も初心者にはつらいものでした。
そこで考えたのが別荘や田舎の中古住宅というものです。
帰宅してから次のキャンプ場を探すのではなく物件探しが始まりました。
バブルの時に建てられたであろう別荘は素晴らしいものと貧相なものとの二極でした、そして建てた時は見晴らしが良かったであろう別荘地も年月がたち木が生い茂って眺望は最悪になっていました。
何度か見学に行ったのですが私たちの考えているような別荘は見当たりませんでした、そりゃそうですよねだって予算が少なすぎるから・・・。
そんな時、今の別荘に行きつきました。
持ち主さんがご高齢でお子さんたちがいらないと言ったらしく手放されることにされたそうです。
価格も投げ売りのような金額でした、すぐに売却したいのなら私もその金額で売るな~というような金額でした。
別荘は小さな普通の住宅のようなものでした、私たちが購入を決めたのは価格だけではなく別荘から200メートルほど離れたところに山林が少しついていたということです、ここは駐車場として使用していたらしいのですが、使用していたのが別荘を建てたころだけということですでに普通の山林に戻っていました。
子供たちと開拓をして自分たちのプライベートキャンプ場を作ろうと盛り上がりました。
駐車場として整備されていたのでその部分だけなだらかに整地されていました。
草を刈り、20年ほどで生えた木を切ってから抜くという作業を頑張りました。
キャンプはできませんんが焚き火は楽しめました、草も木も邪魔なので燃やさないといけなかったので。
開拓を頑張った後に食べるバーベキューは最高でした。
別荘を購入したタイミングも良かったのだと思います。
購入したのが去年の8月、9月初めに鍵をもらい自分たちのものになりました。
秋~春にかけて開拓を頑張りました、パパが病気になってからはパパのお友達が開拓を手伝ってくれるようになりました、私たちが行かなくても開拓に行ってくれたりして自分たちだけでやるよりも立派なプライベートキャンプ場になりました。
今はパパの病気の関係で何かを作るということが困難なので本当に助かりました。
そして先週久しぶりにプライベートキャンプ場でデイキャンプを楽しみました。
焚き火をして熾火になったらゴトクを設置して調理したりしました。
大人になっても焚き火をすると子供の時のようなわくわくした感じに戻れますね。
これ以上の開拓はできませんがこの状態を維持していけるように頑張りたいと思います。
SAPHO症候群になったパパはもうキャンプ場でキャンプは無理なんだなぁ~としみじみしてしまいました。
私と子供たちでテントの設営が出来たなら・・・でも準備などもあるのでもう少し子供たちが積極的に手伝ってくれるようにならないと無理ですね。
現在の別荘地ですがコロナの関係でしょうか?ぜんぜん売れていなかった別荘に買い手がついて引っ越してこられたり、別荘として使っていたところに引っ越してこられたりと永住の方が増えました。
私たちとしても永住者の方がいると盗難とかの心配が減って助かります。
そして購入が去年で良かったとつくづく思いました、価格も少し上昇していると聞きました。
今年だったらパパが病気になったので買えなかったんですけどね。
せっかく格安で購入した別荘ですし楽しみたいと思います。