遊戯王デッキを組むにあたって考えていること
ご挨拶
お久しぶりです。からすです。
したいこと、しなきゃならないことが目白押しで最近記事更新してませんでした。
まぁもともと書きたいと思ったことの書き捨て場なので、問題はないかな…。
今回はオリジナルデッキを組むにあたって考えていること、完成までの流れを整理、備忘録的に書き残します。
特に唯一無二のエースではなく、効果が面白いけどエース足りえないカードをどう使うか、を書きます。
誰かがこの記事を見て、新しくオリジナルデッキを組むモチベーションの一助になればいいな、と思ってます。
今回は、前回のnote記事で使った「透き通る春の思い出」をネタに考えていきます。
デッキコンセプトと使っているカードくらいに目を通しておいてもらえば、話を追えるはずです。
ちなみに、ハリファイバーを使っていたのでめでたくこのデッキはお陀仏となりました。
南無。
でははじめましょう。
1. 勝利条件の達成方法について
遊戯王は相手のLPを0にするか、特定の条件を満たすことで勝利できるゲームです。
プレイヤーは40枚~60枚のデッキを使って、相手のLPを0にするか、特定条件の達成を目指します。
デッキ構築は、その勝利条件の達成をどうやって行うかをあらかじめ考える行為です。
これはオリジナルデッキにおいて一番大事な点ですが、その勝利条件に何を使いたいかを書き出してみましょう。
絶対にデッキに入れるカードを、この時点で決定してしまうわけですね。
透き通る春の思い出の場合は、相手のLPを0にして勝利すること、それにいろはもみじを使う事、特に属性変更効果を使って悪さをすることが目的でした。
デッキに必須は「いろはもみじ」です。
2. 使いたいカードをどう使うかについて
2-1. やりたいことの整理
絶対使いたいカードをどう使うか、に目を向けましょう。
カードには様々な特性があります。
ロック向き、コンボ向き、突破向き、耐久向きと、得意な分野があるはずです。
自分の使いたいカードはどう使うのが楽しいのか、を自分なりに整理しましょう。
いろはもみじの場合は、属性変更効果と、相手のカードを相手に墓地へ送らせる効果なので、コンボ、突破向きです。
属性を変える効果は召喚条件を満たすのが難しいモンスターを出力したり、特定の召喚条件を持つモンスターを逆に出せなくしたり、といった効果運用が考えられます。
相手のカードを墓地へ送らせる効果は、相手の除去したいカードの横にカードを投げつけ、それを対象に取ることによって強制除去が狙えます。
また、効果を使われるのを嫌って相手がカードを散らして配置する事も狙えます。
ここまででやりたいことはこんな感じになりました
属性変更効果
重い召喚条件を達成する
属性変更効果そのものを利用する
強制除去
耐性の硬いモンスター等を除去する
ではここから具体的なカードの話に入ります
2-2. やりたいことの具体化
ここまで来たら、やりたいことを具体化しましょう。
自分のカードをどう使うと面白いかはもうわかりました。
結果としてそれを達成した結果、何ができるかを具体化しましょう。
先ほどの凡例を受けて具体化するとこんな感じ
属性変更効果
重い召喚条件を達成する
→HSR/CWライダー、ガイオアビス、黎明の堕天使ルシフェル等
属性変更効果そのものを利用する
→クリアー・ワールド、火霊術-紅-、春化精等
強制除去
耐性の硬いモンスター等を除去する
→何かしらのカードを使った、相手の場へのカード供給を行う
ギブアンドテイク、悦楽の堕天使、漆黒の薔薇の開華等
わくわくしてきましたね、ではこの夢物語を形にしましょう。
3. 使いたいカードの初期出力と当て馬
使いたいカードは得てしてサポートを受けづらい特殊なカードだったりします。
墓地に落ちてほしいのにPだったり、ただ出ししても弱かったり。
またExモンスターであった場合、一度出してどうするか、も悩み処です。
次はそれを使いながら、どうやってデュエルの形にするか、を考えましょう。
現代遊戯王において、先行展開を行って妨害を構えずターンを返す事は、対戦相手との合意が取れていない限りは断頭台に首を差し出すようなものです。
一般的には、自分の活かしたいコンボを成立させるまでの間、時間稼ぎをする役目のカードが必要です。
この記事ではこの時間稼ぎをする役目のカードを便宜上当て馬と呼びます。願わくば当て馬もメインギミックに採用したカードがこれだからこそのカードであることが望ましいです。
烙印融合ぶっ放してミラジェイドならどんなデッキでもできますが、現在のリミットレギュレーションで先行デスフェニをHERO以外で安定して決めるには専用構築が必要でしょう。
透き通る春の思い出において、当て馬はHSR/CWライダーでした。
もっと言うならクリアウィング's2体を並べることで、相手の展開をけん制しつつ、ターンをやり取りするのを狙っています。
召喚条件が風S+風チューナーであるところを、いろはもみじの属性変更効果で賄うわけですね。
次いでにExモンスターであるいろはもみじを正規召喚して墓地へ送ることができます。
4. 使いたいカードの再出力とコンボ
一度場に出したらあとはそのカードを使いまわし、相手に強く印象付けたいですよね。
貴方が使いたいと思ったカードが相手の目に留まる回数が多いほど、またそのカードが相手に与える効果やダメージが多いほど、そのカードは相手に深く印象付くことでしょう。
その状態で勝利すれば、相手はそのカードに負けたと思ってくれます。
再出力ギミックはいくつか思いつきます
例えば
リリスロリスを使った戦線復帰ループ
(天使限定)スペルビアを用いた蘇生
(悪魔限定)デスキャスターを用いた蘇生
(Exモンスター限定)カクリヨノチザクラに寄る蘇生
等です。
他にもいくらでもカードの使いまわしの手段はあるでしょう。
ここはテーマの力を借りても良いところです。
融合軸ならデストーイ出張等をつかって融合を触るもよし、
エクシーズ軸ならオノマトピアやクロノダイバー等でR4に触るもよし、
種族サポートで嚙合わせるもよし。
トラップ等ならリターナブル瓶で拾っても良し
思い思いのカードで盤面へ再展開させましょう。
透き通る春の思い出の場合、軸テーマは堕天使、再展開ギミックはスペルビアでした。
ここまでくれば、大方のデッキのひな型はできてくるはずです。
5. ダイエット・調整
デッキが初期想定の枚数を超えた場合、そのままでもよいですが、ある程度ダイエットが必要になるケースがあります。
やりたいコンボを絞り、使いたいカードをデッキに詰め込む作業です。
素引きしたくないカードが入っているなどがある場合、わざとスロットを広げて初動率を下げるなどは一般的なデッキビルドと変わらないです。
いっそのこと夢詰め込んで60枚にするのも楽しいです。
実際に組みあがったデッキからカードを5枚引き、どれだけ自分のやりたい初動に触れるか、確率をざっと見てみましょう。
これで3~4回に1回なら、初動枚数を見直しましょう。
6. 完成
おめでとうございます、完成です。
存分に対戦でデッキを振り回してください。
最後に
これが、自分がオリジナルデッキを構築する際の手順です。
特に1枚使いたいカードがあって、それを存分に生かす構築は特にこのメソッドで組むことが多いです。
誰かのデッキ構築の一助となれば幸いです。
蛇足
久しぶりに文字だけの記事を書きました…。
アウトプットするリハビリとしてこのnoteを使っていますが、文章を考えるのは楽しいものです。
頭の中を誰かに説明できるようにする練習として、記事を書くのは大切かもしれません。
では、この辺でサヨナラとしましょう。
からすでした!
またね!
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