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メイン機材紹介ギター編②僕流のセッティング

YAKUです。

機材紹介第二回目です。
前回はメインギターであるFender MIJ Hybrid 60s Stratocasterの改造箇所を紹介しました。
そして今回は、ストラトの調整箇所に焦点を当てて、簡単に解説していこうと思います。

もしかすると「そんな所を調整するの?」とか「意味があるの?」と疑問が湧いてきそうな箇所の調整ですが、もし興味があれば是非。


さて、まずはオクターブチューニングや弦高などのセットアップですが、僕は普段からお世話になっているお店にお任せしておりますので割愛させていただきます。

注文としては

「弦高は、1番楽器が鳴る位置で」

と、かなり大雑把なお願いをしています()


…さて、セッティングの説明です。

まずはピックガードと、有ればバックプレートのネジの締め込み調整。
僕は簡略的に「スクリュー調整」と言っています。

あまり知られていない様ですが、実はFender系の楽器、特にストラトキャスターはパーツのネジの締め方一つで音が変わる程敏感に反応します。

正しい言葉で言うと「楽器の鳴り方、振動の仕方が変わり、結果出音が変わる」といったところでしょうか。

その中でも、ボディの振動にかなり影響があるピックガード部のネジとバックプレートのネジは「締めた分、緩めた分だけ変わる」と言っても過言じゃないぐらい反応してくれます。

締めれば振動の幅が比較的狭くなり、鳴り方はタイトに。
緩めればネジ穴に余裕が出来て振動の幅が広くなり、鳴り方は深くなるイメージでしょうか。

それでは僕流のセッティング解析に入りますが、調整前にピックガードとバックプレートのネジを全て「増し締め直前」にしておきましょう。
力を掛けずに締めていき、力を入れないと締められない程度で大丈夫です。

それでは、僕のセッティングはこちら。
まずはピックガード部のネジ。

各ネジ部に数字が書いていますが、これはどれくらいネジを緩めたかの値です。

値の出し方は、ギターを普段弾く様に構えた際、1番手前側のネジの溝を頂点として出しています。


続きましてバックプレートですが。

もう外しちゃっています()
たまたま僕の好みにする為には、この子のバックプレートが要らないという結論に至った結果です。

(ちなみに、スプリングは3本八の字掛けが好みですが、今はちょっと実験で3本真っ直ぐで張ってみています。こちらも好みによって張り方を変えると面白いですよ。)


以上、スクリュー調整でした。


続きまして、鳴り方を調整した上で自分が出したい音を出す為の調整「ピックアップの高さ調整」です。


ピックアップの高さの調整は、最近は挑戦されている方も多いかと思いますので、僕なりのポイントと初めて挑戦する人向けのわかりやすいやり方もご紹介します。


まず僕のセッティングはこちら。

パッと見で気づく方も居るかも知れませんが、かなり低くセッティングしています。
前回の投稿でもチラッと言いましたが、僕は低出力が好みなのです。

さて、ピックアップの高さ調整のポイントですが、まずはアンプに繋いで音を出すのが前提で、初めて挑戦したりあまり慣れてない内は、音を歪ませてやってみましょう。
音の揺らぎやこもり、サスティンの急減衰が分かりやすいので、その感覚を覚えましょう。

あとは簡単で、各ピックアップの音量差を意識しながら、前述した音の揺らぎ、こもり、サスティンの急減衰が起こらない部分に合わせるだけです。

ただ、ここで僕流のポイントというか、少し限定的ですがギターインストをされる方にオススメなのですが、1F、5F、9F、12F、15Fを押さえながら調整するとより細かくシビアな調整が出来ます。

要は、デッドポイントを少なく出来る可能性があるという事です(完全に無くすことは出来ない、そもそもギターの癖によっては効果が薄い為“可能性がある”という表現をしています)

最後に、このピックアップの高さ調整と、前述したスクリュー調整を並行して行っていき、最終的な音と鳴り方を詰めていくのが僕のセッティング方法です。


少々長くなってしまいましたね。

以上、メイン機材紹介ギター編でした。

次回はメイン機材紹介アンプ編など如何でしょうか?
興味があれば覗いてみてくださいね。

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