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地理つくば運営を引退しました

引退するする詐欺が終わりました。
第一回からずっと運営として携わり、第二回からは責任者としてずっと前線に立ってきました。私が旗を振り回していた、というのが正しいかもしれませんが。
せっかくなので、今までの振り返りと共に少しばかり地理つくばへの感謝を書こうかなと思います。

これまでのあゆみ

第一回(2019/01/21)

全ての始まりであり、地理つくばのアイデンティティを確立させた回だったなぁと思っています。

Aという人物がTwitterで言い出したこの企画は、やるやる詐欺を経てT-ACTで実現された企画でした。当時はTwitterがとても盛んで、Twitter発の企画やサークルが多く乱立していた時期でした。

当時からあまり形式は変わらず、発表したい人が好きな内容を発表するというものだったのですが、この時は対面でした。そのため、石を持ってくる人がいたり、お菓子を配る人がいたり(私です)とかなり暖かい雰囲気でした。個人的には好きなことを人前で好きなようにしゃべる機会は初めてで、スライド作りには苦労しましたが、みかんを極めるきっかけになったといっても過言ではないほど重要な出来事でありました。

この時何人かのツイッタラーにエンカしたのは良い思い出です。

第二回(2020/08/09)

なんと第一回から一年半も開いております。しかし、地理つくばが軌道に乗った回として一番重要な回です。

結論から言いますと、第一回を行ったことでやるやる詐欺ではなくなったためやる気が低下し、完全に次回の見通しが立たなくなっていました。

そんな中、コロナ禍の影響で大学に通う必要がなくなり、ただ机に向かう日々が続き、なんだかちょっとつまらない、暇だなあと感じた人がいました。私です。

私はふと思いつきました。
そうだ、地理つくばを復活させちゃえばいいんだ。

ということで、1人は少しやりにくかったので、第一回の時も運営メンバーだったBさんに協力を頼みました。(ちなみに第一回の運営はたしか6人)

復活のために、まず宣伝場所を作るべきかと思い、ロゴ類とTwitterアカウント、そしてTeamsの部屋を作りました。コンパスはその場のノリと勢いで作りましたが、結構良くないですか?(自画自賛)

地理つくばのロゴとロゴタイプ

それから募集をかけて、9人もの登壇希望者に驚いて、リハーサルもして、ポスターも作って、宣伝ツイートもして、アーカイブ用の録画もして、と初めてにしては本当に念入りに支度ができていたので、多少通信の問題等はありましたが平和に終わることができました。

そして、一番人が聞きに来てくれた回でした。(なんとピッタリ50人。いまだに信じられないです。)
さらに、このとき「#地理つくば」がTwitter上でトレンドになっていたそうです。直接確かめられてはいないのですが、これにはかなり驚かされました。

第三回(2020/11/08)

「オープニングアクト」を初めて入れた回です。

地理というものに触れてきていない方も見ていることを意識してイベントを作っていたので、最初から堅苦しいのも嫌かなと思って始めました。
このときは「地理ってなんだろう?」ということで、地理の定義を調べてみるなどしました。
また、発表時間を20分と30分で選択できるようにもしてみました。

ちなみに、このときから運営が1人増えて3人体制になっています。

第四回(2021/01/24)

ずっと地理つくばをご覧の方ならおなじみ(?)のオープニングアクト、「あなたの地理はどこから?」がスタートした回です。

運営でミーティングしていた際になんとなく出てきた話題だったのですが、地理にハマったきっかけが千差万別で面白そうだなと思い、運営でとりあえず話してみよう!という感じでやってみました。

これを聞いたその時の登壇者の方々が、それぞれの発表の最初に「私の地理は~からです」というのを話してくださり、もっとそれ詳しく教えてください!なんて内心思って聞いていました。
あと、発表時間を15分と30分で選択できるようにしました。今もこのパターンですが、ちょうどいいバランスなのかなと思っています。

第五回(2021/03/06)

「あなたの地理はどこから?」を登壇制にした回です。結果、長寿シリーズになりました。

また、卒業シーズンだったので4年生の方々にも卒業記念として発表していただいたりもしました。
結果、人数が多くなって夜までかかってしまったので(大変ありがたいことではあるのですが)、17時位を目安に終わるようにしよう……と内心決めた回でもあります。

第六回(2021/06/06)

新学期だったので、広報を(比較的)がんばっていた回です。

初めて年度をまたいだので、新規の方々にも来てほしいなあなんて思いながら準備をしていました。そのため、クロージングアクトとして第三回のオープニングアクトでやっていた「地理ってなんだろう?」をリメイクしてお話しています。
エンタメと真面目な内容のバランスがとても良かった回じゃないかなと思います。

あとこれは内部の話ですが、ポスターの制作担当から私が降りて他の運営にお願いするようになりました。この頃からちょいちょい引き継ぎを意識しだしていますね。

第七回(2021/08/08)

……ゾロ目がそんな好きとかいうわけじゃないです。

(たしか)院試の直前であんまり運営に時間を割けなかった回です。

反省ですね。タイミングミスってるだろ。とはいえ院試後は完全に放心状態だったのでできたかは怪しいですが。

クロージングアクトをまたやらせてもらいました。
このときは個人的におすすめの本を紹介してみました。
今考えたら他の方にも紹介してもらえば面白いかもですね。ビブリオバトル形式もいいかもしれません。

第八回(2021/10/02)

卒論が忙しくなってきて、今後の地理つくばを本格的に考えだした回です。

運営が3人いても、基本的に「そろそろやるか~」と言い出すのは私だったので、なかなか「やるか~」が言いにくくなってきていました。
もともとは、復活時に「この一回でおわらせてたまるか」という気持ちがあって続けていたのですが、回数を重ねてきてモチベがちょっと低くなってきてしまっていました。
ですが、この次の回のことをもう計画していたので、当日は結構楽しめていたかなと思います。

第九回(生×地つくば)(2022/03/20・21)

ほかの◯つくば(生つくば)との初コラボ回です。

生つくばの運営の方とは結構仲がよくて、内容もかぶるものがちらほらあるので「いつかコラボしたいね」と前々から話していました。
横断的な内容を発表する「生×地つくばの出逢い」という枠を今回だけ設けて、その他は基本的に生つくば・地理つくばと変わらずに行う、という形で行いました。
たまたま発表時間が30分の枠が生つくば・地理つくば両方にあったのでタイムテーブルは調整しやすかったですね。
今回だからこそ聞けた貴重な内容も多くあり、とても興奮しました。

第十回(2022/05/22)

個人的には大学院に入学後初めての回であり、オープニングアクトを最後に行った回です。

学群卒業の際にここで終わりにしても良かったのかもしれませんが、そのときはまだあまり引退のことを考えていませんでした。
ただ、大学院は地理専攻ではなくなったため、ちょっと地理のことを忘れちゃわないかな、などと心配をしていたことを覚えています。
この回では学群卒業記念じゃないですが、これまでの知識を活かしてフィールドワークの話をさせていただきました。

また、オープニングアクトはほとんどの方が「あなたの地理はどこから?」を話し終えてしまってネタ切れになっていたので、テーマをこのときだけ「なにかの地理用語に関するエピソードトーク」 または 「本編の発表につながる内容」に変更しました。
しかし、なかなか集まりにくかったことと、おそらくもう参加者の方々は慣れていそう、ということから、運営で話し合って今後オープニングアクトをやめることにしました。

第十一回(2022/10/02)

本格的に引退を考え始めた回です。

第十回のあとに運営が1人ふえて4人になっていたのですが、その新しく来てくれた人が仕事を覚えたら引退しよう、と思いました。
そのため、どんなことをやっているのかという一連の流れを把握してもらおうというつもりで準備を行いました。
見ていただければわかるのですが、ここまで通常の地理つくばの期間が空くのは初めてです。かなり運営が高齢化して多忙になっていることが読み取れます。

第十二回(2023/01/22)

ついに開催が危ぶまれるようになった回です。

これは運営の怠慢だ、と言ってしまえばそうなのですが、登壇募集の日程が短すぎましたね。良くなかったです。
そして、ついに発表者が院生以上のみとなってしまい、学群生に浸透していないことが本当に危険視されるようになりました。
もうすぐ春だし、23生のフォロー祭りでもしようかとも考えたのですが、なかなか勇気が出ませんでした。

第十三回(2023/05/21)

コロナ禍がある意味で終わりを迎えた回です。

大学の授業もオンラインから対面にほぼ移行し、大学に活気が戻ってきているのを見ながら、オンラインで◯つくばを行う形式は今の大学生に適しているのだろうか?と考えるようになりました。
そんな中、哲つくばさんが対面での開催に踏みきったのはセンセーショナルな出来事でした。しかし、個人としてはオンラインのほうが楽だし、就活で時間があまりないし……ということで、とりあえずこの回はオンラインで行いました。

第十四回(2023/10/21)

新しい取り組みを模索した回です。

やはり対面での開催のほうが学群生を引き込むのには向いているのではないか?と考え、教室や借りられる学内のスペースを探し回ったのですが、ボランティアである地理つくばには顧問の先生が存在しないことがネックとなりました。教室を借りるときは基本的に先生のサインが必要であり、自分たちだけでは手に負えないことがわかったのです。
また、基本的に週末に開催している地理つくばの場合、教室をたとえ借りられても教室の機材が使えないなどの問題があり、なかなか対面開催のハードルの高さに苦しみました。
そこで、第一回ぶりにT-ACTに頼り、機材を貸していただくことでなんとか対面開催にこぎつけることができました。(ちなみに、教室申請のサインは地理つくばの活動を知っている知り合いの先生にお願いしました)

やってみて、準備めんどくさかったけど楽しかったなあ、と思いました。
実際に発表で紹介するものを持ってきてくれた方がおり、そうか、第一回ぶりだ……となんだか嬉しくなりました。
また、休憩時間中に会話もあったりして、「生のよさ」を再確認した回になりました。

そして、引退しました。

Twitterやその他もろもろ

個人的には運営を行っていく上で、Twitterの運用はかなり大切にしてきたつもりです。
毎回ご丁寧に画像を作っていたりしたのも、TLでの占有面積を増やすため。
他にも、なんとなくクイズを作ってみたり、エイプリルフールでふざけてみたり。
あと、おすすめの地理系授業の紹介は結構反応をいただけて嬉しかったです。
最近500フォロワーを超えたのですが、そのお祝いツイートができていないことが心残りです。

◯つくばが筑波大学新聞に掲載されたこともありましたね。
Twitterの運用をがんばっていたらそこだけフィーチャーされてしまい、肝心の地理つくば本編の説明がほとんどなかったのはちょっと残念でしたが。

ここらへんの部分は完全に個人の趣味、やりたい放題でやらせてもらっていました。たくさん遊ばせてくれてありがとう。

振り返ってみて

四年半を一気に振り返ってみました。
かなり最後の方はマイナスなことを書いてしまいましたが、これが現実だと思いなるべく包み隠さず書いたつもりです。
実際、最後の第十四回も人は多いとはいえませんでした。というかほとんどいなかった、のほうが正確な表現でした。
このままでは確実にオワコンとなるのは目に見えているので、どう打開していくべきか、今後も模索は続いていくと思います。

地理つくばへ愛を込めて

振り返ってみれば、運営の仕事をやっていた自分はずっとめんどくさいなあ、なんて言ってたような気がします。
昔から家族にはコツコツ型だねなんて言われていましたが、そんなわけない、見えないところでサボってたりするんだよ、と心のなかで反発していました。
でも、「次回楽しみにしてます」とか「もう発表したいこと決まってます」なんて言われたら、やらないなんて選択肢はあるわけないじゃないですか。やるしかないんですよ。やるんですよ。やるったらやる。
そういう気持ちでここまで続けてこられました。
怠けそうな運営のお尻を叩いてくれて、ありがとう。
本当によく続いたなと、いまだに自分でも自分が信じられません。

この場だから明かしますが、私は人前で話すことが得意ではありません。
でも、人前で話すことは好きです。
下手の横好きと言われようと、やっぱり人に喋りたい。人の話が聞きたい。
それも、地理つくばを続けてこられた大きな理由なのかもしれません。
ですが、登壇者が一人では地理つくばは成り立ちません。
ですから、自分がいくら話したいと思っても、他の登壇者の方々がいなければ地理つくばはここまで続いていなかったのです。
おかげで、私は何度も何度も発表させてもらう機会を得ることができました。下手なりにスライド作りも早くなりましたし、人前で話すことに抵抗感はもうありません。
改めて、登壇者の皆様に感謝申し上げます。
あなた方こそが地理つくばの主役です。

そして、運営のみんなへ。
ここまでわがままについてきてくれて、本当に本当にありがとう。
不器用で、責任者としてうまく立ち回れていなかったところも多々あったと思いますが、たくさん助けてもらったからここまでやってこれたのだと思います。
助かりました。一人じゃここまでできてません。
今後は、無理せず自分らしく進んでいってくれたら嬉しいです。

ここまで十四回、本当に多くの方々に支えていただきました。
登壇してくださった方、#地理つくばでつぶやいてくださった方、聞いてくださった方、来てくださった方、T-ACTの方々、そして、運営のみんな。
本当にありがとうございました。ありがとうだけじゃ足りないくらい、ありがとう。

地理つくばを通して、たくさん成長させてもらいました。
イベントの運営の仕方。人への話し方。人脈の広げ方。その他数え切れないほどの知識たち。
「暇だなあ」から始まったとは思えないほど、多くのものを得ることができました。
正直もっとこうすれば、ああすればという後悔はとどまることを知りませんが、ここまで続けてこられたことは自分にとってとても大きな自信と財産になったことは確かです。
ありがとう、地理つくば。

これで、肩の荷物をようやく全て下ろすことができました。
あとは修士論文に専念しようと思います。

大好きです。

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