今の仮想通貨の欠点と決済につかうための実現ポイント 可愛いリスCH(チャンネル)その4
金融決済について何でも知ってる「可愛いリス博士」に「なぜ、ビットコインが決済の主流になれないのか」を解説してもらいました。
これをもっとわかりやすく説明できるようになりたいなー。
とりあえず掲載します。新規事業で金融決済をはじめる人に届いてほしい!
仮想通貨の代表ビットコインの特徴
ビットコインの長所と欠点
(ア) ビットコインの長所
① 資産の保有者が残高を移動すれば、それだけで資産の移動が完了する。
② よって資産の移動が簡単に出来る。
③ センターサーバーを提供する管理者が不要で、参加者全員が相互監視する仕組み。
④ よって 1 管理者に、コストや責任が集中することがない。
⑤ 紙幣の代替のように不特定多数が参加する仕組みに向く。
(イ) ビットコインの欠点
① 資産保有者だけが存在する仕組みであるために両替商などの管理代行者には、資産保有者と区別ない権限が委譲されており、現在の証券残高のように顧客資産が管理者から分別されてはいない。
② よって管理者が騙されれば顧客残高も保護されず、顧客資産が喪失する事故が多発している。
③ また通貨のような資産価値の管理者もいない。よって現状では価格の暴落急騰を繰り返している。
(ウ) 中銀コインや担保管理型コインについて
① 中銀コインは、銀行預金と同様に中銀の債務とする考え方が一般的。
② 担保管理型の場合も担保管理者が資産の移動に強く連携する必要がある。
③ よって、いずれの場合も管理者不在や資産保有者が単独で資産を移動出来るとするビットコトンの考え方はなじまない。
(エ) 残高管理について
① ビットコインの記帳は、残高を記帳しない。
② よって残高を管理するめには、過去の移動履歴を全てシステム上に残す必要がある。
③ 個々のデータは軽量であっても、全データを未来永劫残す必要があり、世界中のサーバーに重複して残すと言うビットコインの特色を維持するためには、膨大なシステム資産を充当する必要がある。
④ また資産残高という個人情報が、オープンな環境に永遠に残ることは、個人情報保護の見地から好ましくはない。
(オ) 現状
① 中央集権型のサーバー方式の電子マネーが一般的。
② 中国の中銀コインや、PayPay などの電子マネーはすべて中央集権型。
③ 管理者不要のビットコイン方式の場合は、価格の乱高下が激しく決済手段としては普及していない。
④ 仮想資産という呼称になったように、価格の高騰を狙う投機対象になっている。
仮想通貨の短所の解決方法
(ア) 簡単!コインを2つにすれば解決する
① コインは二つ。
② 資産保有者の振替コインと残高管理者の承認コインの二つがあって初めて資産移動が成立かる仕組みとする。
(イ) 解決出来る問題
① 資産保有者のコインは、単に支払いの意志表明。
② 資産保有者の残高管理者(例えば資産保有者が契約する銀行)は、資産保有者の預金残高等を確認して残高がある場合には、当該残高を担保として承認コインを発行する。
③ 残高管理は金融機関等がクローズドな環境で管理可能であり、現在の法制度で対応可能。
④ 承認コインは金融機関の支払保証であり、中央清算機関によるネット決済も可能。
⑤ 参加資格に制約が少ない為、紙幣の代替などの仕組みが作りやすい。
↑これが実装できると、キャッシュレスを安価に実現できるそうです。
仮想通貨をホントに決済のかなめにしたいと考えている方からのご意見をお待ちしてます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?