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「気をつけて」とはまた違ったニュアンスの조심해(チョシメ)

 韓国に来てから義理の妹と話していると不思議に感じることがある。

 義妹とのちょっと不思議な会話シリーズ他のnoteはこちら💁‍♀️

 一度外を一緒に散歩している時、私が立ち止まって写真を撮っていたところ、義妹が私の足につまづいた。その時に言われたことが

조심해(チョシメ)!(日本語で気をつけての意味)

だった。私はもちろん脳内でチョシメを「気をつけて!」と直訳したので、私が立っているところを通りかかってつまづいて「気をつけて」ってどういうこと?私の立つ位置が悪かったのかな?
と考えたが、特にその時は何も聞くことはなかった。

 だけど、地下鉄やエレベーターなどに乗っていて韓国の人とぶつかっても交わされるのは「조심하세요(チョシマセヨ)気をつけてください」ではなくて「죄송합니다(チェソンハムニダ)すみません」
たぶん「チョシマセヨ」って言おうもんなら日本人でも喧嘩になると思う😂笑笑

 その後も韓国で生活しながら、一緒にご飯を食べにいく関係のオンニたちにも出会えたんだけど、同じような状況が発生しても「미안!(ミアン)ごめん!」とか「괜찬아?
(ケンチャナ)大丈夫?」
と聞かれることが多く、その度に義妹の「チョシメ」を思い出して不思議に思うのであった。

 

 その後も何度か義妹と一緒にいると「조심해(チョシメ)」と言われることが多いので、一度聞いてみた。
「ねえ、なんでぶつかったりした時とか何かが当たったりした時に『미안!(ミアン)ごめん!』とかじゃなくて『조심해(チョシメ)』って使うの?私に対して気をつけてっていう意味?それともぶつかったからお互いに『気をつけよう』みたいな感じ?」と簡単にはこんなニュアンスで聞いてみた。
すると、

うーん…どっちも違うかも😅

と言われてさらにどういうこと???となった。

 彼女曰く、もちろん他の人にはぶつかったら当たった強弱に関わらず「죄송합니다(チェソンハムニダ)すみません」。でも、友達や近い人なら多少当たったぐらいでは「미안해!(ミアネ)ごめん!」は使わずに「조심해(チョシメ)」と言うらしい。

 ただここに「気をつけて」という意味はなく、彼女が言うには「礼儀の話」だと。ぶつかって何も言わないのもちょっとアレだけど、それで相手が痛がってるとかならごめんだけど、ごめんと言うほどではないし…という状況で出てくるのが「조심해(チョシメ)」ということみたい。たぶん日本語で言うところの「大丈夫?」みたいなニュアンスに近いものなのかと。

 ちなみに子供が走って怪我をしそうだから危ない、気をつけて!という時には「조심해(チョシメ)」で合っているとのこと。

 なんというか、日本人含む外国人だと「조심해(チョシメ)」と聞くと気をつけて、英語だとBe carefulとかWatch outになると思うのではないだろうか??どうしても習った単語をそのままの意味で頭の中で訳してしまうので、この辺りのニュアンスの理解がやっぱり言葉の壁というかちょっと難しく感じた🤔

 他にも「오해(オヘ)誤解」という単語にもそういうニュアンスを感じたことがあるのだけど、「あの時こう言ってこうしましたよね?」という疑問に対し「それは『오해(オヘ)誤解』だよ」みたいなやり取りでも、聞いているこちらからすると「その事実があったと片方は言っているのに誤解なの?」と思ったのだが、夫に後で聞いたところ、これも教科書で習う「오해(オヘ)誤解」とはまた違う意味らしい。
ちょっとこの辺りについては話がややこしかったので、それがどういうニュアンスなのかまでは聞いてない😇

 韓国に住んで色々勉強してきたつもりでも、やっぱりネイティブ独特の表現があるのか、そのニュアンスの意味の理解までは難しいな〜と痛感🙂‍↕️。
でも他の人たちがそんなふうに言ってるのを聞いたことがないのは、家族ならもはや気にしないレベルのことでも、もしかしたら周りの人たちはそういう誤解しないような言葉選びをしてくれてるからなのかな〜とも思ったり🥲そう思うと感謝だわ…🙏

 ふと思ったのだけど、逆に日本語でも教科書で習う意味の他に、実際に使われる少し意味の違う言葉ってあるのだろうか🤔??考えてみたんだけど思いつかない…もしパッと思いついた方は、コメントで教えてください😂

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Nancy
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