わたしがエクストリーム帰寮の飛ばし先を決めるときに考えていること
エクストリーム帰寮運営の@Nishikyo_KUです.わたしが参加者の飛ばし先をどういう基準で選んでいるか,今後ドライバーをされる方にどういう場所に飛ばしてほしいかについてまとめました.
基本的な方針
基本的には
・「このまま歩けば寮に着く!」と思えるまで時間がかかる
・スタート時に選択する進行方向によって全体的な方針が大幅に変わる
・青看板(道路にある道案内の看板)にヒントとなる地名がなかなか出てこない
などといったことを考えています.
実際に考えてみよう
[例1] 15kmくらい
まず
・洛中
・国道沿い
は簡単に帰れてしまうので除外します.
今回は右下の「上醍醐」の文字があるあたりに注目してみます.ここのあたりは様々な方向に道が繋がっており,かつ国道から遠いため,降ろす地点として適していることがわかります.
詳細に見てみます.例えばここのピンのところからは
①山科方面(最短)
②宇治方面
③大津方面
に道が伸びています.
では,この地点のストリートビューを見てみましょう.
普通の感性をしていれば,深夜にここに降ろされてわざわざ最短かわからないとても細い道に入っていくことはないでしょう.
しかし,地図を見ればわかる通り,最短経路はこのとても細い道です.最短経路を通れば13km程度で帰ることができます.しかし,ここでルート選択を誤ると30km近く歩くことになります.
15kmくらいで指定された場合はこういったところに降ろすと良いでしょう.
[例2] 40kmくらい
京都から40kmくらいの距離の国道空白地帯はたくさんあります.今回はその中でも亀岡と北摂の間の山間部に注目してみます.
この地域は
①亀岡方面
②高槻方面
に降りる選択肢があり,迷う要素になります.
ここのあたりの適地を探してみましょう.
するとここに住宅街があることが分かります.住宅街は道が複雑で道路標識が少ないので狙い目です.
試しにストリートビューで住宅街の奥の方の適当な場所を見てみると,申し分のない風情です(エクストリーム帰寮的基準).
ここから亀岡方面に抜けることを考えてみましょう.この場合以下のような経路になることが考えられます.
ここから寮までの距離を足すと40kmを超えます.
続いて高槻方面に抜けることを考えてみましょう.この場合以下のような経路になることが考えられます.
この場合も40kmを超えます.
しかし,実際の最短ルートは山の中をそのまま突き進んで洛西のほうに抜ける道で,40kmを切ります.このルートは複雑なのでよほどのことがない限り選択できないでしょう.
40kmくらいで指定された場合はこういったところに降ろすと良いでしょう.
もしかしたら注意した方が良いかもしれないこと
基本的には安全が確保される限りはどんなところに降ろしても良いのですが,場所によっては危険なところを通らないと寮に帰れないことがあります.ここではその一例を紹介します.
今回紹介するのは国道9号周辺京丹波町以遠です.国道9号の南丹市と京丹波町の間には観音トンネルというトンネルがあります.迂回ルートは遠いので,国道9号周辺の京丹波町以遠に降ろされた場合基本的にここを通ることになります.
しかし,このトンネルには歩道がなく路側帯も狭いため,歩くのに適していません.また,1桁国道であるため夜でも車通りがあります.したがって,ここのトンネルを通る必要のあるところに降ろすのは基本的には非推奨です.
京都周辺にはこのような潜在的な危険性がある道がおそらく他にもあります.こういったことにも意識を向けると良いかと思います.
最後に
いろいろとわたしなりのエクストリーム帰寮に対する考えを書きましたが,大切なのは自分が面白そうと思ったところに降ろすことです.わたしの考えは参考程度にして,最後は自分の感性に従いましょう.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?