賃貸ネプチューンでソリティアをしよう!
はじめに
山札をデッキアウトするぐらい引きたい!
1ターンでひたすら横並べしたい!
みなさんはこんなことを思った経験がないだろうか。
そんなときはこれ!
11弾のハズレアと呼ばれるエルレヴァインさん。
でも、そんな彼女もあるカードにより化けるのだ。
それがこちら。
エルレヴァインには、なんと城があると召喚コストが1下がるという最強の能力があり、ハッスルキャッスルにはクリーチャーが出た時にドローできる能力がある。
その噛み合わせは完璧と言っていい。多分デザイナーズコンボだ。
これの前にもコストを1下げながら、登場時ドローができるカードがあったような……。
デッキ紹介の前から俄然弱く思えてきましたね。
これがメンタリズムなんです。
賃貸ネプチューン
緑マナがないのにハッスルキャッスルを借りてくるので、賃貸ネプチューンと命名した。センスは不問。
表題にもある通り、今回はネプチューンをフィニッシャーに据えた形のデッキとなっている。
メカオーなどでマザーによるフィニッシュを目指す方向性になると、盤面のエンジェルコマンドが邪魔になるし、アークやメイトによるビッグバンも盤面が並ぶという性質と相性が悪いと言える。
コストが軽いティラノドレイクの利点を生かして、赤白でティラノリンクノヴァを撃つプランも考えたが、ノヴァに4マナを使うのが難しいと判断した。なんならドルザバードを投げる方が強いし、その場合でもキラは必須なので3色プラスでハッスルキャッスルを単色構成で要求される。バルザークでは手札が足りない。これは事故率が確実に上がるだろう。
エンジェルコマンドという種族に意味があって、エルレヴァインのコスト軽減が活きる。そんなカードはないかなぁ……。
あるんだな、これが
そう、ネプチューンだ。
エルレヴァイン+ハッスルキャッスルという組み合わせ。これを一番活かせるのはネプチューンなんじゃないかと思う。(個人の意見です。レオパルドも強いとは思います)
理由を以下に。
1
進化元エンジェルコマンドのおかげでピカリエを巻き込むことで盤面を空けつつ打点を確保できる。
2
ハッスルキャッスルのドロー効果によって、GVの弱点である手札消費の激しさを気にする必要がない。
3
グランドデビルも進化元にできるため、青白の2色+ハッスルキャッスルで色事故の心配なく回せる。
4
ガニスター
3までは説明の必要がないと思うが、なぜガニスターがストロングポイントなのだろうか?
それはこのデッキの上振れパターンとリカバリーパターンの役割を担うからだ。
ご存じの通り、ガニスターは光文明の召喚コストを1軽減する効果を持つ。
そのガニスターを3ターン目に置いた場合、4ターン目にヴォイジャーピカリエという動きが可能になり、5ターン目にエルレヴァインを置いてなお3マナを自由に使うことができるのだ。
そして、このデッキのエルレハッスル着地しての3マナというものは大きな意味を持つ。
というのも、2マナ以下のグランドデビル11枚が1マナになり、ヴォイジャーがいれば進化元にする1枚を除いた7枚の4マナエンジェルコマンドも1マナになる。つまり、3体のクリーチャーが並ぶのだ。
これを元に、このデッキの上振れを書こう。
2でデビルのどれか
↓
3ガニスター
↓
4ヴォイジャーピカリエ
↓
5エルレヴァインからハッスル要塞化、2マナでデビルを2枚出してマーキュリー
マーキュリーは6マナ、盤面のデビルは4枚で一見1マナ足りないように思えるが、そこはエルレヴァインのコスト軽減でジャスト5軽減ができる。
これによって、呪文を封じながら7打点を作ることが5ターン目に可能になっている。このデッキのマーキュリーは2枚なので、流石に決まることはほとんどないのだが。
マーキュリーでなくとも、エンジェルコマンドかグランドデビル5枚で内1枚をエルレヴァインにさえ出来れば1マナでネプチューンを出すことも可能だ。
5ターン目にそれを可能にするために必須なのがガニスターであり、進化元として、軽減役として、3ターン目の動きとして最良なのはお分かりいただけるだろう。
そして、ガニスターはリカバリーパターンにも採用される。
このデッキには、しばしハッスルキャッスルは割れないけど、せめてエルレヴァインは除去で消すという動きをされることがある。
そこで軽減が1枚も残らないと大きな足踏みになるのだが、ガニスターを使えばリカバリーが容易になるのだ。
ヴォイジャーがいればエンジェルコマンドは1マナか2マナ、そもそものヴォイジャーも3マナになるため、ガニスターとハッスルキャッスルがあって6マナあればそこからエルレヴァインに繋げることすらできる。
ガニスターとヴォイジャーが元々の盤面にいれば、最早エルレヴァインの再展開すら不要だ。1マナになったエンジェルコマンドや元々1マナのウェバリスを展開してフェニックスに繋げてしまえばいい。
そんな柔軟性を生むのも、やはりガニスターなのだ。
これガニスターの記事だっけ?
というわけで、ネプチューン軸にする利点を説明させていただいた。
回し方を書こうと思ったのだが、上の説明と被る点が多いので割愛させてもらう。
魅力
表題にもある通り、圧倒的なソリティア力がこのデッキの強さであり、楽しさだと思う。
1マナにしたクリーチャーをひたすら並べて進化GVで盤面を空けて、また並べて進化GVしてという動きは他のデッキには真似出来ないと思う。強いて言えばメカオーが近いが、このデッキの回った時はメカオーより訳がわからない動きができる。
筆者はネプチューンを2ターン連続で出したり、1ターンでネプチューンとマーキュリーを揃えたりした。
他にも山札を7ターン目に残り5枚まで引くことができたりと、ドローして出して、大型で盤面を制圧してトドメを刺すという、カードゲームの楽しみを凝縮したような勝ち方ができて、とても楽しい。
そして、きっと相手はこう思っているだろう。
「壁とやってろ」
おわりに
今回は、VTuber紫電ライジさんの配信の1戦で使っていただいた賃貸ネプチューンの紹介だった。
以下にリンクを貼らせていただく。
大体1:58:00ぐらいから。
ライジさんは元々楽しんでゲームをしてる方なので説得力はないかもしれないが、回った時は本当に楽しいのだ。本人も楽しいって言ってた。
正直エルレヴァインは城の性質上速攻対面に弱いし、ランクマで使うタイプのデッキではないのかもしれない。
でも、楽しい。
無敵リーサ、バルザークでシールド一掃など、城ロマンコンボのお供のエルレヴァインくん。
ハズレア600ポイントと砕く前に、1度遊んでみては?