2022.10.11
はじめまして。おはよう。こんばんは。shiranamiです。
ルーキーが終わりました。まだ2年経っていないんだけどね。あと半年もしたら2年目です。はやいね~~。
最近シキヒさんに誘われて、あだちかすかさんとシキヒさんと僕の三人でDiscordおしゃべりをしたんですけど、じゃあおやすみ~~と解散した後に「ひとりで始めたボカロ活動なのに電話するほど濃い友達ができたのかぁ」などと感慨に耽っていました。恥ずかしいのでこのエピソードは直接シキヒさんにはいいません。
初投稿の煙泳の時はもう本当にボカロPってなにすんの?状態でして、イラストの依頼をするとか動画の依頼をするとか投稿の準備とかとかとか。。。やること多いしすぐ忘れちゃうしなによりやり方がわからんしで困ったのに、聞ける人もおらず「ボカロP 新曲」で検索してみたり、知らないボカロPの新曲投稿しました!のTwitter投稿をコピペしてみたりと、本当に試行錯誤の繰り返しでした。懐かしいね~~。
それが今やちゃんと一か月前にはイラストレーターの人にデモ送って相談して、予告ツイートも動画付きで数日前には投稿して、動画ソフトもちょっと使ってみたりもして、、、名実(実は怪しいけど)ともに脱ルーキーって感じです。おかげ様ですね。
それもこれもボカコレという「ボカロPがなんかみんな参加してるっぽいイベント」があるおかげで、ここまでには何とか曲を作らないと、、、!という使命感のようなもののおかげです。ツイートでも言ったけどボカコレはshiranamiのママです。
ボカコレ投稿曲が伸びたことありません。下からイベントを支え続けています。ベーシストだからかな。関係ないね。
それもこれも僕がいわゆる「ボカコレ対策」みたいな動きを弱小ルーキーのくせにさぼり続けているのが良くないです。これは皮肉でもなんでもなく本当にそう思っています。投稿する前にフォロワーを増やすとか、流行りの音を研究するとかみたいなことを一切していないもんで、毎回不甲斐ない結果をたたき出してはあ~あ…ちゃんとやればよかった…という気持ちになっています。
ここまで読んでいる方はたぶん本当に僕の曲が好きか、僕のことが好きな人だと思うので、そういう人向けにバッドエンドのライナーノーツでも残しておこうと思います。口外OKです。
まずは今回もイラストを描いてくれた春永はるなさん、ほんとうに大感謝です。今年は春永さんと三つMVを作りました。どれもめちゃお気に入りです。動画のコメントでイラストを褒められると「せやろ~~~~!」という気持ちです。
今回は直前に相談して(ほんとうにごめんなさい)、直前なのに高速&高クオリティでイラストを描いてくれて、差分までくれて、さすがに恋しちゃうかと思いました。イケメンすぎ。みんな春永さんにイラスト依頼してください。デモを送ると春永さんなりの解釈を伝えてくれてそうそう!みたいになるので本当に神です。神絵師と書いてハルナガハルナと読みます。読みましょう。
曲については作曲~マスタリングまですべでshiranamiです。ここはちょっとしたこだわりがあって、ボカロPの一番面白いところって作曲からマスタリングまでぜ~~~~~~んぶ自分の思い通りになるところだと思うんですよね。なので演奏や調声、ミックスマスタリングを誰かに依頼するということは今後もありません。それが悪いとかいうつもりは本当にないんですけど、せっかくボカロPなのにちょっともったいないな~とは思います。ほかの人と一緒に作って自分の想像を超えていくみたいな音楽の面白さもあるんですけど、それやりたかったら僕はまだバンド続けてました。
動画はshiranamiです。動画は依頼したいな~と思っているんですけど、いつも曲ができるのがギリギリ過ぎて納期的に自分でやるしかなくなってます。おもしろ~と思っているので今のところ大丈夫です。
というわけで歌詞行きましょう。
バッドエンドというのはこの曲そのもののことを指していて、最初の一節は「これまで活動して悩んで出した答えがこの曲だったら、君は笑う?」という問いかけです。この曲が結論なら嘲笑してほしいという願いも込めて。
せっかく読んでくれているならバースごとに解説しちゃいます。全部見せちゃう。特別だよ。
これでも劣等は感じています。鳴り続く耳鳴りはいままでの自分の曲のせいです。轟音歪みギターが好きなので。この痛みは決してネガティブなものではありません。ライブハウスでクソデカオルタナを聞いた後の気持ちと同じです。二行目は、界隈のことはわからんけどみんなも轟音オルタナ好きでしょ?という感じ。
そもそも初投稿をする前に告知動画だけ出した状態でボカロPやボカロリスナーをフォローしまくってFFを増やしておけば、初速が重要なイベント系では確実に数的有利を取れる訳で、そういう動きをすることなくルーキーが終わろうとしていることの表現です。
ここの「鳴り止まない耳鳴り」も自分の曲からくるものですが、爆音オルタナが好きすぎて売れ線ボカロックに行ききれないということを引き延ばして詠唱させています。オルタナティブミックがランキング上位を占めるのは消えない幻想です。聞こえない返答は曲へのリアクションが全然ないこと。普通に拗ねとる…。
散々な方便=ボカコレ対策、もう限界です。「傷付いても案外生きていたいもんで」というのはなんやかんや振り切れずに今までの物に縋ってしまうみたいなニュアンスです。もうやめようか?みたいな思想になったこともあります。数字を出したいならオルタナはあきらめた方がいいというのはわかってますが…みたいなことを述べた後に、「自尊からの逃走 愛情だって限界だ」というところでこの「バッドエンド」という曲を作ってしまった真髄に触れています。
つまり自尊=プライドから逃げてこんな曲を作っちゃった、、、というところです。同じギターロックではあるんだけど、こう、違うんすよね。凪ぐ聞いてください。このままなんのリアクションももらえないならオルタナ愛も枯れていっちゃうかも…みたいな。ちなみにオルタナオルタナ言ってますがぶっちゃけ厳密な分類分けが分かりません。凪ぐとか気化熱みたいな曲をイメージしておいてください。
ここまでくるとこんなに悲しいのをよくここまでポップに昇華したよなと自分を褒めたくなります。えらいね~~~~~。悲しい歌詞を悲しい曲調でまとめてしまうとなんだか恥ずかしくなってしまうのよね。
上2行はぶっちゃけ数合わせです。一番に似た歌詞が二番で出てきたらそれっぽいよなと。下2行はめちゃくちゃ本心です。実際離れてしまった人もいるわけで。これは僕だけじゃないと思う。数に関わらずずっと消えないよね。
この曲で一番言いたかったのはこの一節で、ここだけいつもの歪みマシマシオルタナ系ギターの音×5、左右で別のコード進行、メジャーセブンス→マイナーセブンスのクリシェ、アルペジオ2本、ボーカルよりでかい説が浮上しそうな音量感など、いつもの感じに音を戻してます。「鳴り止まない轟音」をそのまま音にした感じです。「君」はこのフレーズを聞いている人全員…と言いたいところだけど、これは完全にフォロワーへの私信です。この進行、音量感、サウンドをフォロワーの皆さんが好きだと言ってくれるうちは、僕は曲を作り続けられる=まだ生きられるという重めのラブソングです。そう、これはフォロワー全員への重厚なラブソングだったんですね…Chu♡
オルタナサウンドが細切れにされて元のサウンドに戻ってきましたね。お決まりの転調をしてラスサビです。数を伸ばすための手段をいろいろ聞いたり調べたりして振り回された結果この曲を作ったけど、まだまだ生きたい=クソデカオルタナ作っていきたいよ!というラスサビ。満身創痍でも途切れ途切れの愛を鳴らします。途切れ途切れの愛はFuzzFaceのちぎれる感じをイメージしています。つまらないプライド=数にさよならを告げるという宣言です。この曲でそれをするというのは壮大なアイロニーなんだけど、それがやりたかったです。
「まだゼロからの出発 いずれ狂ってしまっても」のところ、これからもがんばるぞ!の気持ちで書いたんですけどこれ「転生しま~す、よろ!」にも読み取れるなと思ってちょっとそわそわしました。でもそこまで聞き込むほどみんな余裕ないか、と思って落ち着きました。
というわけで、伸びないとわかっていてもこれ(オルタナやります!)が僕の答えなら笑えるかい?という投げかけで〆です。お疲れさまでした。
気になる転生ですが、正直考えました。でも僕見かけ通り小心者で、今まで聞いていいねと思ってくれて、わざわざツイッターまで探してフォローしてくれた人とか、仲良くしてくれてる人達を切り捨ててまで数字にこだわれなかったです。冗談みたいに好きだよとかBIG LOVEとか言ってますが、ほんとにありがたいしうれしいし思っている以上にみなさんのこと好きです。なのでしません。
沿岸都市みたいに何かに所属したり、アイドル曲が書きたくなって曲調を分けるために別名義で曲出したりするかもしれないけど、基本的にshiranamiはずっとshiranamiです。なのでまぁ、どこかでshiranamiみたいな人を見たら普通に僕みたいな別人なので教えてください。仲良くなってきます。
そんなわけでこれからもよろしくお願いします。
長文読んでくれてありがとうね。
2022/10/11 shiranami
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