ほんまに、不便かどうかわからんくなってるのは思考停止ですぜ。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれるようになってしばらく経ちます。
流石に「DX」という言葉は当たり前のように使われているのかなと思ったんですが、意外とそんなことも無さそう。
私の周りには当然のようにIT関連で働いている人が集まってくるので、DXという言葉の認識率は高いものの、旧友と話をしていると「DX?デラックス?」なんていう勘違いも出たりします。
一部の業界だけではなく、社会全体でその動きが出るのは、もうしばらく先になりそうです。
特に飲食業界やアパレル業界、不動産業界なんかは、業界事情があるのかないのか分かりませんが、IT化をむしろ阻もうとしているようにすら思えてくるくらい進んでいません。
とは言うものの、私たちのような”デジタルのものづくり”の会社は、そもそもそういった業界の課題感に触れることすらできないので、難しいところです。
それらの業界の方々から、「ちょっとこれ不便なんだけど、作ってくれへん?」という声が上がれば楽なんですが、何にせよ、不便だと思っていない事が一番の課題。
結局は根気強く、私たちの方からアプローチしていくしかないんでしょうね。
もしこれを読んでくださっていて、「発注とか管理とか、紙でやってるでい!」なんていう方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。
相談も提案もお見積もりも、もちろん無料で行いますので、お気軽に!
一応匿名でこのnoteはやっているんで、お声がけいただいたら会社名や個人名は出します!ぜひTwitterのDMにて、お待ちしております。
さて今日取り上げるのは、農業に関するサービスです。
私の印象からすると、農業業界はデジタル化やIT化がかなり進んでいますよね。ただ、今日紹介しようと思ったのは、「まさにそういうのがDXって言うねん!!」みたいなものでした。
まだまだ掘り起こしてみれば出てきそうですね。ではいきましょう。
AI米粒等級解析アプリ「らいす」とは
正直、名前だけ見ても、「???」って感じですよね。私もそうでした。
これは、「AIを使って、米粒の等級を調べてくれるアプリ」なんです。お米を育てている人しかわからないかもしれないですが、お米は出荷する際に、「等級」というランクによって販売価格が変わってきます。
その等級をあらかじめ家にいても知ることができるというアプリです。
等級検査の問題点を解消するのが「らいす」
「らいす」を知るまでには、そもそも「米粒の等級検査」なんていうものがあったことすら知りませんでした。いやまあよく考えればわかることなんですが、想像したことなかったからわからなかったの方が正しいですね。
その等級検査というのは、水分量の判定や見た目の判定を行っているようです。(この記事は毎日更新を目的にやっているので、あくまでも簡単な私調べです。もし間違っていたらすみません…参考文献)
水分量の判定は到底人間では計り知れないので機械を使っているようなのですが、”見た目”に関しては目視で行われているそうです。
目視!?いや衝撃。
大量に送られてくる米を目視で判別していくのも確かにすごいですが、おおよその正確さを持って判別できるその判別者もすごい。
これ、一番上が等級が高く、一番下が等級が低いらしい。
これを目視で見ていくのはまじでやばい…(参考文献)
ていうか、それを機械でやろうと思っていなかったその環境がすごい。やはり若手がいないとそれらの問題点にすら気がつかないのだろうか。
話はアプリに戻ります。
「らいす」は、あらかじめ家にいる状態で、スマホを通して、米粒の等級判定を行ってくれるというもの。
「家で出来たら何のメリットがあるん?」なんて思われた方がいるかと思いますが、なんと、等級判定をする際に、米を作った人が申告した等級より低かった場合、家に持って帰って、再度自分でその等級に合うように米を選別し、また持っていって検査するという地獄の鬼無駄な工数を取っているという現状なのです。
これはまじでヤバすぎます。
そこに登場したのが家で等級をあらかじめ判別してくれる同アプリだったというわけです。
らいすの使い方
正直これを読んでいる方々は大半が農業をしていないと思いますし、その中でも米を育てている方はもはや0だと思ったんですが、一応どんな機能なのかを書いておこうと思います。
規定の容器に入れ、上から撮影し、数秒後に判別完了。終了。
画像解析ですね。このnoteでは「細かい技術については触れない」と決めているので、これ以上は書きませんが、AIを使って、画像を解析し、米粒の大きさを判別しているっていうものです。
DXに踏み込むときに大事な点と、まとめ
今回紹介したアプリを見てもわかる通り、もはやその業界について全く知らない身からすると、めちゃくちゃ不便だと思うことも解消しようという考えにすら至れません。
私は、米粒の等級検査をしていることも、それを目視でやっていることも知りませんでした。
それこそまさにデジタル化するべきものでしょうし、業界構造が変わる(デジタルディスラプション)とまでは言いませんが、間違いなく多くの人がこのアプリでハッピーになるでしょう。
私からもアプローチをかけて行きたいのは山々ですが、どうしてもデジタルに対して疑問詞を持っているような方と接触していても時間的効果が悪すぎます。
運良くこれを読んでくれていて、「もしかしたら何か変わるかも?」なんていう淡い期待を持っていただいた方がいたのであれば幸いです。
お仕事の話ではなくても、まずはざっくばらんに話しましょう(出会い系のプロフィールみたいになってしまった…)
てことで、このnoteが何かのきっかけになったらいいなと思っております。
しらんけど。
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