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医学部に合格した学生が新学期までにやると良いこと5選

最近暖かくなってきましたね。
外に出てもポカポカとした日差しが心地いいです。

ここ数日は国立大学の合格発表日でしたね。
Twitterなどを見ていてもさまざまな報告が溢れていて懐かしい気持ちになりました。
(私は1年目は×、2年目で今の大学に拾っていただきました)

合格した方はおめでとうございます🌸

ダメだった方が今後どうするのかは人それぞれですが、どうか悔いのない選択をして欲しです。

さて、無事医学部に進学が決まった方は授業開始までに三週間ほどあると思います。
今回はその期間にやると良いこと5選を、現役医学生の白森がご紹介いたします。

1 思いっきり遊ぶ!!!

これが一番おすすめ。もうこれにつきます。
高3生なら友達と卒業旅行みたいなのに行って思い出作りをするのが良いでしょう。
医学部に入ったら6年なんてあっという間です。なかなか青春する時間もないかもしれません。
きちんと青春できる時に青春しておいてください。

仮に多浪、再受験、周りがみんな浪人予定みたいな感じで友人と遊べない場合でも、何か趣味に思いっきり時間を使うのが良いのではないかと思います。
医学部に入れば常に脳裏に試験や留年がちらつく生活が始まります。そのような余計なストレスを感じずに頭空っぽにして幸せを享受できる機会はそうそうありません。
貴重なストレス完全フリーな時間をぜひ有効活用してください。

2 自炊の練習

これは実家から離れて下宿する予定の学生にしか当てはまらないかもしれません。
下宿暮らしだとご飯は自分で用意する必要があります。
もちろんインスタントやレトルト、冷凍食品は駆使することになるのですが、それだけだと栄養バランスも悪くなるし出費もバカになりません。

そのため最低限のメニューは作れた方が良いです。
特に料理が壊滅的な方は親に教えてもらうなどしておいた方が良いかもしれません。

3 体を鍛える

厳しい医学部受験を乗り越えてきた方はその分体力も衰えているのではないでしょうか。
毎日毎日イスの上から動かない生活をしていれば当然ですけどね。
そのような方は3月中にリハビリをしておくのが良いと思います。

医学部生活はやっぱり体力が必要になります。
また、運動部に入る予定の人にとってはさらに言うまでもないですよね。
私はとある運動部に所属していましたが、新歓が終わった5月からの通常練習ではしょっちゅうブラックアウトを起こしていました。

4 英語の勉強

もし何かを勉強したいと思うのであれば、英語が一番おすすめです。
というのも最新の科学の知見というのは英語での発表が多く、そのようなリソースにアクセスできることは医学生にとってとても大きなアドバンテージになるからです。
まあ最近はDeepLやらChatGPTやらのAIの発達が顕著なので、以前より必要性は低下してきているかも知れませんが、まだ英語力を捨ててしまえる世界ではないと思います。
授業のレジュメとかでも普通に英語の資料が使われることもあります。
また英語力は将来的にUSMLE(アメリカで医師をするための資格のようなもの)を取る際にも役立つでしょう。

5 生物(基礎医学)の勉強

これは物理化学で受験をした方には特に当てはまります。
大学1年生では生化学、生理学、遺伝学など基礎医学の授業がありますが、これらは高校生物の延長線上にあります。
そのため、生物選択者はそうでない者より2、3歩先を行っていると言えます。
物理選択者はスタートの時点で生物選択者より不利なんです。
もちろんだんだんと学年が進むにつれてその違いは些細なものになっていきますが、留年リスクの高い医学部低学年のうちは大きな差であると感じる方も多いのではないでしょうか。
実際に私も物理選択者ですが、基礎医学は理解に苦しみ、再試も多く経験し、留年の恐怖に怯える日々でした。
(ですが学年が進めば大学でどれだけ真面目に勉強したかが大きく影響するようになるため、4年生で行われるCBTと呼ばれる大きな試験では全医学生の中で上位5%程度の成績をとっています)

そのような差を少しでも埋めるため、3月のうちに生物の勉強をしておくことをおすすめします。
高校生物の教科書を友人から譲ってもらって勉強するのも悪くないですが、当然のことながら医学部で必要になるのは人体に関連する範囲だけなので、上手く見極めないと無駄が多くなってしまいます。

それを回避するために私が特にお勧めするのがmedu4という国試対策予備校が出している「あたらしい基礎医学」と呼ばれる映像講座。
1年プランであれば5千円ほどで受講できます。
もちろん大学の基礎医学の方がもっと範囲が広く高度な内容を扱いますが、そのとっかかりとして「あたらしい基礎医学」はかなり優秀です。
抽象的で難解な基礎医学という世界へ飛び出すための滑走路になってくれること請け負いです。

まとめ

以上、医学部に合格した学生が新学期までにやると良いこと5選でした。
・思いっきり遊ぶ
・自炊の練習
・体を鍛える
・英語の勉強
・生物の勉強
ですね。

春から始まる医学生としての生活はとても楽しいものですが、同時にとても忙しいものでもあります。
残念ながら能力が及ばず留年や放校になってしまう学生の噂をネット上で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
せっかく手にした医師への切符を失ってしまわないよう、しっかりと準備をして充実した学生生活をスタートさせてくださいね!

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