古くて新しいかかりつけ医のご提案
家庭医が何を提供できるか考える。
適切な病院にかかるのは難しい
昭和の時代。
ネットは発達しておらず、医療や病院の情報は口コミ、町の看板。
そんな時代に一番信用がおける情報は身近な町医者だった。
現代。
徐々にネットが発達して、医療の情報が溢れてきた。
正しい情報も間違っている情報も溢れかえっている。
そんな中から、わからないなりに情報を拾って判断して病院を選ぶ。
そんな情報過多の時代にいろいろな情報を集めて判断することに
疲れている人も多いのではないかと思う。
そんなニーズに解決策を提示できるのが
「家庭医・総合診療医のかかりつけ医」の価値提供だ
現代の地域医療の医師はピンキリ
情報過多で結局どこをみても、どの病院が良いとか、どの病院で診てもらうといいか、結局わからない時代。僕も探していてわからない。
怪しい治療をしていても、結局わからない。
ヤブ医者にかかっているか、
良い医者にかかっているか。
ギャンブルだ。
患者さんのお薬手帳を見ていると専門家と名乗りながらも
根拠のない医療をしている医師もいる
10年前以上前と変わらない医療をしている医師もいる。
なんでもビタミン剤を出す医師もいる。
一方、しっかりスタンダードに従って治療をしている医師もいる。
家庭医をやっていての悩みは
診療している範囲が広いので常に勉強していかないと
ヤブ医者化しやすく総合診療、一般内科を名乗っている医師の中には
怪しい医者もいるので、一括りに見られてしまうということだ
ピンキリだ
家庭医は相談の入口であり最後に帰ってくる場所
臓器をまたがって診察することを専門にしている私ですら、どの診療科に紹介したほうがいいか悩む場面がある。
そんな時にはいくつかの可能性に優先順位をつけながら紹介をする。
自分のところで可能性を絞れる場合は絞れるところまで絞る。
それから、自分で対応できなければ適切な診療科に紹介をする。
正直、絞れない時もある。
専門医に診てもらって違ったら戻ってきてもらって、次の可能性にあたっていく。
連携の拠点になって、適切な医師につながるか、解決の道筋にのるまで責任を持って一緒に考えていく。
患者さんと一緒に悩みながら解決の糸口を探していくのも、かかりつけ医の仕事だ。
家庭医が提供できるかかりつけ医の形
『古くて新しい町医者』
こんな感じで医師でも悩みながら試行錯誤しながら治療に結びつけることもある。
なので、素人である患者さんが自分の症状を診断して、どの診療科に受診するか判断して受診するということが、ギャンブル性が高いことがわかるだろう。
そこを一緒に悩みながら、最短で適切な治療に繋げていくのが家庭医として行うかかりつけ医の役割の一つである。
「何科に行こう」
「この病気みてくれるかな」
「家族のことだけど相談できるかな」
「断られたらどうしよう」
と考える必要はない。
昔の地域にいた町医者のように
調子が悪かったら
とりあえず行って相談しよう
求められる限り、断ることはない。
そんな気軽になんでも相談できる医師を
ヘルスパートナーとして持ちたい人には価値を提供できると思います。
臓器別の深い知識をもっている専門家にかかりたいという人
はそれでもいいでしょう。
昔ながらの町医者を、専門的に勉強して実践している専門医として
地域密着でなんでもみる家庭医として医療を提供しています。