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ダーツの投げ方②:腕の振りかた

ここまでの記事でダーツの持ちかた、立ちかたについてお伝えしてきました。今回は「腕の振りかた」です。

ダーツの投げ方のことを「スロー」と呼びます。
※持ち方はグリップ、立ち方はスタンスと呼びます。
スローには下記の4つ要素があります。
 1.セットアップ
 2.テイクバック
 3.リリース
 4.フォロースルー

1~4を順に実施することで「スロー」となります。
ただ、これからご説明するのはあくまで一般論です。
ダーツが上手な人で1のセットアップをしない人もいますし、2のテイクバックをしない人もいます。そのあたりは個人差が大きいです。
「投げやすい」と「正確さ」はある程度の結びつきがあると思います。
もちろん厳しい練習の末、「やりにくかったこと」が「気にせずできるようになる」こともあるでしょう。そういった道を進むのもひとつの考え方だと思います。ただ、最初から苦行の道へ行くとダーツが楽しくないものになってしまうので、はじめは投げやすさをベースに作っていってみてください。

では、スローの各要素ひとつひとつについて解説します。

1.セットアップ

セットアップはスローのスタート地点となります。
いわゆる「構え」みたいなものです。

セットアップ

このとき腕や手首に力が入ってガチガチになっていると、うまく投げられないことが多いのでリラックスしてください。

2.テイクバック

セットアップの位置を起点にダーツを投げるための準備をします。

テイクバック

投げるためには後ろに引く必要があるのですが、その引く距離は個人差がおおきくあります。どのくらい引くべきかは手や腕の感覚がベースとなり、
「後ろに引けばよい」のではなく「投げだすために必要なだけ引く」ことが重要です。引くときの動作の中心はあくまでダーツです。
その「持っているダーツ」を飛ばすために後ろに引いているのですから、
引き切った位置で動作が切り返すときに、動きの主役はダーツであってください。もちろん”力み”は禁物です。リラックスしてチカラを極限に抜いた状態でテイクバックしてください。

3.リリース&フォロースルー

テイクバックした位置からダーツを投げます。
手からダーツが離れるポイントを「リリースポイント」と呼び、
その後の手や腕の動きのことを「フォロースルー」と呼びます。

リリース後のフォロースルー

テイクバックした位置からリリースポイントまでの間は、腕を振った
その力をダーツに乗せるタイミングになります。
ここで力むとコントロールが効かなくなります。
肩から先は力んではいけません。

”結果的にダーツがどこに刺さったか”が重要なのですから、ダーツを強く、速く投げる必要は全くありません。
なるべくゆっくり動いて、大きな動きを意識してダーツを投げてください。

ダーツを投げるための動きはここまでとなります。
ダーツを持ち、きちんと立ち、投げる。
この一見シンプルに思える動作ですが、とても難しいです。
ですが、この”難しさ”がダーツの面白いところでもあります。

ダーツを投げられるようになったら、練習あるのみです。
ひとつひとつの動作を意識しなくともイメージ通りに動くように練習を重ねてゆきましょう。

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