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東京大学 大学院試 建築学専攻 意匠 合格体験記

1.はじめに

2025年度 東京大学の大学院を受験し、合格を頂きました。これから院試の勉強を始める方の参考になればと思い、スケジュールや参考書、勉強方法について具体的に記していきます!この記事1つに私が持っているすべての情報を詰め込みました。院試は自分の実力以上に情報戦が重要ですので、情報不足になりがちな外部から受験する方の力になればと思い、執筆しました。

私は都内の私立大学出身で建築計画系の研究室に属していました。院試では東京大学の建築意匠の研究室を志望したので、意匠系や計画系の研究室志望の方が最も参考になると思います。

※注)主に 2025 年度入試の体験をもとに、説明いたしますが、これからも小さな変更があるかもしれないので公式からの情報に注意すること。

東京大学の試験のポイントは大きく分けて4つあります。詳しい内容については下に記しておきます。
1つ目はTOEFLです。これは受験の1ヶ月ほど前にスコアを取得しなければなりません。
2つ目は専門科目Iと呼ばれるもので、環境・構造・歴史・計画・構法の5科目の中から満遍なく出題されます。浅く広く出題されるのですが、覚えることが多いので大変です。
3つ目は専門科目IIと呼ばれるもので、即日設計、環境、構造、歴史、計画の中から1つ選択して解答します。受験生の9割が即日設計を選択します。
4つ目は面接です。時間は10分ほどで、教授陣がコの字型に並んで座っていて、5つほど質問されます。

試験総論

点数は7割程度取れていれば落ちはしないです。ただ、人気の研究室に入ることができるかどうかは分かりません。私が受験した時は専門科目Iが難しかったので、専門科目Iは60.1点、専門科目IIは90点でした。即日設計はかなり良く出来たと思ってます。

後半の記事について

申し訳ないのですが、後半は有料とさせて頂きます。「3.TOEFL」では実際に使った参考書、使用したサイト、「4.専門科目I」では実際に使った参考書(内部生の方に教えて頂いた効率よく出題範囲をカバーできる教科書も含む)と勉強方法について、「5.専門科目II:即日設計」では実際に使った道具、重要なポイント、「6.面接」では実際に聞かれた内容について書きました。また、最後には私がまとめた重要データファイル(6GBほど)を添付します。(部外秘でお願い致します)基本的なことは「2.スケジュール」で書いています。さらに詳しく知りたい方は購入して頂けると嬉しいです、、、!! 後悔はさせません!!

2.スケジュール

  • 2月〜  外部院試を考え始める。YGSAと東大で迷っていました。さら   っと過去問を解いていました。(全然出来ませんでした笑)

  • 3月〜  滑り止めとして自大を受験するためTOEICの勉強とポートフォリオの作成をする。色々な卒制展を見に行っていた。

  • 4月〜  4/12 東大の全体説明会に参加、研究室訪問。ここで東大受験をすることを決意。

  • 5月〜  専門科目Iの勉強とTOEFLの勉強を並行しながら進める。

  • 6/3    東大院試受付開始

  • 6/6    初めて即日設計をやる(本番は4時間ですが、このときは12時間くらいかかりました)

  • 6月下旬 過去問を解きつつ、どうすれば解けるようになるのかを考え、参考書や教科書を見返していた。

  • 7月〜  3日に1回くらいのペースで即日設計を行う。

  • 7/13     TOEFL初めて受験

  • 7月下旬 構造力学について毎日勉強し始める

  • 8/8    TOEFLスコア提出期限

  • 8/9~8/21 ほぼ毎日専門科目Iの過去問を解き、3周くらいした。この時期は2日1回のペースで即日設計をした。4時間以内で終わるようになってきた。1日8時間くらいは勉強した。

  • 8/27   専門科目I 試験開始(難しくて絶望した)

  • 8/28   専門科目II 試験開始(かなりの手応えがあった)

  • 8/30   面接試験

  • 9/5      合格発表

3.TOEFL

どこの大学院でも英語のスコアの提出が求められます。しかしながら、東大はTOEFLのスコアが必要となります。TOEFLはTOEICと違い難易度が高く、加えてSpeakingとWritingが課せられるので対策が大変です。また、受験料が38,500円ととても高いので1回で良い点数を取ることを決めました。
私は英語が本当に苦手なのでとても苦労しました。 東大はTOEFLを足切りに使用してますが、具体的な点数は公開されていません。建築学専攻では60点以上取れば問題ないという噂です。私は以下の勉強法によって70点取ることができました!!
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