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ベトナム鍋図鑑/『Highway 4のマウンテンブラックチキン鍋』


クリスマスイブにオヂサン3人が集まって食べた鍋です。窓の外は雪、なワケなくて冷たくない泡雪でした。
因みにベトナムでもクリスマスは宗教とは関係なく大盛り上がりです。ワタシ等クリスマスのクの字も話題に出なかった。
 
ここはベトナム山岳地帯の料理を出す店ですがメニューもインテリアもサービスも垢抜けていてガイジンに人気があります。手頃な値段でウマいものが食べられるのでワタシの数少ないリピート店です。
鍋メニューが10種類以上ある中でこの日食べたのはマウンテンブラックチキン鍋。
ブラックチキンはものの本によると名前くらいは聞いたことのある高級地鶏の烏骨鶏のことだそうで、文字通り皮から身から骨まで全部黒くて栄養がハンパじゃないらしい。特に高いワケではなくこの鍋が3人でちょうどいい量で525,000VND≒3,200円ナリ。高いか
 
運ばれてきたブラックチキンの上には湯葉でしょうか、黄色い煎餅みたいな乾燥薄皮が掛けられています。モロ見えだとあまりにショッキングな黒い皺々をそこはかとなく隠しています。
野菜は緑の葉っぱのみならず牛蒡みたいな根っこ系、茸系、茎系とさまざま。あとはインスタントラーメンが2袋。スープは、、、いろんなものが混じり合って何の味かわかりません
 
ブラックチキンはぷるんぷるんしていて骨から自然に身がほぐれます。真っ黒というほどではなくちょっと黒ずんで赤紫っぽい血管が透けて見えるくらい。湯葉ってワタシはあまり食べませんがカラダにいいかもと思い食べました。ワケの分からない加工物はなるべく食べないようにしています。
野菜は薬草系とメニューに書いてあるものの苦いとか舌が痺れるとか、そういうモノではありません。
〆のラーメンがウマいのウマくないのってスープがウマいっ。ブラックチキンの滋味が鍋に満ち溢れ思わず歓喜の声を上げてしまうほど。ウォーーー
 
飲んだのはこの店が作って販売しているもち米焼酎です。ボトルもきれいなのでワタシは秘かにこれがベトナム土産No.1だと思っています。ラベルのSon Tinhは山の精という意味。
よく空港の売店で人参とかサソリとか、はたまたコブラとか漬け込んだ酒を売っていますが飲まんでしょ、あんなの
 
素の無色透明なのからいろんな果物やハーブを漬け込んだものまで全部で10種類くらいあります。ボトルは375ml。ワタシ等2本飲みました。
基本的にお猪口で一気飲みする飲み方ですが別に一気に飲まなくても問題ありません。水と交互に飲んで体内水割りもオッケー
ただしベトナム人メインの飲み会だと一気飲みは避け難い。当然ながら酒は無理に飲むものではないので適当にやればいいワケですがどうしようもないバカはベトナムにもいます。
 
因みにニッポン人の酔っぱらいが外国で話題になっているようで、普段はまともなのにどうして道で寝るのかとか、終電で乗り過ごして遥か彼方の終着駅まで行くのかとか
あの特殊なストレス地獄から解放された今となってはワタシにも理解不能だけど

アカ抜けた外観

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