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ベトナム鍋図鑑/『Trâu Ngon Quánの水牛鍋』
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新年描き初めです。今年も脳ミソ劣化防止のため描き続けます。
こっちは旧正月を盛大に祝うので元日だけが休みの短い正月です。あっという間に終わっちゃう。今日は振り替えで3連休だけど。
休み中にしたのは諸々のSNSをやめたことです。残ってるのはこれだけ。新しいフェイズに入った気がする。
あと3週間したら旧正月。今年は7連休です。サラリーマンの頃は正月はニッポン帰国休暇で、旧正月は南方リゾート休暇なんてことも。自己犠牲の代償でした。
これは年末にニッポンからのお客さんに何か珍しいものを、ということで連れて行った例の水牛レストランで、メニューに鍋もあったので思わず注文しました。結局はジブンが食べたいものを食べます。
水牛とカニの鍋ですがどれがカニなのかわかりませんでした。小皿に載ってるのがカニみそか? あるいは肉団子がカニ肉団子か? 肉団子は旨かったけどカニかどうかは判別できませんでした。味音痴か。小皿のほうは味がしなかった。
スープはネギとかなりの量の唐辛子が浮いていますが辛くはありません。酸っぱしょっぱい系。〆で重要な役割を果たします。
途中水位がだいぶ下がったら店の若い子がすかさず継ぎ足してくれました。スタッフもなかなかよく訓練されたいい店です。ビールの栓だって抜いてくれる。
野菜はミント系ハーブ、もやし、シソ、レタスとバナナの花の細切りです。バナナの花は肉と一緒にナマでライスペーパーに巻いて食べることもありますが茹でたほうがウマいです。っていうかウマいとまで言うとウソになる。
肉は赤身のぶつ切りで、しっかり火が通るよう結構な時間 茹でましたが硬くなりません。こっちの牛肉はすべて硬いので水牛のほうがはるかにウマいです。薄切りにしてしゃぶしゃぶでもイケるんじゃないか。
ベトナム人の間では牛肉ステーキも人気があります。Bít tết/ビッテッというベトナムステーキは鉄皿で供され、フランスパンと一緒に食べます。顎の運動、ひいては顔面のスリム化に効果があります。と言っても牛肉で二重顎になるので効果は相殺されます。
〆のラーメンは紙の袋に入っている一番安いやつです。袋にはエビ味みたいな絵が描いてありますが粉末スープの味です。麵だけ入れました。
ニッポン人のお客さんが、これウマいっ、とか言って感激していました。嫌味で言ったのかもしれないけどワタシは鈍感なので、お土産で買っていきますか、みたいにヨイショしました。駿台の鈍感偏差値63くらい。代ゼミだと軽く70超えます。冗談ですってば
接待のような行事はツツガナク終わりました。
ワタシはこういう店選びは昔から得意で、相手の歳とか健康状態とか気温湿度風向きに誰が払うかまで全部考えて最善の店を提案できます。
もう少し暖かくなれば川向こうのロンビエン橋の袂の屋外ビアレストランなんか最高です。列車が夕暮れの中をゆっくり走っていく光景は何ものにも代えがたい。
ジブンが行きたいってだけのことです。