【デュエマ】5色に対するアプローチ【アドバンス】
どうも、シラキサトウです。
今回はデッキ紹介というよりも、デッキ構築時の自分なりのアプローチについてお話しようと思います。
5色という「難しい」デッキ
皆さん、5色してますか?
そんなわけで、現在環境での立ち位置がものすごくいい5色コントロールなんですが、どうも自分にはしっくりきませんでした。
特にマナ置きが難しい。
現在の5色では《天災 デドダム》などで墓地を肥やし、墓地からの《襲来、鬼札王国!》などの蘇生手段でクリーチャーを釣ったり、《龍風混成ザーディクリカ》で墓地の呪文を利用したりと、若干墓地ギミックを多く使う傾向にあります。
マナは色の質が追及され、《始原塊 ジュダイナ》や《邪帝斧 ボアロアックス》でクリーチャーを釣って来れはしますが、呪文は諦めざるを得ません。
さて、欲張りな私は考えたわけです。
「手札、マナ、墓地すべてをリソースとして使う5色を組めないか」と。
確かに、5色には《蒼龍の大地》というマナゾーンからクリーチャーを直接出すカードがあります。ただ、このデッキを正しく機能させるためにはこの呪文で果たして正解なのか、という部分。
切り札の《最終龍覇 グレンモルト》の素のパワーは6000しかなく、《蒼龍の大地》から出すには若干力不足感を感じます。いや、高いんですけどパワーライン13000はどうしても欲しい。
そういう意味で《聖魔連結王 ドルファディロム》は盾も増やせて除去もできる素晴らしい選択肢です。しかし、《最終龍覇 グレンモルト》の方ができることは多く、役割が似た2枚を4投するのも微妙。また、《蒼龍の大地》から出す場合は9マナ以上必要で、デッキ的に8マナ以上使うことのない現在の5色だと《蒼龍の大地》は使いづらいのかな、と感じます。
【5色蒼龍】で思い出したのは《ニコル・ボーラス》ですが、現在の5色コントロールだと入る枠がありません。だったら《聖魔連結王 ドルファディロム》に枠を使いたくなると思います。ただ、この3文明は1枚入れておくだけでもデッキの潤滑油として素晴らしく有能です。
一方、マナから呪文を撃つにはどうしたらいいでしょうか。
自分は真っ先に《ソーシャル・マニフェストII世》を思い出しました。7マナ以下の呪文であればマナからも撃てる良クリーチャーです。色もデッキ的には申し分ない感じがします。
さて、そういえば名場面BESTで優秀な3色カードが1枚加わりましたね?
現在トップレアの《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》は《ドンドン吸い込むナウ》を内蔵した強力なドラゴンです。バウンス+マッハファイターで2面を除去できる性能が強く、革命2でトリガーも得ます。自分自身をバウンスすることで、手札を増やせる点も見逃せません。《始原塊 ジュダイナ》や《邪帝斧 ボアロアックス》から出せるのも重要なポイント。
《ドンドン火噴くナウ》と比べると、やはりクリーチャーであることが一番の利点です。墓地肥やしやマナ加速は前者に譲りますが、自分のターンなら2面除去できる点は自分にとっては魅力的でした。
さて、これらのカードをマナから利用する手段は《蒼龍の大地》だけなのでしょうか?
いえ、ちょっと前に活躍したデッキがあるではありませんか。
《ニコル・ボーラス》の相棒にして、盤面をロックできる優良カード。
《ドンジャングルS7》
勘のいい方ならお気づきでしょう。今まで紹介したクリーチャーは《聖魔連結王 ドルファディロム》以外、すべてパワーが7000以下なのです。
つまり、5色に《ドンジャングルS7》のパッケージを組み込むことは割と理にかなっていると考えています。マッハファイターで除去しつつ、盤面を固める。あとは《絶望と反魂と滅殺の決断》や《ニコル・ボーラス》を交えながら相手のリソースを奪いつつ、《聖魔連結王 ドルファディロム》を手札か墓地から出して、トリガーをケアしながら勝つ。
これぞコントロールって感じがします。
サンプルレシピ
デッキコンセプトは単純明快。
「すべてをリソースとして戦う5色デッキ」です。
……というのは半分嘘で、実は「《ドンジャングルS7》を調整していたら最終的にこういう形に落ち着いた」という実験の結果でした。
ただ、《ドンジャングルS7》と《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》の相性が良いことに目を付け、最終的に5色という形にまとまりました。最初は闇文明が抜けていて、《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》と《時の法皇 ミラダンテXII》、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》のパッケージが入っていましたが、いまの環境だとパワーカードにはだいたい闇文明が混ざっていることを考えると4色にする理由が薄くなってしまったのが理由です。
ではパッケージについて解説します。
《ドンジャングルS7》3枚
《ソーナンデス》1枚
このデッキの中心核。これをエンジンにしながら、各パッケージにつないでいきます。《ドンジャングルS7》は【5色】だと《聖魔連結王 ドルファディロム》に弱く、【ドギラゴン閃】だと《ボルシャック・サイバーエクス》に弱い、【デッドダムド】には簡単に除去される、と防御ロック性能は全盛期よりも低めですが、ロックよりも除去カード+アドバンテージ源として割り切って使うのが得策です。自分としては緑単色8マナの《襲来、鬼札王国!》マナから出す版というイメージです。
《最終龍覇 グレンモルト》4枚
切り札。ですが素のパワーが6000なので《ドンジャングルS7》から出せます。でも出たらパワー9000、放置しとくとどんどん大きくなります。また《始原塊 ジュダイナ》や《邪帝斧 ボアロアックス》を使うことでマナから色々出せます。
《龍風混成ザーディクリカ》4枚
墓地の呪文を再利用しながら、盾を増やし、除去をこなし、1ドローをターン終了時に行う、《血風聖霊ザーディア》+《龍素記号Srスペルサイクリカ》。なんだけど、使ってみると自分のターンに踏み倒しを行える《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》。
当然、7マナ以下の呪文と合わせて使います。《襲来、鬼札王国!》+各フィニッシャー、《絶望と反魂と滅殺の決断》でのリソース破壊、《ドンドン水撒くナウ》でのマナ回収とやれることは多いです。
《ソーシャル・マニフェストII世》1枚
《龍素記号Srスペルサイクリカ》のマナ版。1枚入れておくだけでマナ置きの気持ちが楽になります。《襲来、鬼札王国!》がマナに落ちても絶望的な気分にならないのがポイント。
《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》3枚
革命2でS・トリガーを持つ《ドンドン吸い込むナウ》クリーチャー版。マッハファイターを持っているので、相手のメタクリーチャーを破壊していきましょう。
一番のポイントはクリーチャーになったことで自分自身を使いまわせる点。毎ターンデッキトップ5枚のうち1枚という、対応力溢れるリソースを確保し続けられます。
《ドンジャングルS7》から出すと3面除去ができます。《邪帝斧 ボアロアックス》からも出すことができるのもいいポイントですね。
《メガ・マナロック・ドラゴン》1枚
4~5色対面最強のロックカード。相手の行動を縛ります。
《ニコル・ボーラス》1枚
メガ・ハンデスカード。《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》で使いまわすこともできます。《襲来、鬼札王国!》から釣れること、色が優秀なことなので1枚は入れておきたいカード。痒いところに手が届きます。
《怒流牙 サイゾウミスト》1枚
防御札。最近は抜かれる場合が多いですが、デッキ破壊を主軸とする【4cダムド】対策として1枚は欲しい所。相手の計算を狂わせることができます。
《とこしえの超人》4枚
アドバンスのヤバいカードはだいたい止められるメタカードです。5色対面だと相手も張ってきますが、マッハファイターの的にしてあげましょう。
《天災 デドダム》4枚
墓地肥やし+手札調整+マナ安定化。説明不要のパワーカードです。マナの色としても強いですし、最悪出すものがないときは《ドンジャングルS7》から出します。
《聖魔連結王 ドルファディロム》2枚
切り札。こちらも説明不要のパワーカードだと思います。単色を徹底的にメタる性能で一部のデッキを機能不全にします。
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》1枚
呪文面は9枚目の3マナ初動+墓地メタ。クリーチャー面は盤面除去+マナ回収。デッキの方向性ともうまくかみ合った1枚です。
《ドンドン水撒くナウ》2枚
《ドンドン火噴くナウ》の方が強い場合もありますが、自分はこちらを採用しています。マナに落ちた《聖魔連結王 ドルファディロム》を回収するのに使います。
《絶望と反魂と滅殺の決断》2枚
パワーカード。2枚あればライブラリーアウトを防げます。今引き勝負を押し付けましょう。
《襲来、鬼札王国!》2枚
墓地回収のメインカード。《怒流牙 サイゾウミスト》とのディスシナジーはありますが、基本は手撃ちで使います。
ちょっと力尽きたのでドラグハートは後程。