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【MTG】狙え、一撃必殺!! ボロスフューリー!!【ELD~STXスタン】

どうもシラキサトウです。

MtGに対する熱が冷め気味です。

というのも、紙をしばける大型大会が少なく、集中力が削がれやすいオンライン大会が自分には不向きだから。

そんなわけで、さっさと勝負を決められるデッキが欲しくなる自分がいる。

――コントロールとコンボの融合体、Tier1の『スゥルタイ根本原理』を選ぶか?

――いや、あのデッキは遅い。自分の集中力ではなかなか持たないだろう。

――対応が難しいコンボデッキ、Tier1の『ジェスカイサイクリング』か?

――いや、あのデッキも遅い。美学にも反する。

――ならTier2の『白単アグロ』『赤単アグロ』でいいんじゃない?

――いや、一撃で盤面を返されるデッキは苦手だ。

――じゃあ何を選ぶねん、お前?

――うーん、一撃必殺……?

そういえば、ナヤフューリーというデッキが前環境では一瞬トップを飾ったが、それ以降はあまり振るわなかった。

一方で、ストリクスヘイヴンでは魔技と履修というシステムが新たに加わった。魔技は果敢がインスタント・ソーサリーに限定されたがコピーにも反応するようになり、履修はサイドボードから講義インスタント・ソーサリーを持ってこれるようになった。

今回のストリクスヘイヴンの中でも特に気になるカードが3枚ある。

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《賢い光術師》は魔技でどんどんパワーアップしていく強烈なクリーチャーだ。修正値が+2/+2であり、コピーにも反応する。もし、ストームなんかと組み合わせたらとんでもないことになる。

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だがストリクスヘイヴンには収録してはいけない禁断の古術、疑似的なストームを備えた《自身の誇示》が存在する。もちろん、今までのストーム能力と比べると控え目ではあるが、パンプアップ呪文との相性が最高だ。

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履修カードで最も軽い《導きの声》《賢い光術師》との相性がものすごくいい。特に相性がいいのは《拡張解剖学》だろう。パンプアップからパンプアップを持ってこれる動きは悪くない。

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1T目《賢い光術師》→2T目《導きの声》→3T目《拡張解剖学》という動きだけで、相手に8点のダメージを与えられる。

しかし、一撃必殺のロマンを追い求めたい私は、ナヤフューリーのコアカード、《憤激解放》と組み合わせることを考えたのである。

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パワーを倍加させるだけ、力こそパワーを体現したようなカードであるが、一撃必殺のポテンシャルを爆発させるには十分だ。

特に、《憤激解放》がスタックに載った状態で、《自身の誇示》を唱えると+1/+1カウンターが2個乗る→倍になるの順番になるのである。

もし、《賢い光術師》打ち、最後に《憤激解放》《自身の誇示》と唱えると……

1.《自身の誇示》のコピーが誘発、《賢い光術師》の魔技解決+2/+2修整→《自身の誇示》のコピーで+1/+1カウンター(3/4)
2.《自身の誇示》本体解決、《賢い光術師》の魔技解決+2/+2修整→《自身の誇示》本体で+1/+1カウンター(6/7)
3.《憤激解放》解決、《賢い光術師》の魔技解決+2/+2修整→《憤激解放》本体でパワー倍に(16/9

4ターン目に16点ダメージ。

そんなロマン砲は組まざるを得ない。

しかし、今回は白が多くなるため、緑のアドベンチャー要素がものすごく邪魔になった。

確かに、《エッジウォールの亭主》はコンボデッキの潤滑油として強いカードではあるが、そのために多くの当事者カードを採用しなければならない。誘惑の多い魅力的なおじさんだけど、私はおっさんに興味はない。

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それに3ターン目に殴れない状況はこのデッキだとあんまり強くない。ともかく3ターン目辺りから殴る→殴る→殴る、と暴力的な動きをしていきたいのである。

そんなわけで緑をお役御免に、除去は最低限、ぶん殴り特化のデッキを構築することとした。

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《黄金架のドラゴン》《クラリオンのスピリット》を搭載した、ボロスフューリーである。

一撃必殺を狙いに行くデッキで、履修カード《導きの声》を用いて除去や土地サーチを引き込みつつ、毎ターンインスタントやソーサリーを唱えて攻めていくデッキだ。

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特に、《黄金架のドラゴン》《自身の誇示》との相性が非常にいい。というのも、《黄金架のドラゴン》は呪文の対象になるたび効果が誘発するため、呪文のコピーにも反応する。そのため4t目《スカルドの決戦》→5t目《黄金架のドラゴン》+パンプアップ呪文+《自身の誇示》で大量の+1/+1カウンターと大量の宝物を手に入れることができるのだ。

もちろん、最初は小粒だけど、放っておくと巨大化する《賢い光術師》も忘れてはいけない。このクリーチャーがいることで4t目に決着がついてしまうこともあるのだ。

また、パンプアップ呪文の追加として《突然のひらめき》も採用した。このカードは履修カードではないが、宝物を生成する能力が《黄金架のドラゴン》とすこぶる相性がいい。2マナである点もGood。

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《クラリオンのスピリット》は横並び用のカードではあるがこのデッキでの使い方はブロッカー確保と避雷針だ。相手がこのデッキのタネを知らなければ、こちらを優先して排除してくる確率が高い。

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自分の中では自由枠カードではある。

さて、講義カードだが、《拡張解剖学》の他にも数種類のカードを採用している。特に強いと感じたのは《謹慎補講》《環境科学》だ。

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《謹慎補講》はクリーチャーを1体、アンブロッカブルにしたり、危険な呪文を禁止したりできる便利なカード。このデッキの強い妨害手段の一つで、そのターンで決めきるのであれば実質除去としても働く。

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一方の《環境科学》は土地を持ってきつつ、ライフゲインを図れるカード。たった2点の回復だが、これが大きい。土地が5枚必要だけど、デッキ都合で22枚に減らしているこのデッキにとって、土地を安定して確保できるこのカードは派手さはないけど、いぶし銀の強さがある。

戦ってみると、相手が油断orクリーチャーが除去されることを嫌がって《賢い光術師》をブロックせず、《憤激解放》《自身の誇示》のコンボで決めきることも多かった。もちろん、このデッキタイプが知られてしまったら妨害はかなり飛んでくるだろう。このデッキタイプが気づかれないうちに使い倒してともにランクマッチを駆け上がろう!

それでは。

デッキリスト

デッキ
4 憤激解放 (M21) 170
6 平地 (STX) 367
4 クラリオンのスピリット (KHM) 6
5 山 (STX) 373
4 賢い光術師 (STX) 10
4 黄金架のドラゴン (KHM) 139
4 自身の誇示 (STX) 28
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 スカルドの決戦 (KHM) 229
3 セジーリの防護 (ZNR) 37
4 導きの声 (STX) 19
3 突然のひらめき (STX) 116
4 針縁の小道 (ZNR) 263
4 寓話の小道 (M21) 246
3 凱旋の神殿 (M21) 256

サイドボード
1 環境科学 (STX) 1
2 拡張解剖学 (STX) 2
1 謹慎補講 (STX) 7
1 記憶留出法 (STX) 25
1 ご破算 (STX) 114
1 スピリット召喚学 (STX) 236
2 引き裂き (STX) 225
3 ドラニスの判事 (IKO) 11
2 魂焦がし (M21) 160
1 死の国からの脱出 (THB) 161

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