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白川町ワーホリでの2週間 -働く編-

こんにちは!
この度9月1日~14日の日程で
白川町「ふるさとワーキングホリデー」に参加しました、大学4回生のふかさわです!

このnoteでは私が白川町で過ごした2週間を、いくつかのテーマで分けながらまとめていこうと思います!

2週間のワーホリ期間では、面白く・楽しく・貴重な経験を数え切れないほどできました。この記事を通じてそれらを可能な限り伝えることができれば、と思います。

また「ワーホリってどんな感じなのか」、「白川町ってどんなとこなのか」と気になっている方に、少しでもワーホリや白川町のことを伝えることができたら嬉しいです!


白川町ふるさとワーキングホリデー

ワーホリに参加した動機&なぜ「白川町」なのか

これまで比較的都会に近い地域でしか生活してこなかった私ですが、もともと自分の中ではぼんやりと、「将来的には地方で暮らしたい地方に携わる働き方がしたいな」と考えていました。旅行も好きで、様々な土地を巡りはしたものの、やはりその地に暮らすことで初めて分かることも沢山ある、ということを何となく感じていました。
そこで目に付いたのが(確かInstagramの広告だったと思うのですが)、地方で働きながら生活し、その地域のことをより深く知ることができる「ふるさとワーキングホリデー」の制度でした。

2週間知らない地域で生活し、働くことで、単なる旅行よりも深く地域や地元の人と関わることができる。加えて宿泊場所が提供され、お金を稼ぐこともできるというのは、自分にとって非常に魅力的でした。2週間と比較的長い期間のイベントに参加できるのは学生のうちしかない、と考え、夏休みの期間を使ってワーホリに参加しようと考えました。

白川町がワーホリを実施していることは「ふるさとワーキングホリデー」の合同説明会ではじめて知りました。
説明を聞いたいくつかの地域のなかで、行ったことがない地域だったこと、自分がイメージしていた地方がどちらかというと海沿いよりも山の中の地域だったこと(白川町は面積の9割が山林!)、なにより町の紹介で言っていた「白川町には面白い人たちがたくさんいる」という言葉が気になり、ワーホリで白川町に行くことを決めました。

ワーホリ初日、白川口駅で下車
自分以外に降りる人が誰もおらず驚いた

就業先:谷山農園さん(トマト農家)

2週間の滞在中、勤務先は谷山農園さんにお世話になりました。

谷山農園はワーホリ期間中に滞在した白川町の黒川地区にあり、夏秋トマトや菌床しいたけを栽培しています。敷地内にはハウスが18棟もあり、かなり規模の大きい農園です。

農業はもともと少し興味があったのですが、これまで実際に畑に出て農作業をしたことはありませんでした。農作業のやりがいや大変さを肌で感じて自分の知見を広げたかったため、ワーホリ滞在中はトマト農家で勤務したい旨を事前の面談でも伝え、その希望通りにしていただけました。

勤務中は、代表の谷山さんとパートの方数名を合わせて5,6人程度で作業するという形でした。単純な作業の中にも考えなければならないことがたくさんあり、また休憩時間中には谷山さんやパートの方と、自分が白川町ワーホリに来た経緯から最近の黒川地区での出来事まで、さまざまなお話をすることができ、2週間楽しみながら勤務することができました。

就業内容について

ワーホリ中に担当した仕事はトマトの収穫が中心で、加えてトマトの実に付いた花びらを取り除く「花がら取り」や、トマトの茎を柵に沿わせていく「誘引」作業も実施しました。そのほか、トラックへのトマトの積み込みや次の季節に向けた野菜の種まきなどもお手伝いしました。こうした工程は今まで経験したことが無く想像できなかったので、実際に自分で作業して大変さや作業が持つ意味を肌感覚で理解することができ、学びが多く非常に興味深かったです。

花がら取り前(左)と後(右)のトマト
「へた」の近くに花びら(が萎んだもの)が残っていると
カビが生え、実が腐ったりシミが付いたりしてしまう

谷山農園は非常に広大で、夏秋トマト収穫の最盛期ということもあって収穫にも時間がかかります。トマトが育てられているのは18棟のハウスのうち約半分ほどですが、朝8時に出勤してそこから5,6人で作業をしても3時間ほどかかります。ケース数にして20から30ケースが毎日色づいたトマトで埋まっていくので、トラックに積み込むときは重くて大変ですが非常に壮観です。また1日収穫しても次の日には同じくらいの数のトマトが収穫でき、トマトの成長スピードにも驚かされる毎日でした。

収穫時期のトマト

基本的には午前中にトマトの収穫と出荷、午後に花がら取りや誘引の作業を実施しました。これらの作業に加え、出荷の際にトラックで隣の村にあるトマトの選果場にも連れて行っていただき、トマトが仕分けされていく様子も見学させていただきました。また休憩時間には農園でとれたスイカやメロンをいただけ、暑い日の午後には川遊びに連れて行っていただけるなど、仕事以外の部分もたくさんサポートしていただき、充実した2週間を過ごすことができました。

選果場でトマトが仕分けられていく様子

良かったこと&大変だったこと

2週間トマトの収穫をお手伝いさせていただいたことで、普段自分が何気なく食べている野菜が市場に出荷されるまで、これほどまでに多くの手間や時間がかかっている、ということを強く実感できました。これが最も大きな収穫だと感じています。勤務中にはトマトや野菜に関するいろいろな質問を谷山さんに丁寧に答えていただき、休憩時間中も谷山さんやパートの方々と楽しくお話しすることができたため、知らないこと・新しい発見の連続で、最初は「長いかな」と思っていた2週間があっという間に感じるほど非常に楽しく勤務することができました。谷山さんのご厚意で町内の散策や川遊びなどにも連れて行っていただいたほか、ご飯もご馳走になり、地方で農業を営む方の生活の一端に触れるという、なかなかできない貴重な経験をさせていただけたことは、自分にとっても学びが多かったです。

一方で大変だったのは「暑さ」です。私が勤務したのは9月上旬でしたが、期間中はずっと最高気温が30度を超える日が続き、またほとんどの日中はずっと晴れだったので、かなり体力を消耗しました。白川町黒川地区は標高が高い(約400~500㍍)ため朝晩は涼しく、日中も都市部のように気温が35度を超えるようなことはないです。が、トマト収穫は基本的にハウス内での作業になるため、風が通らず非常に蒸し暑いです。日差しもかなり強いので水分補給日焼け止めは必須です。作業中は1時間ごとに休憩があるのですが、私は休憩時間ごとに日焼け止めを塗り直し、毎日2リットルほどスポーツドリンクと水を持参していました。

-働く編- まとめ

谷山農園での勤務は暑い中での作業ではありましたが、毎日が学びと発見の連続で、自信をもって「参加して良かった」と感じられるものでした。これまで自分が何気なく食べていた野菜が、成長して市場に出荷されるまでにかけられている膨大な手間ひまの一端を体感でき、野菜やそのほかの農作物のありがたみをより一層理解できるようなったと感じます。また農業を生活サイクルの中心において生活するチャンスはなかなか得られるものではなく、ふるさとワーキングホリデーという制度を通じて貴重な経験ができたことにも大きな学びがありました。「地方での生活を肌で感じたい」と思っている方や「農業を実際に体験して自分の知見を広めたい」と考えている方には、ぜひとも白川町のワーホリ・谷山農園での勤務をおすすめしたいです!


最後までお読みいただきありがとうございました!
私の働く編以外の記事や、他の方の記事にも目を通していただき、白川町ワーホリのイメージを少しでも感じていただけると嬉しいです!


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