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【地域を知り、考える。】インターン活動記録

皆さんこんにちは!
白川ワークドット協同組合の山田です。
先日、白川町出身の高校生の方がワークドットのインターンへ参加して下さいました!
今回は、インターン生の活動についてご紹介します。
最後まで読んでいただけると幸いです。

きっかけ

インターン生がワークドットへ来たきっかけをお伝えします。
ワークドットでは、近隣高校のインターンシップの受入窓口を担っており、白川町で働きたい、働くことに関心のある生徒の方がいた場合、希望をお伺いした上で、町内企業の紹介をしています。

今回、白川町出身の高校生であるHさんは「白川町を盛り上げるには?町に人を呼ぶには?を考えている人と働いてみたいし、自分も考えてみたい」という希望を持っていたので、ワークドットでインターンをして頂くことになりました。

企業理解・学校訪問

インターン初日。Hさんは、ワークドット事務所まで自転車でやってきました。挨拶を交わし、業務に就いてもらう前に、ワークドットのことや町の状況を知ってもらいました。また、ワークドットの職員、町で働いている方にも、白川町をどういう町だと思っているのか、現在、町ではどんなことが起こっているのかなどのお話を頂くことで、多角的に町のことを知り、解像度を高めてもらえるようにしました。

午後からは、Hさんの出身校でもある中学校に訪問。
現3年生が、修学旅行で大阪のカフェに白川茶の売り込みを行い、取扱いが実現したため、お茶を茶師の方から預かり、中学生に届けるところに同行してもらいました。

茶師の方の仕事場では、白川茶を淹れてもらい試飲をさせて頂きました。
Hさんの家庭では、お茶を淹れて飲むのがお正月などの特別な日で、それ以外は、ほとんどペットボトルのお茶を飲んでいるため、淹れたお茶は苦いものと考えていたHさん。茶師の方が、色んな種類の茶葉の飲み比べをさせて下さり「同じお茶でも味がこんなに違うんだ。」と衝撃を受けていました。中学校への移動中の車内で興奮気味に白川茶の話をしてくれるHさんの姿が、とても印象に残っています。

そして中学校へお茶を届けたのは、お茶のパッケージに中学生が作成したシールを貼るため、また、その様子を朝日新聞の記者の方が、取材に来て下さるからでした。

まずHさんは、中学生が楽しそうに活動している様子を見て、かなり感動をしていました。そして自分が今、高校でその気持ちで学べているかどうかということを考えていました。

また、取材に来ていた新聞記者の方と話す機会も、そうそうないのでぜひ質問をしようというミッションを渡してあり、Hさんは、色んな地域に取材にいく新聞記者さんだからこそ、他の地域と比べて白川町がどんな地域だと感じるか?という質問をしていました。

中学校を卒業したあと、また校舎に足を踏み入れることは無いだろうと思っていたHさん。思いがけず、中学校への訪問が叶ってしまいました。実は、明日も中学校に行くことになるのですが…

【白川町×高校生】

2日目の午前中は、白川町に高校生が関わるための方法を考えてもらいました。
白川町の課題点として挙げられるのが、町に高校がないことです。高校がないことで、町の子どもたちは高校に進学すると同時に、町から出てしまいます。そうした現状を踏まえ、町に住んでいる高校生の視点で、白川町と高校生が関係を続けていくにはどうしたら良いのか考えてもらいました。
ハッキリとした正解がないため、考えては悩む姿が印象的でした。様々な試行錯誤を行い出た案が「ポケモンGOの使用」でした

ポケモンGOとは

Pokémon GO(ポケモン ゴー)は、ナイアンティックと株式会社ポケモンによって共同開発されたスマートフォン向け位置情報ゲームアプリ。
スマートフォンのGPS機能を使用しながら移動することでポケットモンスターキャラクターの捕獲・育成・交換・バトルを画面上でプレイが可能。

実際にある道でポケモンに出会える感覚を味わえるポケモンGoを活用して、高校生と町の人でウォーキングイベントを定期的に開催すれば、高校生と町の人で地域交流が生まれ、町との関りも深くなるのではないかと考えてくれました。
ゲームを使用して関わりを持つ。ワークドットでも、マイクライベントを行っていますが、ポケモンGOを使うという発想はありませんでした…!!
しかし、イベントの集客方法や時期、ウォーキングのみではなく、いつやるのか、ルールのようなものを設けた方が良いのでは?など、課題点も多く残り、町を元気にすることの楽しさ、難しさを知ることができました。

午後からは、昨日と同様、中学校に訪問。中学2年生の授業にオブザーブ参加です。中学2年生は、小学生が摘んだ茶葉を中学生がブランディングをして売るという授業に取り組んでおり、販売日が1週間後に迫っていました。

Hさんには、販売が上手くいくように、授業の中で生徒のみなさんにインタビューをしてもらい、その様子をインスタで発信するというミッションをお願いしていました。

中学生が頑張っている様子を見たHさんからは「買いに来てもらえるよう、ばっちり宣伝します!」と心強い言葉も聞くことが出来ました!

ふるさとまつりの準備とインスタ発信

最終日は、10/27(日)に開催されるふるさとまつりの準備を、ワークドット職員と一緒に行ってもらいました。午前は、昨日のつづきのインスタ作成です。Instagramのストーリーを使用して、宣伝してくれました!

午後からは、備品の確認をおこないました。
ワークドットもふるさとまつりで出店をするため、白川町移住交流サポートセンターへ行き、出店に使用する物、ブースの配置などを確認してもらいました。部品のチェックを済ませ、3日間のインターンが終わりました。

インターンを終えて

3日間で様々な場所へ行き、沢山の人と出会ったHさん。町のために日々模索をしながら活動している人達に、刺激を受けていました。ふるさとまつり当日は、ワークドットの出店ブースにも来てくれました!

終わりに

いかがだったでしょうか?
白川町に何が必要なのか、何ができるのかなど、深く考え、自分の中の正解を見つけて実践ができるインターンになったと思います!
Hさんが作成してくれた起業家体験の宣伝は、ワークドットのInstagramから閲覧可能です。中学生のパワフルで斬新なアイデアが詰め込まれた、魅力的な宣伝になっていますので、ぜひ見てください!


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