【寄稿】お歳暮企画 | ANTENNAとつくる、2024年なんでもベスト1 ~「Shin Hantae & the Reggae Soul “How can i live without you”」
白川大晃(Bagus! / Love Letter Revue)が選ぶ、2024年「ラヴァーズロック」ベスト1
【Shin Hantae & the Reggae Soul “How can i live without you”】
2024年、日本では珍しく、ラヴァーズロックの香りが漂う作品のリリースが続いた。asuka ando『DOUBLE HAPPINESS』、qimygo『航海薄明』、Natsu Summer『オレンジ通信』、そして手前味噌ではあるが、Bagus!『THIS LOVE IS MELLOW』。
また、近年はサブスクリプションサービスで聴けるラヴァーズロックのタイトルも増え、今では手に入りにくいレコードの再販も多く、ラヴァーズロックファンとしては嬉しい限りである。と言うわけで、もちろん私が紹介するのは、私的今年のベスト1なラヴァーズロックだ。その作品はお隣韓国のレゲエバンド、Shin Hantae & the Reggae Soulによる“How can i live without you”。
巨船に乗っているような心地よいグルーブと可愛らしいボーカル(個人的には韓国語であることも響きがキュートで可愛さポイントアップ)、ウェットなサウンドが魅力的な一曲である。ミックスは日本の2shantiだ。
日本も少し肌寒くなってきた頃に、海の向こうから届いた恋のメロディは、私の心に美しい初雪を降らせてくれた。私にとっては、今年一番ロマンティックなラヴァーズロック・チューンであったのだ。
※ラヴァーズロックとは、1970年代にUKで生まれたレゲエのサブジャンル。ロマンスをテーマにする曲が多く、洗練されたサウンドが特徴。
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