AWS 認定クラウドプラクティショナー試験合格までの道のり
2024/6/22にAWS 認定クラウドプラクティショナー試験を受験し、合格しました。
結果としては 821点 / 1,000点。合格ラインは700点。
高くもなく低くもなくといったところでしょうか。
本記事では受験までの対策と、受験した結果感じた資格取得のメリットについてお話していこうと思います。
受験の背景
これは会社で積極的にクラウドの資格を取ることを奨励されたからですね。
クラウドプラクティショナーであれば受験にかかった実費は会社で負担してもらえるということで、では受けてみるかと。
より高位の認定資格だと実費以上に奨励金が出るとか出ないとか。
AWS 認定クラウドプラクティショナーとは
Amazonが提供するクラウドコンピューティング、AWSの技術スキルと専門知識の認定資格の中で、基礎的な知識を持つことを証明する資格です。
AWS認定資格の中で最も基礎的な資格に位置付けられています。
受験申し込みまでの流れは以下などを参考にしてください。
AWS資格試験の申し込み方法まとめ!自宅で受けるときのポイントも解説
受験場所としてテストセンターか自宅かを選べます。
自分の場合はテストセンターでの受験を選択しました。
受験前のステータス
自分はIT関連の仕事を社会人になってから5年間ずっと続けていることもあり、ITについてはそれなりに知識がある状態での受験でした。
簡単にまとめると受験前からおよそ以下のような状態だったと思います。
ITインフラ回りの知識(ネットワークなど)は少しだけある
開発、データ分析関連の知識、経験はある
ただしクラウド上で作業した経験はなし
AWSについてはいくつかのサービスを仕事で触ったことくらいはある
S3、SageMakerなど
上記のような状態なので、まずはAWSの全体像を把握しようと基礎的な資格から取得していくこととしました。
合格して得られたメリット
クラウドプラクティショナーは最も基礎的な知識を問う問題が出題されるため、「取得する意味があるの?」と感じる方もいらっしゃるようです。
個人的には、対策を通して
「どのケースで、どのサービスを利用するのが良いのか?」
がざっと理解できたことが大きなメリットだったと感じています。
例えば、
AWS上でコンテナを扱いたい -> AWS ECS
AWS上のウェブアプリケーションの脆弱性対策 -> AWS WAF
などなど
クラウドプラクティショナーのレベルでは各々のサービスの詳細までは問われませんが、対策を通して頭の中にユースケースとAWSのサービスのマッピングというか、ざっくりとした地図が出来てきた気がします。
個人的には、プライベートでAWSに手を出した際にIAMとネットワーク回りがまるで分からず困ったので、その2サービスに関する知識が大分整理されて助かりました。
対策に用いた教材
ここから自分が行った対策の具体的な中身についてお話していきます。
まずは用いた教材についてです。
以下の教材で対策を進めました。
AWS認定資格 クラウドプラクティショナーの教科書: 合格へ導く虎の巻
AmazonのKindle Unlimited対象だったのでKindleで拝借
教科書として利用
【CLF-C02対応】AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験問題集(390問)
AmazonのKindle Unlimited対象だったのでKindleで拝借
問題集として利用
一問一答形式なので移動中でも進めやすい
【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
Udemyの講座
会社のUdemy Buisinessで受講(なので無料。ありがたや)
本番に比べてかなり難しい(7割が合格ラインとのことですが、6割でも十分だと思います…)
Kindle Unlimited対象と会社のUdemy Buisinessを利用することで、試験対策としては受験費用のみの出費でした。
(ちなみに受験費用は100ドル。円安のあおりを受けて日本円では15,000円+消費税で16,500円…円安ぅ…)
対策のスケジュールと内容
およそ以下のようなスケジュールで進めました。
ざっくり資産ですが、およそ1日に2時間ちょっとは勉強していたので、
全体では45時間程度の学習時間になったと思います。
2024/6/1:対策開始、試験内容や受験方法の確認、教材購入など
AWS公式が提供する模試 AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C02- Japanese) で試験内容を把握
本番は65問ですが、上記は20問だけなのであくまで確認程度
2024/6/2:受験日設定
6月末の土日が理想だったのですが、テストセンターが予約できず、一週前の6/22で設定
2024/6/2 ~ 2024/6/8:ひたすら教科書を繰り返し読む
書籍に書いてある通り、2日でざっと全体通して読む->3日で問題解きながら全体読む->2日で問題で間違えたところを中心に読む、という形で3周しました
2024/6/9 ~ 2024/6/15:ひらすら問題集を解く
間違えたところは教科書に戻って確認
2024/6/16 ~ 2024/6/22:ひらすら模試を解く(1周のみ)
個人的には、45時間では万全の対策というにはちょっと時間が足りなかったかなと感じました。
特に模試は少なくとも2周、できれば3周したかったところ。
事前知識がどれだけあるかと、1日にどれだけ学習に時間を割けるかは人それぞれですが、余裕を持って対策するのであれば対策の期間は1か月、50時間以上取ると安心できるかな~~と思いました。
(あくまで個人の感想レベルです)
今後
今後も継続してAWSの資格を取得していこうと思います。
自分の仕事でのAWSのユースケースは開発者のそれとなるので、
次は一段階上のアソシエイト資格の中で、ディベロッパーアソシエイトに挑戦する予定です。
既に対策は始めていますが、今回はクラウドプラクティショナーの時の反省を活かして対策に3か月とった余裕のあるスケジュールで進めていきます。
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