キッズダンサーの撮影依頼
こんばんは40代独身ニートのシラカバです。
今日は日曜日。初任者研修は休みです。今日は勝負の日。知り合いの娘さんのダンス撮影の日。
小学校6年生の女の子。ぽっちゃり体系のキッズダンサーです。お母さんは30代半ばでおそらく離婚されています。娘のために熱心に活動をサポートしている”熱血親ばかママ”といった感じ。
娘もダンスが好きで日舞からポップまで嗜んで、本人の希望でポップダンスに邁進している。決していやいやではなく将来プロのダンサーを目指す本気の女の子です。
女の子にとってのおばあちゃんが私(撮影担当)が参加しているボランティア団体の中心メンバーで、その縁で孫の撮影依頼を受けました。
「キッズダンサーを撮影できる」こんな嬉しいことはありません。アマチュアカメラマンはとにかく被写体に飢えているのです。
しかも人を撮影できる
ダンサーを撮影できる
タダで撮影できる
二つ返事で「やります!任せてください!」と言いました。
数か月たって話が急速に進行し、撮影するダンスの”模範映像”が送られてきました。そこで初めてわかったのは、まさかの”ぽっちゃり体系”。
ダンサーと聞くと”シュッとした”女の子を想像していたのですが、まさかのぽっちゃりさん。顔を真っ赤にして一生懸命近所の公園でダンスしている映像でした。流行りの「炎」をBGMに踊っている女の子の姿。
少々衝撃はありましたがその賢明な様子を見て少なくとも心が打たれたし、本気で踊ってる姿をなんとか綺麗な映像に収めたいという感情が生まれ、私も頑張ろうと決意。イメージを膨らませカメラやジンバルの設定を見つめなおしながら、本日本番を迎えました。
撮影場所は懇意にしてくれているお寺。本堂前と山の雑木林での撮影。
下手なカメラマンを前にして一生懸命踊ってくれました。私としては不備だらけでイマイチな出来でしたが、彼女たちはモニターに映る綺麗な映像にだいぶ満足してくれたみたいです。あとは編集を頑張るだけ。
出来上がったダンス動画が彼女のインスタに上がり、その映像を業界の人が見て広めてくれる。そのダンスが評価されて彼女が有名になっていく。と同時に私も”名カメラマン”として有名になる。彼女に引っ張って行ってもらう。そんな夢を抱きながら家路につきました。
そんな夢みたいな日が来るのかな。。。
40代独身ニートの私は介護職に就こうとしています。そのために現在、介護職員初任者研修というスクールに通っています。本当はやりたくない仕事。私の夢はカメラマンとして生計を立てられる人生ですから。
わずかな希望を胸に、かすかなチャンスをつかむために今回のような撮影を頑張っています。世の中何があるかわからないし、何がバズるかもわかりません。今回のダンス撮影がチャンスの第一歩かもしれないのです。
彼女には是非とも有名なダンサーに育っていってもらって、その専属カメラマンとして私のことを上の舞台に連れて行ってほしい。
あくまで他人任せな私。
次回の撮影はスタジオ撮影。
頑張ろう。