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【小話】山形県民の芋煮会文化について

皆さん、こんにちは!白岩土木建築の今田です。
来週には秋分の日を迎え、秋の訪れをすこしずつ感じる季節となりましたが
いかがお過ごしでしょうか?🍁

秋と言えば、山形県では「芋煮会」の季節がやってきました。芋煮会は、山形県の秋の風物詩であり、家族や友人、職場の仲間と一緒に河原で鍋を囲む楽しいイベントです。今回は、この芋煮会について少しお話させてもらいますね!

そもそも芋煮会とは?

まずは、芋煮会の起源についてお話させてもらいますね。時は江戸時代までさかのぼります。当時、山形県は京都との船運が盛んで、山形からは米や紅花、繊維などが運ばれ、京都からは衣類や砂糖などが運ばれていました。
その際に、船頭たちが地元で収穫された里芋と棒だらを一緒に鍋で煮て食べたのが始まりとされています。現在のように家族やグループで野外での芋煮が始まったのは明治以降で、牛肉や豚肉を使うようになったのは昭和初期からだと言われているそうです。

芋煮のレシピ

芋煮のレシピは、里芋、こんにゃく、ねぎ、牛肉などを使った鍋料理となっています。山形市周辺では、醤油味の牛肉入り芋煮が主流ですが、地域によって具材や味付けが異なる所も面白いところですね!
芋煮は山形県だけでなく東北地方で広く食べられているものなので、本当に多くのバリエーションがあるんですよ!
それだけに芋煮戦争なんて言葉があるくらいなんですけどね..…

芋煮戦争

ここで芋煮戦争について紹介させて頂きたいと思います。
まず最初に、自分は郷土愛溢れる模範的山形県民なので、少し意見が偏ってしまう事をご了承ください。もしかしたらこの記事を読んでくださっている一部の人を敵に回すかもしれません。それでは、下の画像をご覧ください。

ホットペッパーグルメ 山形芋煮戦争~もう決着しなくていいんじゃないか問題~より抜粋

自分は内陸出身なので、ゴリゴリに「牛肉、醤油」信者なのですが、
芋煮ひとつとってもこれだけの派閥が存在するんですよ。
豚肉に味噌って、もうそれただの豚汁じゃないですか。そんなんだったら芋煮と名乗らずとも、豚汁として食ってればいいと思うんですよ。
どこの芋煮が一番おいしいか論争は毎年繰り広げられているんですが、どこまでいってもこの戦いは終わることはありません。永遠と平行線のままです。実際、宮城県の友達と芋煮の話をしたとき、お互いの芋煮を認めることはプライド的に許せませんでしたね。
まあ、実際の所ネタ的にこの争いをしているだけで、他が嫌いだとかそういう事はないんですが。ただ、「牛肉、醤油」が最適解だとは思っています。
少しだけ暑くなってしまいました。実際、この問題はプライドとプライドのぶつかり合いなので決着がつくことはなさそうです笑
ジョジョのラスボスは誰が一番強いかみたいなもんですね。

「日本一の芋煮会フェスティバル」の調理風景

日本一の芋煮会フェスティバル

毎年、9月には山形市の馬見ヶ崎河川敷で
「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されます。このイベントでは、直径6m、重さ4tに及ぶ大鍋で約3万人分の芋煮がつくられ、多くの人が訪れるんですよ!調理には建設用の重機が使われ、まさに規格外のスケールとなっています。
「バックホウを使ったら食べてはいけないものが芋煮に混入するのでは?」
という心配があるかもしれません。そこに関してはさすがの芋煮愛で何とかしてしまったんですね。手順としては以下の通りです。
1.生産されてから間もない状態、利用歴のない新品の車体を用意する
2.分解注油を行い、製造時に使用されたオイルを綺麗に除去する
3.鍋に浸す部分は全て分解、家庭用洗剤で洗浄する
4.潤滑油の代わりに食用バターを指で丁寧に塗り込んでいく
5.最後に厳重に保管されたオールステンレス製のバケットを取り付ける

これらの作業が全て手作業で行われたのちに、調理器具バックホウが完成するというわけです。芋煮の為の完全特別使用車ですね!
こういった手間暇をかけて、
「日本一の芋煮会フェスティバル」は開催されているわけなんです。
このイベントは、今週末9月15日に開催されるので、気になった方は足を運んでみてくださいね!山形県の伝統文化をぜひ体感してみてください。

最後に

最後までよんでいただき、ありがとうございました!
今回はあまり建設業とは関係ない内容でしたが、いかがだったでしょうか。
山形県民の熱狂的な芋煮愛が少しは伝わったでしょうか?
山形に来る機会がある方はぜひ芋煮を食べてみてくださいね!
それでは、次回の更新をお楽しみに!ありがとうございました!

あと芋煮戦争について、2chでのコピペを発見したので載せておきますね
なんだかんだ言っても地元の料理には誇りを持たなければと実感しました。

宮城「秋だな、芋煮会しようぜ」
山形「あ、ちょうど実家から牛肉送られてきたから提供するよ」
宮城・秋田・福島・岩手「ちょwwwww牛肉ってwwww」
山形「なんだよ、わかったよ。じゃあ里芋買ってくる」
三陸「なに里芋って。じゃがいもだろ」
秋田「とりあえず比内地鶏入れるよ」
宮城・山形・福島・岩手「ねーよwww」
三陸「魚は何入れる?貝は?」
宮城・山形・福島・岩手・秋田「寄せ鍋かよw」
朝日町「魚介は棒鱈だけでいいよ」
宮城「三陸とか朝日町とか、マイノリティーは口を出すなよ」
岩手「・・・おい山形!何しょうゆ入れてんだよ!」
宮城・秋田「うわぁぁぁ・・・最悪だこいつ」
福島「まぁいいじゃん、味噌もブレンドしようぜ」
秋田「とりあえず、きりたんぽ入れるね」
宮城・山形・福島・岩手「ねーよwww」
青森「お前ら何やってんの?」
宮城・山形・福島・岩手・秋田「芋煮しないヤツは黙ってろ」

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