パチンカスへの道~序章~④
こんばんは「かいぶつ」です。
パチンカスへの道~序章~も今回で4話目、ひとまず今回で一区切りつけようかなぁと思います。
前回までのパチンカスへの道
いつでも簡単に7を揃える事ができるのは日本では佐藤さんただ一人。
※自由自在に7を揃える佐藤さん↓
普通の人はリーチ目と呼ばれる特定の出目が出ないと7が揃えられないことを理解した僕、BIGBONUSで得たコインを使い、次なるチャンスを狙います。
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開店から暫く経過し、ホール内のお客さんもボチボチと増えてきました。先ほどまで空席だった僕の隣の席にもリーゼントのお兄ちゃんが着席し、ペチペチと遊戯を続けています。
暫く打っていると、隣から何か視線を感じます。僕は見すぎないように意識しながら、そーっと隣に視線を移しました。
すると直ぐに隣のお兄ちゃんと目が合いました。
ドキッとした僕は直ぐに視線を外そうとしましたが、それがあまりにも不自然すぎる動作であったため、思うように視線を外す事ができませんでした。
結局、そのまま、お兄ちゃんと見つめ合う形になりました。
しばらく見つめ合っていると、お兄ちゃんが僕に向かって言いました。
「さっきから入ってるで」
(何が!? あっ!もしかしてリーチ目か!? 全然気付かんかったで~、まあ、そもそもリーチ目がどんなんかも全く知らんしなぁ~。それで、ど~すりゃえ~んや?狙うんか!? 7狙ったらえんか?)
僕があたふたしていると、お兄ちゃんはとても優しい声で
「揃えたげよか?」
と囁いてきました。
コクリ
僕が頷くと、お兄ちゃんは1枚だけコインを投入し、Oがしたのと同じように真ん中に赤い7を揃えました。
(お兄ちゃん男前過ぎるやろ!?)
心の中でそう思いながら、お兄ちゃんに感謝を伝え、2回目のBIGBONUSスタートです!
2回目のBIGBONUSを消化し終えたところで、Oが再びやって来ました。
Oは持ちコインを全て飲まれ、僕に打ち続けるかどうかの確認をしに来たようです。
僕は充分満足したので、クレジット分だけ打ち止めることにしました。
こうして僕のほぼ初打ちは終了しました。
この時の収支は未だに明確に覚えています。
7枚交換で 投資1,000円 回収8,000円
+7,000円でした。
因みに、このとき打ったスロットは
オリンピアのビーチガールという台でした。
BAR図柄もBIG扱いでスイカがバケという、少しトリッキーな台でした。
Oと通っていたホールでは、スイカの目押しが上手く出来ない人が多く、加えてバケのリーチ目が分かりにくいこともあり、バケのリーチ目をよく拾えました。
これにて、序章は終了となります。
読んで下さった皆様、ありがとうございます。