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#008『FFS理論』の本二冊!

スタエフ008FFS理論の記事 画像

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『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型』
『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』
古野俊幸

二冊の本を読みました。


1.FFS理論ってなに?

5つの因子のどの項目がどれくらい高いかで判別する診断です。
その組み合わせから性格を読み解くことができます。

・凝縮性 こだわりが強い///独善的支配的
・受容性 柔軟に受け入れる///おせっかいで過保護
・弁別性 白黒はっきり合理的///機械的・詭弁的
・拡散性 挑戦的で活動的///反抗的攻撃的
・保全性 協調的///消極的妥協的

 受容性←→凝縮性(※対になっている)
 拡散性←→保全性(※対になっている)
弁別性(※独立した要素)

どれがいい悪いではなく順番と差を重視して考えます。


2.学びの型

例えばドラゴン桜版で書かれている「勉強の仕方」なら下記のようにタイプによって身に付きやすい方法が変わることがわかります。

・保全性が高い…毎日同じ場所で決まったペースで
(1日ごとのスケジュールや時間割を決めておく)

・拡散性が高い…好きな場所で日毎に好きなペースで
(一日ではなく一週間単位のノルマ等を設定してそれをその日ごとに選ぶ)

基本的には保全性と拡散性によりますが、他の因子も多少影響します。

・凝縮性が高い…正統派、由緒正しいもの、尊敬できる人から教わる
・弁別性が高い…「なぜそうなるか」「摂理、真理、原理原則の追求」
・受容性が高い…学びの傾向に影響しにくい(保全性と拡散性 次第)


世の中には矛盾した2つの方法があり、実はそのどちらもが正解です。
自分に合っているか否かなのです。
片一方の方法が合っている人もいれば逆の方法が合う人もいる…というだけなんです。

3.上司部下、リーダー像

宇宙兄弟版のほうでは、上司や部下の関係性や目指すべきリーダー像が主なコンテンツになっています。

「自己理解」の項目では日本人に多い「受容性」「保全性」についてをベースに語られているので、私のようにそれらの項目が他と比べて低い人間からすると読んでいてちょっともどかしいです 笑

例えば…「上司:拡散×部下:保全」
そもそもの学習スタイルが違う人同士が上司部下になると、非常にストレスになりやすいんですよね。
「自由にやっていいよ(拡散)」と言わた場合、保全性の高いタイプだと不安に感じてしまいストレスになります。
よって、基本的には同質のトレーナーが指導をするのが良いんです。
(基礎ができた二年目から異質のタイプから指導されることで成長しやすい)

といった具合に、それぞれの組み合わせでの対処すべきポイントが書かれています。

これが理解できると「やりにくかったのはこれが原因だったのか!」と、自分も相手も悪くなかったということがよくわかるんじゃないでしょうか(*'ω'*)


また「リーダー」にはタイプによって違った利点がありますので、多くの人が想像する積極的でバリバリと物事を推し進めていくタイプだけがリーダーとしてふさわしいわけではない…ということもよくわかります。

「サーバントリーダーシップ」が日本人の気質に合っているということが、こちらの診断からもよく見えてきます。

(サーバントリーダー:奉仕や支援を通じて周囲から信頼を得て、協力してもらえる状況を作り出す。部下を引っ張り導いていく従来型のリーダーとは違った考え方)…最近この傾向のリーダーシップ本が多いですよね(*'ω'*)


ちなみにですね「凝縮性」の高い人は少数派だから気を付けてね
…って話が出てくるんですが
わたし、まさに、凝縮性が高くてですね…(´・ω・`)

日本では絶対数が少ないから理解されにくい。
もし凝縮性の高い人がリーダーを目指すなら
「自己理解に努めよ!」
「高圧的に取られたり親心がパワハラだと思われたりするぞ!」

とのことだったので…余計に気をつけねばです。


4.私の場合

私は日頃から何かに「迷う」ということが少ないのですが、それはおそらく凝縮性や弁別性が高いからだと思われます。

凝縮性の判断基準:自分の価値感上正しいか👈
受容性:良いか悪いか
弁別性の判断基準:相対的に見て適正か不適正か(合理的)👈
拡散性:好きか嫌いか
保全性:好きか嫌いか

正しさや合理的かどうかが判断基準になるので、好きか嫌いかで判断する人(拡散性・保全性)からすると「冷たい」と思われやすいんですよね。
私からすると「普通の判断をしているだけ」なのに、なんでそう思われちゃうのかなぁ…ってずっと疑問だったんですが、最近こういった診断系の本をたくさん読むようになってわかってきたところです。

「自分と違う判断軸の人間のほうが世の中に多い」ってことを知り理由を理解できたので一安心(*'ω'*)(※理由を知りたがるところが弁別性)


ちなみに私の結果はこんな感じ!

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(同率の場合は上に並ぶ因子が優先されるのだと思われます)

・こだわりが強く(凝縮性)
・合理的に白黒はっきりと分け(弁別性)
・変革を推進していこうとする(拡散性)

…ということになるので平均的な米国人像に近いそうです。

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日本人の平均は「受容性」と「保全性」が高いんだそうです。

・周りや相手を柔軟に受け入れる(受容性)
・仕組化させ継続的に維持改善していく(保全性)
ってことです。

私の場合は受容性も保全性も低い数値ではなかったので、これらの要素も結構持ち合わせているほうかなとは思いますが。


なにごとにおいても、だいたいのものごとって「平均」に合わせて設定されていることが多いですよね。
私が今までずっと感じていた
「なんでみんなはこれを難しいって感じるのかな?」
「なんで私はこれをするのが苦痛なんだろう?」
って疑問がすっきりはっきり晴れたような気がします。

最近のビジネスでよく使われる「男性性、女性性(心理的・精神的な部分における「男性らしさ」や「女性らしさ」のこと)」って言葉とか、競争から共鳴に変化している時代のことを考えると今の時代は日本人的な気質のほうが、生きやすくはあるのかな?と思ったりもしますが、それをわかったうえで自分なりの生きやすさみたいなものは模索していきたいな~と思います。

5.風俗のお仕事で応用できそうなこと

【接客】
多数派に分類される人の場合は、お客様にも多数派が多いと思われますので、誤解を与えたり誤解をされることが少ないんじゃないのかな?と思います。

なんだかお客様と意思疎通が図りにくい…と思ったら、因子のタイプが違うのではないか?と推測して円滑なコミュニケーションに応用することはできそうですよね。

少数派に分類される人の場合は、まずほとんどのお客様と意思の疎通が図りにくい可能性がある前提で「大多数の人はどう思うのかどう行動するのか」を知識としてインプットしておく必要はあるかと思います。

【ブランディング】
厳しい時代なので、皆さんそれぞれのブランディングに取り組んでいると思いますが全ての人が「オンリーワン」を目指すのはなかなか難しいのではないかな?と思います。
「自分だけの強みを見つけてアピールしましょう!」と言われることも多いかと思いますが、それが実践しやしのは拡散性の高い人かなと。

拡散性:基礎をかためて、自己流に変えていく
保全性:基礎を磨き上げてどこにでも通用する「標準化」を目指す

変わったことや珍しいこと、新しいことを無理に実践してオンリーワンを目指すより「基礎」を最高レベルまで磨いていく…というのも結果としてはオンリーワンになるのではないでしょうか(*'ω'*)


6.まとめ

診断系のコンテンツすべてに言えることですが、他者と円滑なコミュニケーションをとるにはまず「自分を知る」ことが大切です。
自分をしならければ他者のことも理解できません。
誰かを知るにはまず自分から!
自分のことを徹底的に理解していくことで全ての力が上がっていくのではないかなと思います。


※音声内で「正規診断が高い」って言っちゃってますが診断自体はそんなに高額ではなく、診断する側の理論の講座のほうです~。うっかり💦

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