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#旅する羽釜~福井編 vol.5 「福井づくしの寿司」(福井~小浜)
福井旅3日目の後半は、福井市を経由してから、福井県の西側、嶺南地方にある小浜市を目指します。
福井駅前のスーパーでお土産探し
レンタカーを返してから電車で小浜へ向かうまでの2時間。福井駅を散策しました。福井旅といいながら、福井市に立ち寄ったのは、今ところ初日のソースカツ丼の「ふくしん」のみ。
福井駅に戻り、駅前の恐竜にごあいさつ。駅ビルにスーパーがあるようなのでそちらを覗いてみます。
町中のスーパーとは違い、駅ナカのスーパーは、特産品や名産品がピンポイントでそろっているので便利です。
油揚げコーナーはもちろん充実。
名産の里いもやトマトもそろってますね。
なかでも、一番グッときたのは新米の2合パック。こういう少量の小分けパックがあると、おみやげにしたいときにとても助かります。
2kg袋だと重すぎて、旅行中に持ち運ぶのは大変だから(初日の晩ごはん甩に2kg袋を買っちゃったからなぁ。。。)
福井駅の改札前に日本酒が飲めるお店があると聞きつけ、訪れてみるも開店は16時から。ただいまの時刻は14時20分、残念。。。
そうこうしているうちに、ジュンイチが「いいとこ見つけた!」と言い出しました。
創業500年の味噌屋さん「国嶋清平商店」
ジュンイチが行きたいと言い出したのは、福井駅から歩いて15分ほど。国嶋清平商店という味噌屋さん。
「ブラタモリ」にも出演されたことがあるという、創業500年!の歴史あるお店です。なんと、福井城が造られる前からのこの地で商売を営んできたのだとか。
こちらで福井の歴史や名物の「はまな味噌」について教えていただきました!
「はまな味噌」とは、夏に採れたナスを塩漬けにしておいて、秋になり大豆が採れたら、大豆や糀などを加えて発酵・熟成させたおかず味噌です。
その名前の由来には諸説あるそうですが、そのひとつに浜名湖周辺で生まれたものを、越前藩主だった結城秀康(徳川家康の次男) が福井に広めたというのがあるそうです。「はまな味噌」の仕込みはこれからということで、今回は買えませんでした。
福井の地酒がそろう「RICE BAR」
福井駅へ戻る途中、ジュンイチが「のどが渇いた」と言い出しました。つまりこれはお酒が飲みたいということ(アイツは、ほんと隙があらば飲もうとするやつだ)。
「よさげなお店が近くにあるから」と言って連れて行かれたのが、国嶋清平商店から歩いて5分のところにある「RICE BAR」。もう、名前からいって素敵じゃないですか!出発時間まであと1時間なのに、もちろん立ち寄ります。
せっかくなので、店主おすすめの福井の日本酒呑み比べを注文。この日は「白龍」「常山」「越前岬」のセットでした。
おつまみは、汐うにとへしこ。この2つは福井の酒のアテとしては欠かせませんね。お酒がすすみすぎてほんと危険。
そのほかのお酒もメニューも豊富でとても名残惜しいけれど、次回は必ずや立ち寄るぞと心に誓って、福井駅に向かいました。
福井駅に着いたら、最初のお目当てでもあった角打ちスタンドが開店してました。こちらも、次回必ず立ち寄ろう! 駅構内の角打ちってほんと魅惑ですよねぇ。。。
御食国(みけつのくに)・小浜で、すしざんまい
福井駅から敦賀駅を経由して到着したのは、本日の宿泊地、小浜。
鯖街道の起点であり、かっては朝廷に食料を恒常的に献上してたことから「御食国(みけつのくに)」とも呼ばれていました。昔からおいしいものがたくさんある街なんです。さあ、小浜を食べ尽くしますよ!
ジュンイチが予約していた地元のお寿司屋さん「鮨富」へ。こちらのお目当ては、若狭湾で採れた魚介類が中心の「福井の肴と寿司のコース」です。
お酒のメニューをみると、三方五湖の近くにある酒蔵・三宅彦右衛門酒造の「早瀬浦(はやせうら)」を発見。しかも、純米大吟醸、純米吟醸、純米酒が揃っています。
初日に訪れた鯖江の酒屋さん「久保田酒店」の若女将・久保田桐子さんの情報によれば、嶺南地方の酒蔵は少ないそうなんですが、そのなかでも「早瀬浦」は、福井で圧倒的人気を誇る稀少なお酒なのだそうです。
せっかくなので、今宵は「早瀬浦」の垂直飲みといきましょう!
最初は、福井の肴からスタート。「アオリイカのたたき」「若狭ぐじのお刺身」「しめさば」「三方湖の天然うなぎ」「若狭がれいの唐揚げ」「若狭ぐじの飯蒸し」「ハモのしゃぶしゃぶ」。すべて地のものです。のっけから最高です。
お寿司も小浜港であがった新鮮なネタばかり。「ヤガラ」「サワラ」「ナメラ(アオハタ)」「ノドグロ」「連子鯛」「ボストン沖のマグロ」「へしこ」「小浜の車海老」「渡り蟹の軍艦巻き」「若狭牛のミスジ」と続きました。
〆には、おちょこのような小さな器に盛られたミニどんぶり。3~4口で食べ切れる量がちょうどよいです。1杯目はイクラ丼。
2杯目は、うな丼でした。うなぎは最初にいただいた三方湖の天然ウナギ。関東と違って蒸さないので、外側がサクサク、中はふっくら。
〆の最後は、穴子のにぎり。
「これでもか!」というくらいに小浜の海の幸を堪能して、夜が更けていきました。明日は、小浜港へ向かいます。
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福井の旅はまだまだ続きます。旅のレポートの続きはこちらから。
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