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min•naka(ミンナカ)から考える、新たな子育て支援の可能性

音声で聴きたい方はこちら。

※以下は、一個人の感想・考察です。実際のプロジェクト内容等につきましては、ご自身でお確かめください。


SWC(sloth with creators)のnomaさん、ざいぺんさんがご自身のstand.fmで「min•naka(ミンナカ)」について話していました。

今回は、そこから考えたことを書いてみます。特に結論はありません。


min•naka(ミンナカ)と言われても、「なんのこっちゃわからない!」と言う方がほとんどだと思います。

なので、まずは『min•naka(ミンナカ)』の説明です。

▼『min•naka(ミンナカ)』とは

min•nakaは、令和の虎 井口智明が立ち上げたこれまでにない新しい業態のコンビニ事業です。


私はコンビニが大好きで一日一食は必ずコンビニでご飯を食べます。

しかし最近コンビニの食べ物が高い!!飲み物も高い!!そして税金も高い !!

このプロジェクトでは、それらの解決の第一歩として「100均」と「こども食堂」を併設した新しいコンビニを日本全国に展開するための、新たな資金調達・応援コミュニティづくりの手段としてトークンを発行します!


あなたの支援が価値になるクラウドファンディング『FiNANCiE』を通じて本事業をご支援いだだき、『min•naka』を国内No1のコンビニブランドへと成長させましょう!

FiNANCiE、min•naka@井口智明


さらに詳しく知りたい方は、以下の動画をご視聴いただければと思います。


ここでまた「FiNANCiE」や「トークン」ってなに?と疑問に思うかもしれませんが、今回そこには踏み込まないので、わからないままでも大丈夫です。

簡単にまとめると、
「子ども食堂を併設したコンビニを全国展開するぞ!そして価格を低くするぞ!」
というプロジェクトです。

「子ども食堂」聞いたことはあるけど、いまいちわからないな、という方も多いと思うので、少し紹介します。
(説明ばかりですみません!この部分が主題になるのでお付き合いください!)

子ども食堂とは?

子ども食堂は、子どもが1人でも行ける無料または低額の食堂であり、子どもへの食事提供から孤食の解消や食育、さらには地域交流の場などの役割を果たしています。
少し専門的な言葉で言うと「子どもの貧困対策」と「地域の交流拠点」という2つが活動の柱となります。

厚生労働省HP

では、ここから考えたことを書いていきます。

※改めてになりますが、私は、これまでの井口さんの経歴や事業等を知りませんので、多分に個人的な解釈が入っています。


プロジェクトオーナーである井口さんは動画の中で、「自分の名前を残したい」という趣旨の発言をされていました。

ここから、井口さんがやりたいことは、「コンビニを全国展開!打倒大手コンビニチェーン!」みたいなことではないと思ったんです。「低価格のコンビニ」は入口でしかないということです。

では、井口さんが本当にやりたいことは何かな?と考えたときに「子ども食堂の全国化、そして子供の貧困対策。そこからの子育て支援」なんじゃないかと考えました。

動画の中で、「既存の子ども食堂では、本当に届けるべきところに届いていない」と井口さんが発言しており、この部分に問題意識を持たれていることがわかります。

「min•naka(ミンナカ)でご飯を食べることを文化にしたい」とも仰っていて、コアの部分は子育て支援なんだと思いました。


個人的にも、社会貢献の側面を持つこのプロジェクトが実現した未来を見てみたいです。

日本の相対的貧困率は上昇傾向にあり、特に、女性の高齢者世帯や「ひとり親世帯」で相対的貧困率が高い傾向にあります。
政府がこの問題に取り組むべきなのは言うまでもありませんが、「民間の手で解決ししてやろう!」とするその意気やよし!と生意気ながら思っています。

とても悲しいことですが、貧困はしばしば次世代にも引き継がれる傾向があります。学力の低下が進むと、貧困家庭の子どもたちは将来的に高い教育や良い職業機会を得ることが難しくなり、貧困の連鎖が続く可能性が高くなります。

「min•naka(ミンナカ)x子ども食堂」のような取り組みは、こうした連鎖を断ち切るための一つの手段として機能する可能性があると思っています。

あえて言うまでもないことかもしれませんが、子どもの学力と食生活は密接に関連しています。栄養不足は集中力の低下や体力の減少を招き、学業成績にも影響を与えます。

このプロジェクトを通して安定した食生活を提供することができれば、子どもの学力の向上にもつながり、結果的に子どもたちの未来の可能性を広げることができるのです。

貧困から抜け出すのには、教育と同等か、それ以上に ”周囲の環境” が極めて重要であるというデータもあります。(以下のワーキングペーパー参考)
※ワーキングペーパーであり、米国のデータであることを考慮する必要あり

「min•naka(ミンナカ)x子ども食堂」が実現すれば、子どもたちを取り巻く環境が ”一気に” とはいかなくとも、少しずつ良い方向に変わっていくのではないでしょうか。

また、貧困の連鎖において、治安の悪化も懸念されます。この部分はnomaさんも、ご自身のstand.fmで少し触れていましたね。

家庭環境の影響と犯罪について少し見てみましょう。

以下の本から引用します。

犯罪に関する限り、子供は生まれつき平等ではない。というかまるっきり違う。数十年にわたる研究によると、家庭環境の悪い子供はそうでない子供に比べて罪を犯す可能性がずっと高い。

『ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する』

ある調査によると、中絶が合法化されて間もないころに中絶された子供が生を受けていたら、平均的な子供に比べて貧しい生活を送る可能性は50%も高かった。片親だけで育つことになった可能性も60%高かった。
これら2つの要因──子供時代の貧困と片親の家庭──は、子供が将来犯罪者になるかどうかを予測できる最も強力な要因に数えられる。片親の家庭で育つと子供が将来罪を犯す可能性はだいたい2倍になる。母親がティーンエイジャーの場合もそうだ。また別の調査によると、母親の教育水準が低いことが犯罪者に至るかどうかを予測する一番強力な要因だ。

『ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する』

これは米国のデータなので、どこまで日本に当てはまるかは分かりません。

しかし、ここで述べられている、「貧困が犯罪を招く」ということに関して、皆さんも肌感覚で理解できるはずです。

このことから、貧困の連鎖を断ち切り、治安の悪化を抑止する。という側面においても、「min•naka(ミンナカ)x子ども食堂」が大きな役割を担うと考えられそうです。

というわけで、min•naka(ミンナカ)について考えたことを書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも興味がわいた方は、ぜひチェックしてみてください。


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