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「勝手に企画」の可能性 パート2

音声で聴きたい方はこちら。

前回の続きです!

前回の記事をまだ読まれていない方は、先にそちらをお読みください!

ここまでのざっくりまとめ

「イノベーションを起こすのは一部の天才じゃなくてネットワーク。なので、「勝手に企画」を通じて面白いクリエイティブ生まれそう!」

そこからが今回の
「〇〇がネックだから注意しないとね!」という話になります!

先に結論

「情報は摩擦から生まれるので、ノイズを受け入れていこうね!」


ではいきます!

参考本『多様性の科学』
(本記事の引用は全てこちらの書籍からです)

次に、「イノベーションの阻害要因」です。
なにが邪魔して上手くいかなくなっちゃうの?ってところを見ていきましょう。

本書では、「類は友を呼ぶ」ことを問題点としてあげています。

我々は自分と同じ考え方の人、同じ視点や同じ偏見を持つ人と一緒にいることを無意識に好む。そのほうが気が楽だ。しかもみんなで賛同し合って、自分たちの考えに自信を持てる。頭が良くなった気になる。実際には愚かな集団でしかないのに。

なかなか辛辣な言葉ですが、「たくさんの人が集まっても、みんなで同じ考え方をしていたらイノベーションは起きないよね」ということです。

この「類は友を呼ぶ問題」は、アメリカのエリート集団であるCIAでも起きていて、そのせいで9.11のテロを未然に防げなかった。と本書では指摘していました。

CIAでさえこの問題が起きるのなら、どの組織やコミュニティで起きても不思議ではありません。

一旦まとめると、
「類は友を呼ぶ問題」が、イノベーションの邪魔をする。

だからこそ、いろいろな視点から物事を考えるために「多様性が大事!」ということになるのですが…

多様性を認めるということは、違う考えを持った人たちがいる状態であり、相容れない考え方を受け止め、ときに意見対立をする状況を許容することなんです。

そしてそれは、あまり心地良いものではありません。

ただ一方で、

「心地良くなくても、意見対立しても、そうやって生まれたアイデアはめっちゃいいよ!めっちゃイノベーティブだよ!」

ということが言われています。

なので、耳タコかもですが、「自分とは違う意見を許容する態度」みたいなのが必要になると思っています。(あくまでイノベーションを起こす場合は)

そしてSWCの皆さんの学びに対する姿勢を見ると、それができると確信しています。
だからこそけんすうさんは「勝手に企画」を立ち上げたんだと思いました。

ここまでの話、社会学者の上野千鶴子さんが端的にまとめているので紹介します。

情報はノイズから生まれる。ノイズは摩擦から生まれる。つまり、情報は摩擦から生まれる。異なるもの同士が触れ合うことによって摩擦が生じるので「多様性」が大事。


というわけで、前回のも含めてまとめると、

「イノベーションを起こすのは一部の天才じゃなくてネットワーク。なので、「勝手に企画」を通じて面白いクリエイティブ生まれそう!
ただ、イノベーションには多様性が大事なので、同じ視点に固着せず、意見の対立を許容しながら進めていこう!」

「勝手に企画」から面白いクリエイティブが実現できたら最高!と思っていますし、どんどん積極的に参加していきたいです!

ちなみに、前回少し触れた「ネットワーク」についてもっと知りたいよ!という方は、
けんすうさんと尾原さんがやっている「ハイパー起業ラジオ」をお聴きください!

これが何かのお役に立てれば幸いです!

ではでは!


こちらは、FiNANCiEというサービス内「sloth with creators (SWC)」に投稿した記事を、加筆修正したものです。

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