8月の映画感想【随時追加8/26】

驚いたことにもう8月。暑さに負けるよりはいいだろうと好きなものを食べることを決めて早ひと月。来月の血液検査の結果に怯えるようになったあたり、私も年を取ったなあと実感しております。
「涼しくなったらきちんと運動する」と言い聞かせながら腹を空かせる22時26分。
今月ものんびり映画感想をやっていこうと思います。

【ダンサー・イン・ザ・ダーク】(8/6観賞)
結果から言うとめちゃくちゃよかった。
よかったけど人を選ぶ。ミュージカルといってもラ・ラ・ランド系(未履修)が好きな人はつらいかも。私はめっちゃ好き。
小さな愛がたくさん詰まってて、主演女優さんの眼差しが優しくて強いんだ。
しかしながら、誰にも頼らないことが強いわけじゃないんだなとも思ったし、自分の弱さを認めて人に頼るというのもなかなか大変なんだなと思った。あと、言うまでもなく人間は金が絡むとすぐ他人を裏切る。
話があちこち飛んで申し訳ないけど、ミュージカルパートは衣装やメイクが変わるわけでもないのに一気に華やかになるので、ストーリーとの明暗がくっきりしていてすごくいい。

ところで、言葉が見つからないからといって、明るくない作品を鬱とか胸くそって表現するの好きじゃないんだよね。感じ方って人それぞれだけど雑な表現はしたくないなあって思う。

最初に書いたように人を選ぶ作品だけど、この映画には一人の女性の強さと弱さ、人としての美しさに小さな愛がたくさん詰め込まれている作品だった。

【海にかかる霧】(8/18観賞・26日感想追加)
サスペンスになるのかスリラーになるのかは不明だけど、終わりがよかった韓国映画。
短い映画が好きな私としては前座的な部分が長く感じたが、この映画、引き金が引かれた瞬間とんでもないスピードで展開していく。怒涛の展開ってまさにこういうことだと思う。イカれたパーティーメンバーの中に唯一存在する常識人が聖人に見えた。ちなみにこの映画の鍵となる船だけど、見終わった後に人生を航海と重ねてみても面白いんじゃないかな。
なかなか味わい深い映画だった。

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