そこにいることが仕事「存在給」
今日はここでランチ。セルフ弁当。
と言っても、寮で提供しているおかずの残りものを頂いて詰めただけ。
私の仕事はとある寮の維持管理。
設備と入居者の生活の両面で、
仕事は一つ一つは雑用的な簡単なこと。
掃除や調理は別の担当がいます。
重要なミッションは居住者を見守っていること。
記録したり、伝達したり。
日常的な注意を促すことはありますが、
特別、支援をするということは課せられてません。
ネットなどで話題になった「レンタルなんもしない人」という方がいます。
何もしないけど一緒にいますよというサービスをする方。
その方の著作に「存在給」という言葉が出てきます。
人がそこにいることが重要で価値があるというもの。
こういう仕事は稀にありますね。
お飾りのポジションにいる人や、
大きい施設の警備員とかもそれに近い。
極論すれば「天皇」も非常に重い存在給の任務。
誰かが見ているということ、そこにいること、
そして何かあった時に対処するのが重要。
私の仕事もそれに近いと感じてます。
福祉施設の仕事をしてなかったら、応募してなかったでしょう。
人を見守るという仕事の経験があったので、
その辺が何となくわかるようになりました。
肉体的には楽な仕事ですが、朝5時起き、業務終了が夜10時。就寝は11時ごろ。
仕事は細切れで、間で休憩はたくさんありますが、
拘束時間の長いのがポイント。
全員が不在になる昼間は、自由行動ができますが、
全員が外出というのはまだ1日もありません。
少しづつ睡眠が足りないのと、
住み込みなので、どことなく落ち着かず、
休みの日にはじんわり疲労が残っています。
なのでできるだけ、こういう場所に来て解放するようにしています。
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