フィルムとスマホの画像を比べてみた(訂正)
しばらく間が空いてしまいました。
自分の札幌での個展、それに向けての追い込み、それが終わってからの放心、フィルムの現像とかなんやらでなかなか投稿する気分になりませんでした。
もう一つ、ハーフカメラで撮ったフィルムを現像したCDRを眺めながら、勝手に広げていた妄想とのギャップに少々戸惑いがあって、少し熱が覚めてたのも大きな理由です。
具体的には、後に書くとして、まずは画像を比べてみましょう。
(最初に比較した画像は手違いでフィルムのものではありませんでしたので訂正しました)
第一印象はスマホ画像よりもすごく「萌える」感じではない。
ハーフの方が粒子が粗くざらっとした質感がある。それはハーフ版の特徴とも言えそう。
もっと高解像度にしてプリントすると粒子感は強く出そう
色についてももっと彩度が落ちてレトロ感が出るかと思ったが、フィルムも想像以上に彩度が高い。
そして空は割と飛び気味となっていて、この辺は大きな違いとなった。
ネガからスキャンしてデータ化する際に自動補正がかかっているのかもしれない。
空の陰影を出そうとすると、手前の地面はもう少し暗くなって沈んだ感じになりそう。
ネガから印画紙にプリントして、スマホからインクジェットプリントしたものと比べればもっと差が出てくるかもしれない。
フィルムを使っている他の写真家さんの画像を見ると、もっと懐かしい感じがしているので、自分のこの結果は少々物足りない感じはある。
後々詳しく掘り下げてみたいが、70枚ほどを通しで見ると、フィルム独特の色感や空気感を感じるところはある。
かつては当たり前だったフィルムの色の感触。そうそうこんな感じだよねという。
古い写真のレトロ感はプリントやネガの褪色効果、当時のフィルムの性能などいくつかの要因が重なっている。
それが先入観以上なのかは、今後の検討に譲ろう。
いわゆる萌え感やレトロな感覚はデジタルで調整した方が意図通り出るという皮肉な結果ともいえそう。