何度も挫折したギターを再びやってみる!
運勢的に大きな転換のさなかを迎えているらしく、これまでのことに執着せずに何か新しいことを始めるといいらしい。一方で自分の足元もよく見つめ直すようにとも。
そういう空気は数年前から感じていて色々トライしてるけど、一大決心として何かをと改めて考えると結構難しいもの。前にも書いたけど、荒唐無稽のプランも意外と描けないもので。
これまでの価値観の延長でつい考えてしまったり、損得や成果をつい測ってしまったり。それやってどうするとか、何になるの?とかいう自問。
そんな中、不意にFBに流れてきたMountainという古いロックバンドを聴いて、熱病のように感染しました。このバンドはレコード1枚持ってましたが、忘れてしまっていたバンドです。その荒削りなかっこよさに打たれて、ついにボックスセットまで買って、そのロック黎明期の粗野な音に血が騒いでしまいました。
ここしばらくの私の音楽の趣味はアンビエントやシンガソングライターなどの癒し系ばかりで、限りなく静寂に近づいてました。それこそこのまま天国のような静けさを求めていくのだろうと思っていたので、この感染は自分でも全く予想外でした。
Mountainの音を聴いて無性にエレクトリックギターが弾きたくなってしまいました。ギターはバンドの2ndギターでちょこっとだけ弾くくらいで挫折、その後はアコースティックギター、クラシックギター、ウクレレ、トラベルギター、ミニエレアコなど買っては売りの繰り返しで、まあ結局ギターは向いてないなと諦めてました。
昨今は電子楽器を使って楽器そのものをできるだけ弾かないで音楽を作る方法を探ってますし。
でも黎明期のロックギターって技術よりも何より衝動が先にあったような感覚。
歪んだ音でコードかき鳴らしてとにかく歌いたいという衝動。
怒りのような苛立ちのような悲しみのようなそんな衝動。
確かにかつて自分にもあった...
突然のギター熱。
日々メルカリと睨めっこ。
で当初予算より少々高かったけどお気に入りになりそうなのを見つけて衝動買い!こういう場合私は大穴の安いものを選びがちだけど、
今回はそれも封印して、実用品外としては結構高額の衝動買い。
高い金額の材料や道具類はいつも自分の表現に必要なものと言い聞かせています。
(と言っても世間的には大した額ではないけど)
それが今日届きました。
50年前に近い気分で嬉しい。
そういうことも久しぶりかも。(冒頭の写真も50年前風にしてみた)
これでスーパーギタリストになるとか、ステージに立てるとかそこまでは思ってません。ただギターがなくてできないと思ってた曲を衝動に任せて少し何か形にしてみたいとか電子系と何か組み合わせてとか思いはじめてます。
音楽も美術も、なまじ知識がついてくると重箱の隅を突くような見方、聴き方が増えて来て、もっと衝動で行け!と押されている気分。
こまけーこたーいいんだよ!て。
これは心の筋肉をほぐすリハビリなのかもって感じてます。
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ここからはギターの話で興味ある方だけ。
mountainのギタリストのレスリーウエストに電撃を受けて、ワンピックアップのレスポールジュニアがすごく潔く独特でいいなと惹かれました。
最近はGreendayのBillieが使っていて人気が上がっているとか。
どちらかと言うとパンクやR&B系のストレートな音向きだけど
レスリーはこれで多彩な曲をやってます。
私が最初に買ったギターはgibsonメロディメイカーの1ピックアップダブルカッタウエイのバッタもん。10000円くらいだったような。
メロディメーカーは誰の影響かもはや思い出せない。
それと同じオリジナルはとても手が出ない高額、コピーモデルはあまり見当たらないので、それに近いレスポールジュニアダブルカッタウエイの形のが目に留まりました。色もこのマスタードイエロー(TVモデル)がなんだか良くて。
Coolzという怪しげなメーカーは島村楽器のオリジナルブランドで製造は国産フジゲンだそうで、作りは悪くなさそう。ブリッジなどオリジナルより使いやすそうになっています。
今度は挫折しても売らないで死ぬまで持っていよう。
次は歪み系エフェクターだ!