連闘でも2000でも頑張った!オルノア第14戦を振り返る(9/15 1勝クラス2着中山芝2000)
連闘で挑んだ1勝クラス芝2000牝馬限定戦。JRA公式のレース動画を見ての感想です。
まずは連闘で気になる馬体重ですが-6kgでまったく問題なし。現地組のみなさんから届く動画や画像を見ても先週よりも体が締まって、毛ヅヤも良く見えました。
そしてレースへ。ゲートからタイミングよく一完歩目は出たもののつまづきかけて、頭をグッと下に落とすアクシデント。一瞬ヒヤリとしたもののすぐに立て直し、大きなロスなく前へと出ていくとスムーズに加速し、1コーナーで3番手に収まります。
ハナを奪った藤田菜七子騎手のイリスレーンが軽快に飛ばし前半1000m通過が57.6秒。前走の永島まなみん騎手の大逃げを再現するかのような展開となります。縦長でレースは進み、3コーナーから4コーナーへ。逃げる菜七子騎手を目掛けて2〜5番手の4頭が徐々に進出。直線の攻防へと移ります。
逃げ切りはかる菜七子イリスレーン、最内で脚を溜めてきた吉田豊エバーハンディング、外から逆転を狙う和生オルノアの3頭の争いが残り150まで続きますが、ここで菜七子騎手が脱落。懸命に追うオルノアでしたが、なかなか前との差は詰まらず脚色は同じ。半馬身のリードを許したままゴールとなり、惜しい2着となりました。
ここからは個人的な感想です。まずは「新谷先生、連闘の好判断ありがとう!」です。しっかりと走れる状態を保ち、中山への輸送もクリア。応えたオルノアも偉いですが、新谷厩舎のみなさんの対応の結果とも言えます。ありがとうございました!
続いて「やっぱり中山芝2000は合う!右回りがいい!」です。距離不安もありつつの出走でしたが、最後までしっかりと走り切っての2着。オルノアの辞書にバテるなんて文字はありません。しかも走破時計は1分58秒2と驚くほどの好時計。時計の出やすい馬場に加え、菜七子騎手が引っ張ったことが大きいとはいえこの結果は今後の大きな自信となるはずです。
そして「和生騎手、やはりうまい!」です。スタート直後の躓きからのリカバー、4コーナーで機を逃さずの進出、そして最後までの競り合い。さすがの好騎乗でした。新谷先生からの助言なのか、自身で情報を収集したのかはわかりませんが、しっかりとオルノアの特徴を把握してくれていた印象を受けます。最後は半馬身届かなかったですが、1枠1番だった勝ち馬とは完全に枠の差。現状できるベストの競馬を初騎乗でもやってくれたことに感謝です。
勝てる競馬ができただけに2着で満足、とは言いたくないですが、わずか8日間で5着・2着と結果を残したオルノアは本当に立派な馬、誇らしいです。今度こそ一旦は外厩へ出してしばしの休息。11月の福島を狙うことになるでしょうか。待望の2勝目、その瞬間はもうすぐです!