見出し画像

痛い出遅れ、うまいリカバー、アスコットアイ3着!

1/12中京3Rダ1200戦で第4戦を迎えたアスコットアイ、このレースについて振り返ってまいります。グリーンチャンネルを見ての感想です。

まずはパドック。馬体重マイナス2kgで気配も良好といった感じながら、グリーンチャンネルの映像を見ても、現地組の方からのポストを見ても少しチャカついている様子ではありました。それもあってか、パドック解説さんからは5頭の推奨馬にはあげられず。「ほー、そうですか、そうですか」とフツフツと闘志が湧いてくるのでありました。

続いて返し馬。こちらも現地組の方の映像を見ると、チャカつきながらも瑠星騎手に促され、1番の馬よりも先にキャンターへ。「ギリギリ耐えてくれ!」というのが正直な感想でした。

早々とゲートに収まり、もぞもぞする様子が映像に映る中、スタート。反応が少し遅れ、前ではなく内の馬に寄っていく1完歩目となった結果、1馬身ほどの出遅れ。スタートダッシュも他馬より遅れをとり、中団後方からのレースとなります。

ここから巻き返しを図るアスコットアイ。各馬がラチから離れた中ほどで3コーナーを回るところ、ぽっかりとあいた最内を奪います。そして4コーナー、逃げる2頭、直後に構える2頭が壁となる中、瑠星騎手は4頭の外側を選択。反撃に向けた手応え十分で直線へと向きます。

前をいく4番マソーロがアスコットアイの進路を遮るように外へ張り出して、若干のブレーキを余儀なくされます。そこから再び前を追っていきますが、まだ6番手。勝ち馬となる3番ヴェントインコーダが外へ外へと進路をとるところ、アスコットアイもその外から懸命に脚を伸ばし、残り200で5番手。さらに追い上げは続き、残り50mで4番手へ、そして3番手と並んだところでゴール。「さぁ、どうだ!」と祈る気持ちが通じ、ストップモーションで3着逆転を確認。3戦連続の3着でレースを終えました。

ここからは私しらべるとの感想です。まずは「出遅れ〜!痛い〜!!!」です。パドックでも、返し馬でもチャカつく様子が指摘されていましたが、こういう時はきっちり出遅れるのが競馬の常。五分に出て、一列前にいた3番or4番あたりのポジションを取れていれば、勝利は我らの手中だったことでしょう。

続く感想は「アスコットアイ、やっぱり強いぞ!」です。3コーナーで内、4コーナーで外、さすがは瑠星騎手という素晴らしいリカバーで押し上げてくれました。勝負どころで少し不利はありましたが、長くいい脚を使って3着逆転。今までとは一味違う新しい競馬を見せてくれて、力があるところを再確認できました。今回のレースの勝ち馬ヴェントインコーダは前走同じレースを走っていて、アスコットアイの0.3秒後ろにいた4着馬。という点からも、牝馬限定の短距離ダートなら力上位は明らか。また、差し競馬も可能となれば、距離も1400も大丈夫ではという印象を受けました。

緒方先生のレース後コメントで、

「レースを使うことで余計にピリピリしている様子ですので、この後は一旦短期放牧を挟むことも検討させてください」

とのこと。ここは先生の判断を信じて、次へと向かって欲しいところです。デビューから5着、3着、3着、3着、本当によく頑張っています!