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見つけた物を塗りつぶされる毎日


「あなたは本当に真面目だね。」

今でも嬉しくない言葉だ。
これを褒め言葉として使う人は全他人に興味がないのか、
単純に私に興味がないかのどちらかだと思っている。
真面目で良いことなんて好きでもない人に好かれると事くらいしか浮かばない。

"真面目に"コロナで仕事がないなりにできることを頑張った。
本当は縫いたいけれど困っているという理由でやりたくはなかった販売の仕事の手伝いも
"真面目に"やった。お陰でいろんな尻拭いをした。
他力本願の憎さを痛感した。

"真面目に"やればやるほど、
学生時代に気づいた【好き】は無地に塗りつぶされ、築き上げた【自信】は更地になった。

多様性、個性の尊重、そんな言葉を耳にする度にふざけるな。と毛を逆立てている若さか本心か
そんな物自体にも苦い嫌悪を感じていた。

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つらつらと書いている今この気持ちも
明日になれば、大変なのはみんな一緒。
やりたくない事をやるのが仕事。
頼られるのは信頼されてるからだ。

ポジティブボディーブローをかまして本心なんて気絶させる。気づき、探究してはいけないものにする。
考え方に色んなチャンネルがありすぎて分からないから、
N●K1チャンネルに強制切り替えする感覚だ。

父や母にもやりたい仕事があったのだろうか。

両親のことを考え、途方も無くなる。
何度悔しい思いをし、切り替え辛抱してきたのだろう。
そんなことを考えて感謝をする自分の真面目さに気づき、心底自分を憎まずに今生きている。

私のような社会人が何人いるのだろうか。
新卒、中途、中堅、古株
きっと皆、それぞれがそれぞれに悩み、考えているのだろう。

日本のいや世界の社会人のみなさま毎日お疲れ様です。

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