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改めて好きになる

私の大好きなリトさんがステキな記事をあげてくれた。

こういう話って大好きだ。
大好きでいっしょにいる人を大好きと言うことって、とても素敵だ。
ご自分で「惚気」とおっしゃっているけれど、
リトさんの文章は、湿度がなくて可愛らしい。

なぜ、この話題か。
実は私も似たような話をしたかったから!

現在の私、絶賛、資格試験の勉強中なのだ。
その内容の一部にソフトウェアのプログラムについての問題があって、
解答するどころか、カンニングした解説を読んでも皆目わからない。
そして、わからないまま放置状態だった。
学生の頃、情報系の授業は必須科目だったけれど、
それの専門的な仕事に就くわけでもない私たちの科は
担当の先生も簡単に授業をしただけ、
試験も教科書を持ち込んでもいい、というユルさだったため、
さっぱりわからないまま卒業した。
唯一、役に立ったことと言えば、
単位をとるために必死で覚えたブラインドタッチくらいなものだ。
一部分とはいえ、わからない箇所があるというだけで、
モチベーションが下がり、試験勉強も行き詰まっていた。
そんな時に思い出した。

私の優しい彼はエンジニアであることを。

日々、私から見たら呪文のようなプログラムの文章が連なっているモニター画面を眺めながら仕事をしているのだ。

お茶をするために入った喫茶店で、
向かい合って座り、話がいったん落ち着いたところで
おもむろに参考書を出し、問題を見せてみた。
すると、問題文をしばし眺めると、
「紙と書くもの、ある?」
というので、渡すと、
するすると問題を解いてくれたのだ!
まるで魔法のように。
どうやったの!?と驚く私に、説明をしてくれる。
とても丁寧に教えてくれたと思うのだが、
私にはさっぱりわからない。
ちんぷんかんぷんと言ってもいい。
まるで外国語で話しかけられているかのようだ。
何度も何度も同じ質問を繰り返す私に、
一度目と同じように丁寧に説明を繰り返してくれる。
私のように、イラっとして
「だー!かー!らー!」
などと声を荒らげたりしない。
穏やかに何度も何度も教えてくれる。
そのうち、私の脳で何かがぱっかーんと開き、
ようやく問題の解き方を理解できた時、
良かったね、簡単でしょ、とにっこりしてくれた。
その笑顔はついつられてこっちもにっこりしてしまう。
そのあとに食べたプリンはこの上なく、美味しかった。

むっちりとしたお腹の、決してかっこよくはないけれど、
この穏やかで優しいところに何度救われたことか。
導火線がほとんどない花火のような私のことを
いつも穏やかになだめてくれる。
ああ、この人と一緒に居られてよかったなア、と思った瞬間だった。
時々話が通じないくらいにとんちんかんだし、
慣れない場所に行ったりなんかすると、
処理能力がオーバーフローして、
ちっとも私の話なんか聞いちゃいないけれど、
いざという時に頼りになるところを見ちゃうと、惚れ直しちゃうよなア。




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